2008年02月03日
こんにちは!
これまで、更新をお休みしてしまいごめんなさい!
なかなか、更新する事ができずに反省しています。
現在の状況では、2009年のバレンシアでのアメリカズカップ開催はほぼ延期です。
まずは、昨年11月からこれまでの動きを追ってみましょう。
そうすると、今回の開催予定がなぜ延期されているのかを理解する事が出来ます。
● 2007年11月8日
アリンギが中心となって企画した第33回アメリカズカップの一連のルールがACM(アメリカズカップの開催委員会)によって承認される。
● 2007年11月8日
第33回アメリカズカップは2009年7月18日からレース開始。
ラウンドロビンは2009年5月2日から。
●2007年11月13日
アメリカズカップの正式ルールを公開。
2009年にスペインのバレンシアでの開催を正式発表。
●2007年11月20日
ACM(アメリカズカップの開催委員会)は、新規チャレンジャーチームを発表。
AYRE/スペインの新チームが11月19日付けで公式エントリー。
●2007年11月22日
2009年アメリカズカップ開催予定の延期の危機。
--BMWオラクルレーシングチームから、2009年の開催が無理であるという提訴をニューヨーク地裁に行った事が原因。
●2007年11月27日
スペインヨットクラブ(CNEU)の、チャレンジャーオブレコード(一番最初にチャレンジャーとしてアメリカズカップに名乗りを上げたという記録)が、有効ではない事が裁定される。
●2007年12月7日
Ernest Bertarelliが、アメリカズカップ開催に対する個人の見解を公表。
-- 以下 公表の内容--
2003年のオークランドでの成功をはじめとして、アリンギを創設した時からこれまで数々の新しい実績を生み出す事が出来た。
批判を受けている大会開催地の選択や、テレビ放映権などについて、これまでのアメリカズカップの歴史上、アリンギとして残した実績は非常にポジティブな結果を残す事が出来たと実証されたものと考える。
第33回の開催を2年後の2009年に焦点を合わせた事は、既に2007年大会でテストされ実証されたバレンシアの地で、大会参加に向けた資金集めなどにチームや開催者が翻弄される事なく、現在あるものの中でどれだけ新クラスのヨットを使って新しいレースの展開に発展させる事ができるかというのが狙いであった。
なぜなら、アメリカズカップは長い歴史があるにもかかわらず、近年のスポンサービジネスを背景に、3年から5年のブランクを置いて開催されていたが、それではイベントとして時代の流れに対して、不安定な印象を払拭できないという欠点がある。
2003年の新大会を決定する際にも同じ事が(同じような批判を受けた事)時代の流れに対して物事の変更や再生に対してネガティブな集団から、批判を受ける事になったが、だからこそ私は時代の流れにあわせた変革は時には必要であると考える。
33回大会が悪いスタートを切る事を望んではいない。
この問題の解決には、Golden Gate Yacht Club(GGYC) と Socie'te Nautique de Gene've (アリンギの所属するスイスのヨット代表団体)、New York Yacht Clubが一体となり協力関係のもと、Deed of Gift (1887年に作成されたアメリカズカップの証書)の内容を検証して、現代のレースのやり方に適したイベントを開催できるようにつとめるべきだと考える。
<Ernest Bertarelliが提案するレース開催に対する変更内容>
1. ディフェンダーは自動的にアメリカズカップに於けるシード権を獲得して良いのか?
また、チャレンジャーチームは、同様の権利を得るべきではないか?
2. 開催地の選択は、スポンサーなどが前もって動き出せるように、(オリンピック開催のように)大会の開催の何回か前に決定する事はできないか?
3. 優勝杯の管理は永久になるものとして、過去と現在の優勝チームがそれぞれ管理するべきではないか?
以上が、2009年の開催延期までに至った経過です。
次回は、今年に入ってからの動きをお知らせします。
応援よろしくお願い致します!
コメントも励みになりますので、どうぞよろしく!!!
posted by americascupmore |10:52 |
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2007年11月03日
こんにちは!
更新がんばっています。
さて、10月31日に予告通り、33回アメリカズカップの新クラスヨットに関する発表がありました。
責任者Tom Schnackenbergを囲んで、登録済みのチャレンジャーチームと、ディフェンダーチームであるアリンギの代表者が参加して何度も協議を重ねた結果、この新しいヨットに関するルールが決定されたという事です。
概要は以下の通り。
● 全長:最高90フィート
● 排水量:23トン
● 喫水(ドラフト):6.5メートル
何だか、クジラのようなヨットになりそうです。
よりスピード感を加えて、大きさがあるだけに操縦も難しくなる分、レースはエキサイトするものになるという関係者のコメントでした。
詳しくはアメリカズカップのホームページwww.americascup.comを見ると、新クラスのヨットのイメージ図も見る事が出来ます。(ここでは、イラストなど引用できませんので、HPをご覧頂く事もお勧めします。)
これで、残る未解決事項は、ニューヨーク裁判所で協議中のBMWオラクルの訴訟問題の解決を待ち、年末までにどれだけチャレンジャーチームが参加登録を行うかを待つ事になります。
今日の時点で、新たなニューエントリーはありません。
このまま5チームのチャレンジャーだけのレースでは寂しいですよね。
それではまた!
