2008年05月20日

コートで放つ、圧倒的な存在感

福岡県飯塚市で行われいていた車いすテニスジャパンオープンは18日、すべての試合を終えて終了しました。

何と言っても、男子シングルスで日本の国枝慎吾選手が優勝、さらに男子ダブルスでも斎田悟司選手と組んで優勝と、素晴らしい結果に会場中が沸き立ちました。選手の魂のこもった一打一打を、満員の観客が固唾をのんで見守る、そんな空気が漂っていました。

国枝選手は、コートの外では笑顔を絶やさない好青年。グランドスラムを達成してからは、とくに同じことを繰り返し聞かれているであろうインタビューにも、いやな顔ひとつせずにとても丁寧に自分の言葉で答えてくれる。テニスにかける情熱、北京への想い。素直な言葉はフィルターを通さずに、すうっとこちらの心に入ってくる。多くのひとが、彼をアスリートとして、また人として、とても魅力的に感じるのは、こうした人間性があるからなのかもしれません。

鍛えられた肉体を持つ国枝選手。でも、手の長さや体格において彼に勝る選手は多数いる。しかし、コートの上に立つとき、その身体が何倍も大きく見えるのには、驚きます。得意の車いすさばきで縦横無尽にコートを駆け回り、きわどいライン際のボールにもあっという間に追いつく。早いタイミングでボールの下に入り、鋭いストロークで形勢逆転。なんどその場面を見たことか。攻めていたはずの相手を、いつの間にか攻めている。ピンチはチャンス、それを実現するスキルと強い精神力には脱帽します。

王者の圧倒的な存在感。
それを目の当たりにした6日間でした。

posted by amiharu |01:24 | 車椅子テニス | コメント(0) |
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