2006年10月24日
わたくしごとですが、この1週間体調を崩して寝込んでおりました。
だいぶよくなりましたが、病状回復のためにはもう少し安静が必要とお医者さんに言われているので、回復するまでブログはお休みさせていただきます。来週くらいからは復帰できるかな~。
先に投稿している記事にコメントをいただいていたみなさん、ありがとうございます。お返事が遅くなり、申し訳ありません。復帰したらまたドンドン書いていきますので、また宜しくお願いします。
posted by amiharu |09:58 |
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2006年10月18日
16日付ブログのなかで書いた視覚障害者サッカーの大会取材中に、関係者の方に競技環境などについて少し話を聞く機会があった。そのなかから、印象に残っていることをまとめてみたい。
視覚障害者サッカーは、2004年のアテネパラリンピックから正式種目に採用され、初代チャンピオンにはブラジルが輝いている。アジアからは韓国が出場し出場チーム中最下位の6位に終わっている。
競技としての視覚障害者サッカーの発祥は、スペイン。日本視覚障害者サッカー協会によると、現在は世界49カ国に広がっており、日本の競技人口は約300人と言われている。世界では、ブラジル、アルゼンチン、スペインが強豪とされ、おもしろいことに健常の11人サッカーと同じく、プレーに国民性が出るという。たとえば、ブラジルやアルゼンチンの選手は個人技に長け、攻撃的なサッカーをするという。「そうすると、日本はやはり決定力不足?」と聞くと「そのとおり」と苦笑いされていた。
とはいえ、視覚障害者サッカーの日本上陸は2001年のこと。取り組みが先行していた韓国から情報を集め、各地で講習会や勉強会を開いたのがはじまりだという。同じ視覚障害の競技がある陸上やバイアスロンなどと比べると、まだスタートしたばかりである。だが、B1クラスの日本代表は今年11月にアルゼンチンで行われる世界選手権への出場を決め、準備にかかるなど、早くも世界を相手にした戦いが始まっている。
そのめまぐるしいスピードで発展を遂げる理由には、協会が中心になって全国各地で行っている普及講習会の開催の成果が考えられるが、もうひとつ、Jリーグの存在が挙げられる。たとえば、福岡にある「ラッキーストライカーズ福岡」は、J1のアビスパ福岡との交流があり、監督にアビスパ福岡のコーチングスタッフを起用している。どの競技にしても、現状ではプロの指導を受けられる環境というのは皆無に等しく、チームの関係者の方の「恵まれた環境といえますね」との言葉にも実感がこもる。
現在、国内における視覚障害者サッカーのチームは関東以西に集中しているが、今後は東北エリアなどでも新チーム結成の動きが期待され、今後の競技全体の活性化につながるひとつの流れが生まれている気がする。とはいえ、車椅子バスケなどと比べると知名度はまだまだ低いスポーツだ。これから、どんな道のりを歩むのか。その行方を追ってみたいと思った。
posted by amiharu |11:48 |
観戦記 |
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2006年10月16日
10月15日。快晴の空の下、神戸へ足を運んだ。頬をなでる風は爽やかなのに、日差しがまだまだきつい。Tシャツを着ていたため、恐ろしいことに腕時計の跡がしっかりと残るほどの紫外線を浴びつつ、視覚障害者サッカーの大会を取材してきた。アテネパラリンピックで試合を観戦した経験があるが、今回ほど至近距離で見るのは初めてだ。個人的な感想だが、視覚障害の競技は、他の身体障害の競技とはまたちがう魅力がある。スポーツとしてのおもしろさに加え、ヒトの能力の超越っぷりに心奪われるのだ。