posted by americascupmore |22:55 |
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2007年10月19日
これは、10月3日付けの情報です。
やはり、2年後の2009年の開催には、いろいろと無理があるような印象が残ります。
スポンサー面、新クラスのヨットと新しいルール、新しいヨットの設計、新チームの構成、トレーニングいろいろ2年間ではまとめられない課題がいっぱいありすぎるような気がします。
だから、イタリアチームはまだどこのチームもエントリーを決定していないんだと思います。
BMWオラクルからの新ルールに対する抗議に関して決着がつかない限り、2009年への開催の話は前に進みそうにありません。
これは、アリンギが強すぎる今の状況でアリンギが状況を優位に持っていこうという動きに対するBMWオラクルからは納得できないという意思表示だと思います。
とりあえず、10月末にどのような発表が行われるか待つ事にします。
せっかくのレースなのですから、ある意味チャレンジャーチームにも可能性があるようなルールのもと公平にイベントを執り行ってもらいたいものです。
posted by americascupmore |08:26 |
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2007年10月13日
明日14日まで、マリンスポーツファンが集まる有名な展示会がイタリアのジェノバで開催中です。
http://www.salonenautico-online.it/
salone nautico Internazionale di Genova
今回で、47回目の開催になるこの展示会は1年に1度の大きな展示会で、ヨットのメーカーからマリンスポーツの業界関係者が集まるイタリアでもとても有名な展示会です。
私も今まで行った事がなく(ミラノにいるのに。。。)今回こそは!と思い7月からこの展示会に行く予定を立てていました。
ジェノバの港に併設された展示会会場は、ヨット、ヨット、ヨットの世界です。
昨年の開催では、今年のアメリカズカップを前に、オラクルのヨットなどが展示されたそうです。
すごく楽しみにしていたこのジェノバ行き。。。
残念でしたが、今回は行けません。 1週間後に、本業の関係で日本に出張する予定が入ったのでジェノバ行きをあきらめました。
ジェノバと言えば、古くから港町として有名で、コロンブスの生家も観光スポットの一つです。
それから、有名なのはジェノバの水族館。
規模が大きくて家族でも楽しむ事ができる場所です。
でも、やっぱり繁華街は治安が良くないのも事実です。
また、ジェノバからそう離れていない街で、有名な海岸、Cincue Terre, Portofinoなどもあります。とくにPortofinoは、有名な避暑地で有名人が別荘を持っていたりするエレガントな場所です。
7月に思い立った時点で、ジェノバのホテルは既にほとんどが満室状態!
入場料は、当日が13ユーロ。事前のインターネットでの購入だと10ユーロ。
安くはありませんが、高すぎない入場料です。
この展示会を見て、このブログで皆さんにジェノバの様子、イタリアのヨットファン、業界の様子をお伝えしたかったのです。
次回は、忘れずに必ず行こうと決心してます。
posted by americascupmore |23:24 |
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2007年10月13日
こんにちは!
久しぶりの更新になってしまいました。
本業の忙しさになかなか更新する事ができずに反省しています。
アクセス数は既に11000を突破しました!!!
このブログにアクセスして頂く方に感謝致します。
さて、久しぶりの更新で最新情報からお知らせします。
*Paul Cayard スペインチーム「デザフィーヨ」と契約!
今年の大会で既にデザフィーヨとは技術面のアドバイザーとして、大会前までスペインチームに貢献してきたPaul Cayard。
でも、チームとの契約内容は大会前のチーム準備に携わるまでだったので、32回大会期間中はイタリア番組のコメンテーターを務めていました。
24年間のアメリカズカップにおけるキャリアを持つPaul Cayard。
今回は、スポーツディレクターとしてのポジションでチームとの仕事がスタートします。
Paul Cayardのコメントは、「今までのキャリアを生かす事のできるチャンスであり、2003年、2007年とレースを見守る形となったことから、2009年に向けてレースに戻る事も意味する」
「スペインチームにとっては、今年の大会での結果を育てる上で、とてもやりがいのある楽しい挑戦になる事だと思う」
「自分の持つ経験は、まずチームの戦略に役立つ事になるだろう。新しくできるレースのルールと新クラスのヨットを運営するにはとても価値のある事。」
「スペインチームはとてもいいチームなので、チームの力になれる事を確信している」
Paul Cayardがスペインチームと仕事をスタートさせるのは、10月半ばから。
これまで、1983年のUS-33、1992年にはイタリアチームIl Moro di Veneziaのスキッパーとしてルイヴィトンカップでアメリカチームamerica oneに劇的な勝利を収めたという輝かしいキャリアの持ち主。
スペインチームが大変意欲的である事、また素晴しいレース展開を行ってくれる事が期待できそうです。
* ラウンドロビンのスポンサーからルイヴィトンが辞退?
