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田中のゲッツー崩しはシロ?クロ? MLB新ルールを基準に考える

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走者が、併殺崩しのスライディングを仕掛け、カバーした内野手が負傷。 残念ながらMLBではよく見られる光景ですが、プロ野球でも日本ハムの田中賢介(走者)とソフトバンクの川島慶三二塁手(野手)の間で起こってしまったようだ。

このスライディングは汚いプレーなのか、それともクリーンなプレーなのか。 MLBの新ルールを基準に見ていきます。

まず、念のため、書いておきますが、MLBでは今季から「危険なスライディング」が禁止になりました。 でもます気をつけてほしいのは、禁止になったのは「危険なスライディング」であり、併殺崩しが禁止になったのではないということです。 おそらく、MLBでもこのようなグレーなスライディングが起きると見られますので、検証してみたいと思います。

新ルールによる正当なスライディングの基準は、要約すると以下の通り。

(1). ベース手前からスライディングし、スライディング後ベースに残る(オーバーランしない) (2). スライディングの途中で相手に向かって方向転換をしない (3). 先に地面に付かなければならない。すなわち、空中で相手と接触してはならない

違反した場合は、打者走者もアウトの自動併殺となります。 さて、問題の場面はどうか。

(1) 間違いなくクリア (2) 微妙だが、明らかな方向転換は見られない (3) 微妙だが、クリアしている

結論: 正当なスライディング

というのがMLB新ルールの見解になりそうです。

個人的な直感でも、メジャーではこれの何倍も汚いスライディングがよく見られたので、全然問題は感じません。 MLBのセカンドなら、間違いなく避けてると思います。

選手がケガするのは残念ですが、新ルールでもこれはナイススライディングとしか言いようがないのではないでしょうか。。


PS:熱烈ではないですが、私はどちらかといえばソフトバンクを応援しています。特に贔屓球団がない場合は、純粋な野球ファンとして、いい球団運営をするチームを基本的に応援するスタンスです。



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この記事へのコメントコメント一覧

田中のゲッツー崩しはシロ?クロ? MLB新ルールを基準に考える

的確な検証だと思います。MLBの新ルールの詳細についても勉強になりました。

個人的には今回の衝突はコリジョンルールの弊害だと思っています。
送球を受けた川島は本塁へ送球しようとしますが、私としてはこのプレーに違和感がありました。サード正面の強いゴロ・目で牽制をかけられた三塁ランナーは普通動けませんが、映像を見るに二塁への送球を確認してから本塁へ突入していることになります。このような三塁走者の行動は今まで見たことがありませんでした。

これは憶測になりますが、日本ハム側はキャンプ等で無死一・三塁で内野ゴロの場合、相手内野陣が併殺プレーを選択した(二塁へ送球した)瞬間に三塁走者はゴーという取り決めがあり、たとえ二塁から転送されても本塁はコリジョンルールの影響でセーフになる可能性が高いというデータがあったのかもしれません。
ただ、相手内野陣は1点OKで普通に併殺を選択する場合もあります。その際一塁ランナーの併殺崩しはプロとしてマストなプレーになってきます。

ですがその内野ゴロがサード・ショート方向の場合二塁カバーに入るのはセカンドです。その際正面に見える三塁ランナーが突っ込む動きがあり、かつ1点を争うゲームであれば当然本塁へ転送します。しかし背後からは併殺崩しのスライディングをしてくるランナーが・・・

というのが川島、田中衝突の答えじゃないかなと思います。コリジョンルールが無ければ三塁ランナーは動かず、川島は華麗に田中のスライディングをかわし併殺をとっていたかなと。どちらにせよ両者のプレーはチームの勝利のためにとった最善なもので、川島の負傷は不運であったというのが私の見解です。

長文失礼しました。よろしければ見解をお聞かせください。

「田中のゲッツー崩しはシロ?クロ? MLB新ルールを基準に考える」へのコメント

コメント失礼します。

的確な検証だと思います。
私は動画のみで試合の流れが全くわかりませんがこの場面は1点もやらないという守備だったのかが?
5-4-2ってあまり多くない併殺だと思いますが…。展開次第だと思いますが1点リードの6回だと1点捨ての併殺(動画の守備位置だと)がセオリーかと。ホームに投げようとしたから見えない、正直この併殺崩しの一番の原因はコリジョンルールでギャンブルスタートが増えることではないかという気がします。今シーズンはこういうシーンが増える気がします。

もし検討違いな意見だったらすいません
m(__)m

田中のゲッツー崩しはシロ?クロ? MLB新ルールを基準に考える

コメントありがとうございます。

comment-chanさんの意見は、おそらく多くのプロ野球ファンの感覚に近いんでしょうね。本塁ブロックについてもでしたが、私は特にメジャーに合わせず、NPBは自分たちの感覚でルールを変更していけばいいのにと思っています。みなさんの感覚で「併殺崩し」自体が正々堂々としていないと思うなら、走者には「厳格に塁に向かうこと」を求めてしまえばいいと思います。たとえば、危険球退場の基準は日米でかなり違いますが、NPBがおかしいとは思いません。MLB関係なく、立派に独立している日本のリーグですから、尊重されるべきだと思っています。

ちなみに私は、NPBより先にMLBを見始めたので、完全に見方が違います。
たとえば、監督はおかしくても選手を代弁して信頼を勝ち取るものであって、多少チームびいきになるのが当たり前。ラフプレーの許容範囲は広いし、二塁/遊撃手はかわすこと前提に守るべきで、まさにオジー・スミスのような走者を飛び越えてのジャンプスローを上手いと思う感覚です。
ルール改正についてもファンの意見ではなく、オーナーや選手たちがお金をベースに考えるものと割り切ってもいます。

「ファンも初めて目にしたかの様に過敏に反応している」というのは完全に同意です!
とはいえ自分のひいき選手がケガしたら自分も公平でいられるかと言われたら自信ないので、あまり強く言えませんが。。笑

「田中のゲッツー崩しはシロ?クロ? MLB新ルールを基準に考える」へのコメント

的確な検証だと思います。長いことNPB、MLBを観てきていますが、あのプレーがかつて無いほど悪質なモノとは感じませんでした。
しかしながら、こうして問題になりその声の多くが否定的であるのは、やはりファンの感覚が変化しているということではないでしょうか。

昨今、野球のみならずスポーツにおいて選手の安全を守るための様々なルール改正が行われていますよね。
そこには少なからずファンの要望も影響していると思いますし、運営側も「ファンが観たくないプレイは起こらないようにしよう」という流れなのだと思います。
データがある訳ではありませんが、現代の野球ファンの中には女性も増えてますし、全くプレイ経験のない方も多くなっている気がします。なので、かつては皆が共有していた「許容範囲/やり過ぎ」といった感覚はまかり通らなくなり、「怪我人が出た」といった結果が全てになってきているんでしょう。
とはいえ私だって好きな選手が怪我をして観られなくなるのは嫌ですので、安全のためのルール改正自体は仕方ないと思っています。

ただ、工藤監督が自軍の選手が怪我をしたから危険性を指摘して、ファンも初めて目にしたかの様に過敏に反応しているこの流れは、なんかしっくりきませんね。
個人的には「併殺阻止のためのプレイ」というもの自体の存在意義が???なので、ハナからそんなセコいプレイは無しにして貰いたいとこなんですが、でも、これまでは一塁走者にはチームへの貢献としてああいうプレイは求められていましたし、守備側ではそれを華麗にかわして併殺を完成させるのが上手いとされていたんです!
だから…「なんかなぁ」とモヤモヤしちゃうんですよねぇ

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