「第5回日本視覚障害者サッカー大会」。今回は、「全国障害者スポーツ大会 のじぎく兵庫大会」のオープン競技も兼ねているが、視覚障害者サッカーの国内最大規模の大会だ。全国から、B1(全盲)クラス7チーム、B2/B3(弱視)クラスの4チームが参加し、頂点を目指した。視覚障害者サッカーは、フットサルと同じコートを使い、1チーム5人で行う。そのうち4人がフィールドプレーヤーで、ゴールキーパーは晴眼者または弱視者が行う。
B1クラスでは公平を期すために、フィールドプレーヤーはピッチ上ではアイパッチとアイマスクをつけてプレーする。そして、ボールの中に埋め込まれた音源と、味方の声、ゴールキーパーの指示、ゴールネットの裏から指示を出すコーラーの掛け声によって、ピッチ内を移動する。当然、選手同士も声を出して存在をアピールするわけだが、タイミングがずれたり曖昧だったりすると、激突してしまう危険性もある(安全のため、ヘッドギアは装着)。一方で、ゴール前で味方のパスを受けて、トラップしてシュート! なんて華麗な技を目の当たりにすることも。
コーラーは、味方選手がゴール前に攻めてきたときに大声で指示を出す。その言葉によーく耳を傾けてみると、「左前あいてるよ! (今、ゴール前の)右45度(にいる)! (ゴールまであと)6メートル! シュート!」と、ごく端的に状況を分かりやすく伝えていた。プレーヤーは、頭の中に自分と味方選手のポジション、そして戦略をしっかりとインプットしたうえで、こういった指示を聞き分けている。大きな大会などでは、試合を重ね後半になってくると頭痛を引き起こすこともあるというほど、すさまじいほどの「音」に対する集中力である。さらに、チームメートとのコミュニケーション、そして優れたイマジネーションに、ただ脱帽である。
たとえばわたしがアイマスクをつけたとしたら、ただ立っているだけでも平衡感覚が失われるだろう。でも、彼らは自由自在にピッチを駆け巡っている。しかもボールを操りながら。試合開始からものの数分でそのパワーに圧倒され、ポカンと口を開けて見ていた私は、興奮してシャッターチャンスを逃しまくり、しかもやっとこさ撮った写真はブレまくり。挙句の果てには、ゴールの場面ではカメラの存在を忘れて両手を挙げて喜んでしまうスゴさ、と表現したらこの感動をわかってもらえるだろうか・・・。
posted by amiharu |19:03 |
ブラインドサッカー |
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2006年10月10日
・・・取材日記ではなくて申し訳ないのですが。わたくしバドミントンファンなもので、大会情報をお知らせしたいと思います。
今日から東京の代々木競技場第一体育館で、「ヨネックスオープンジャパン バドミントン選手権大会2006」が開催されています。日本で開催される唯一の国際オープン大会で、今大会は23の国と地域から294名の選手が参加しています。期間は15日(日)まで。
「バドミントンってあんまりテレビでやらへんから、よぉ知らん」というアナタ! 今大会はきっと盛り上がりますよ~。というのも、今春の国際バドミントン連盟の総会によって決められたルール改正に伴って、21点3ゲームのラリーポイント制で試合が行われるからです。
これだけだと「ふ~ん」で終わってしまうのですが、このラリーポイント制の導入によってバドミントンの試合運びはガラリと変わるのです!
