2008年05月20日
福岡県飯塚市で行われいていた車いすテニスジャパンオープンは18日、すべての試合を終えて終了しました。
何と言っても、男子シングルスで日本の国枝慎吾選手が優勝、さらに男子ダブルスでも斎田悟司選手と組んで優勝と、素晴らしい結果に会場中が沸き立ちました。選手の魂のこもった一打一打を、満員の観客が固唾をのんで見守る、そんな空気が漂っていました。
国枝選手は、コートの外では笑顔を絶やさない好青年。グランドスラムを達成してからは、とくに同じことを繰り返し聞かれているであろうインタビューにも、いやな顔ひとつせずにとても丁寧に自分の言葉で答えてくれる。テニスにかける情熱、北京への想い。素直な言葉はフィルターを通さずに、すうっとこちらの心に入ってくる。多くのひとが、彼をアスリートとして、また人として、とても魅力的に感じるのは、こうした人間性があるからなのかもしれません。
鍛えられた肉体を持つ国枝選手。でも、手の長さや体格において彼に勝る選手は多数いる。しかし、コートの上に立つとき、その身体が何倍も大きく見えるのには、驚きます。得意の車いすさばきで縦横無尽にコートを駆け回り、きわどいライン際のボールにもあっという間に追いつく。早いタイミングでボールの下に入り、鋭いストロークで形勢逆転。なんどその場面を見たことか。攻めていたはずの相手を、いつの間にか攻めている。ピンチはチャンス、それを実現するスキルと強い精神力には脱帽します。
王者の圧倒的な存在感。
それを目の当たりにした6日間でした。
posted by amiharu |01:24 |
車椅子テニス |
コメント(0) |
2008年05月17日
女子テニス・久留米市国際に、クルム伊達選手が出場し、話題になっている福岡。
しかし、いまテニスで盛り上がっているのは、久留米だけではありません!
いままさに、車いすテニスのスーパーシリーズのひとつである「JAPAN OPEN」が、福岡県飯塚市で行われており、取材にきています。明日18日に最終日を迎え、男女(メイン)シングルス決勝と、男女(メイン)ダブルスの決勝が行われます。
男子シングルス決勝には、日本が誇る世界王者・国枝慎吾選手が出場。国枝選手は2007年に、スーパーシリーズの4大会(全豪オープン、ジャパンオープン、ブリティッシュオープン、USオープン)を制し、車いすテニス界史上初のグランドスラムを達成したことは大きなニュースになりましたね。
現在、世界で140ほどのツアーがあり、国枝選手はそのうち年間13~14大会に出場。約4ヶ月間は海外を転戦していることになり、単身で乗り込む場合は身の回りのことは当然自分でしなければならない。「世界ツアーで大変なことは、うーん、洗濯ですかね」と笑いながら話しますが、その言葉に世界で戦う厳しさが滲んでいます。
10代の選手も着実に力をつけてきており、車いすテニス界はまさに戦国時代ともいえる情勢。今大会も、若手の台頭を感じる場面が多くあります。そんななか、ときに苦しみながらも圧倒的な存在感を放つ国枝選手。惚れ惚れするような華麗な車いすさばきは、もうほんとうに必見です!
さらに、ダブルス決勝にも、斎田悟司選手と組んで出場!国枝・斎田ペアといえば、あのアテネパラリンピックで歴史的優勝を果たした名コンビ。ぜひ会場に足を運んで、世界レベルのテニスを多くのひとに堪能してもらいたいものです。
会場は福岡県飯塚市の筑豊ハイツテニスコート。観戦無料です!
大会ホームページ→http://www.japanopen-tennis.com/
posted by amiharu |22:32 |
車椅子テニス |
コメント(0) |
2008年05月06日
大型連休のまっただなか、5月2日~4日の日程で東京体育館にて
「内閣総理大臣杯争奪 第37回日本車椅子バスケットボール選手権大会」が
開催され、取材してきました。
男子のクラブチームの日本一を決める大会で、
東北ブロック代表の「宮城MAX」が、
4連覇を目指した常勝チーム「千葉ホークス」を破り、見事に初優勝!
両チームとも一歩も譲らない素晴らしい試合は見ごたえがありました。
大会に先立ち、2日には北京パラリンピックの日本代表選手が発表されました。
日本は男女ともすでに出場権を獲得しており、
北京でのメダル獲得が期待されています。
日本車椅子バスケット連盟には
現在、国内の89ものチームが登録しているそうです。
全国の予選を勝ち抜いた20チームだけがこの本戦に進むことができ、
さらに一握りの選手だけが、代表に選ばれる。
日の丸をつける選手は、まさに精鋭なのです。
その影で、当然ながら代表最終選考に残りながら落選した選手が多数います。
彼ら、彼女らの悔しさはとうてい文章で表現できるものではないでしょうが、
私自身、取材する側としてこの事実を目の当たりにして
車椅子バスケが、本当に「競技スポーツ」という厳しい世界であることを
改めて感じました。
posted by amiharu |17:08 |
その他 |
コメント(1) |