これまでの15点3ゲーム制は、サーブ権を持つ側のみに得点のチャンスがあり、サーブ権の移動ばかりでなかなかゲームが進行しない場合がありました。確かにそのなかに両者、両チームの様々な駆け引きがあり、見ごたえある内容が多かったわけですが。しかし、新ルールでは、決めたほうが勝ち、ミスしたほうが負けという単純明快でスピーディーな展開が期待できるわけです。かつて同じようにルール改正したバレーボールを見てもわかると思いますが、観戦しているほうも臨場感があって、楽しめるんではないでしょうか。
これまで国内でのテレビ中継は本当に少なかったバドミントン。学校の部活動でシャトルを追っていた時代から、大会のたびに「なんでテレビでやらへんね~ん!」とツッこんでいたわたくしですが、これを機に中継が増えることを願っております。
一方、障害者バドミントン界では、来月11月25日からマレーシアで「第9回 フェスピッククアラルンプール大会」が開催されます。バドミントンは、パラリンピックの開催競技に含まれていないため、選手にとって4年に一度のこのフェスピックが世界選手権に並ぶ最高峰の大会となります。車椅子と立位のクラスがあり、日本からは12名の選手と5名のスタッフが参加する予定。
posted by amiharu |21:17 |
その他 |
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2006年10月03日
たとえば野球のピッチャーが三振を取った時、サッカー選手がゴールを決めた時、テニスの選手がサービスエースを決めた時、彼らが見せる喜びのパフォーマンスはさまざまだ。控えめに小さく拳を握る者、両手で顔を覆う者。いずれにしても、自信と喜びに満ちたその瞬間を見るのが、私は好きだ。
先週末、岡山で開かれた「2006ジャパンパラリンピック陸上競技大会」を取材した。そこでも、私はある選手のガッツポーズに魅せられてしまった。走高跳で義足のハイジャンパー・鈴木徹選手が、自らが持つ日本記録を2cm上回る2m00をクリアし、記録を塗り替えた。その時の、緩やかな弧を描きながらバーを越える姿のなんと美しいこと! そして、どんよりした雨雲を切り裂くように天高く突き上げられた両拳。固唾を飲んで見守っていた観客席からの大きな感嘆のため息と歓声に包まれて、そのガッツポーズが2倍にも3倍にも大きく見えた。
立位の日本人選手の2m超えは初の快挙である。鈴木選手本人も「ずっと目標にしていた高さ。今日、飛べて嬉しい」と目を輝かせた。普段から健常者と一緒に練習する機会を持ち、一般の大会にも出場している彼のゴールはまだまだ先にあるわけだけれども、近いうちにまたあのガッツポーズを見てみたいなあ。
posted by amiharu |11:48 |
観戦記 |
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2006年10月01日
はじめまして。ライターの荒木と申します。
このたび、ブログを開設させていただくことになりました。
かなりマイペースではありますが、主に障害者スポーツを追いかけておりまして、このブログでも国内外の取材こぼれ話をご紹介できればと思っております。これから、ヨロシクお願いします。
さて私の住む関西はいま、プロ野球・阪神タイガースの首位攻防戦の行方と、のじぎく兵庫国体の高校野球・ハンカチ王子こと早稲田実業高校の斎藤クンの登板で盛り上がっています。国体の会場では、斎藤クンブームにちゃっかり乗っかって、ハンカチならぬ「青い(ラインの入った)おしぼり付き弁当」を普段の100円増しで販売している模様。他の競技の影がすっかり薄くなっているのは残念ですが、ここまで国体が注目されるのはココ数年では珍しい現象ですね。
オリンピックが終わったら、同じ都市、会場でパラリンピックが開かれるように、この国体が終わった後は、兵庫県で「第6回全国障害者スポーツ大会 のじぎく兵庫大会」が開催されます。日程は10月14日~16日までの3日間。「車椅子のレースやバスケットボールは何となく知ってるけど、ほかにどんな競技があんの?」と思う方も多いでしょう。今大会の正式競技は13競技、オープン競技は5競技で、視覚障害の人の「グラウンドソフトボール」や「視覚障害者サッカー」なども行われます。
最近の私の関心は、この視覚障害の競技に向いています。たとえばサッカーでは、公平を期すためにフィールドプレーヤーはアイマスクを着用します。ひろーいグラウンドに、目隠しをして立つ選手。そんな彼らが、小さなボールの所在を確認するものはただひとつ、自分の聴覚です。ボールの転がる音だけを頼りに、右に左にグラウンドを駆け、ディフェンスを抜き、ゴールを狙うのです。近くで見ている記者ですら、「実は、後ろに目がついてたりして……」と思ってしまうほど、自分の周りのすべてが見えているような華麗な動きをするわけです。プレーヤーの研ぎ澄まされた感覚に、感動すら覚えます。さて、今回はどんなプレーが見られるのでしょうか。他の競技も含めて、大会の模様は後日レポートしたいと思います。
障害者スポーツを取材していると、競技としての魅力はもちろんのこと、「人間の底知れぬすごさ」を感じることが、たびたびあります。その一端を自分なりにブログに綴っていくことで、それを読んだ方々が障害者スポーツに興味を持ち、会場に足を運んでいただくきっかけになれば嬉しいです。
posted by amiharu |21:01 |
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