イタリアでの情報ですが、これまでラウンドロビンのメインスポンサーとして当たり前のようになっていたルイヴィトン。
どうやら、33回大会ではスポンサーから降りるようです。
そして、スポンサーの有力候補として名前が挙がっているのが「ロレックス」。
まだ、決定のようではありませんが、2009年大会には、レースのルール、ヨットのクラスに加えてスポンサー問題も整理される必要があるようです。
*10月12日現在のエントリーチームは以下の通り。
SUI Alinghi Defender
ESP Desafio Espanol Challenger of Record 03.07.2007(エントリー日)
RSA Team Shosholoza Royal Cape Yacht Club 18.07.2007
GBR TEAMORIGIN Royal Thames Yacht Club 20.07.2007
NZL Team New Zealand Royal New Zealand Yacht Squadron 25.07.2007
GER United Internet Team Germany Deutscher Challenger Yacht Club 10.08.2007
イタリアチームのエントリーはまだありません。。。
いったいどうなってしまったのでしょう???
正直言って、失礼かもしれませんが、ドイツのUnited Internet がエントリーしたのには少し驚きました。
なぜなら、今回の大会でチームショップで一番人気がなかったチームでした。
そしてレース期間中もほとんど活躍した場面を見る事のないチームでした。
サポーターもバレンシアでは見かけませんでした。
アメリカズカップ参戦には多額の投資が必要とされるビジネス。
いったい誰が。。とは言いませんが、あまりにも大きすぎる賭けだと私は思います。
そして、ニッポンチャレンジ。。。やっぱり復活はないのでしょうか?
いつかきっと復活してほしいです。
ニッポンチャレンジの復活が難しくても、今大会のように早福さんなどの日本人クルーの活躍が見れる事も期待しています。
これからも、更新がんばりますので、皆様よろしくお願い致します。
posted by americascupmore |09:01 |
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2007年08月05日
昨日のチームプラダの解散宣言後、気になったのでミラノのプラダ本店にあるショーウィンドーを見に行ってきました。
ルナロッサをアピールするショーウィンドーはまだ残っていましたが、場所的にはプラダのお店の一番はじの位置で、となりに同じルナロッサのスポンサーであるイタリアの電信電話会社Telecom Italiaのミラノのショップが隣り合わせになっているところで、ルナロッサの広告は残っていました。
これも、ルナロッサの最後だろうと思い、思わず写真を撮ってしまいましたのでご覧下さい。
さて、イタリアのメディアでは今日もヨット界に関しては、プラダチームのアメリカズカップからの退陣決定に関する話題が大きく取り上げられました。
そして、今日のニュースでは、今年アメリカズカップに参戦した、ルナロッサ以外のチーム「マスカルツォーネ ラティーノ」「+39」(イタリア語読みではピュ トレンタ ノーヴェ)の2チームとも次回の参戦に向けて苦悩しているという情報が入りましたのでご紹介します。
そういう訳で、今日のタイトルは「みなしごになったイタリアチーム」ということです。
ここからは、イタリアでの情報をそのまま載せます。
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チームプラダの別れからマスカルツォーネの攻撃まで
2009年のバレンシアの海にイタリアからの進出艇がなくなるリスクがありそうだ。
プラダのオーナーBertelliの辞退を受けて、Telecom Italiaがルナロッサの運命を決める義務がある。一方マスカルツォーネのオーナーOnoratoも「スポンサーを見つけるのは難しい」と攻撃する。
2009年アメリカズカップは、イタリア人無し?
優柔不断なTelecom Italia、マスカルツォーネは嘆く。
チームプラダの決別の後、2009年のバレンシアの水面にはレースに参加するイタリアのチャレンジャーヨットが進水しないリスクが見えてきた。
プラダチームのオーナーBertelliのアメリカズカップ辞退で、ルナロッサの51%の資本をに所有していたプラダだったが、ルナロッサの最終的な運命は、もう一つのメインスポンサーであるTelecom Italiaに委ねられることになった。
一方マスカルツォーネの本部でも水面は荒れ模様。
「スポンサーを見つけるのは難しい」とオーナーのOnoratoは言う。
また、もう1つのイタリアチーム「+39」も不安の中にある。
2007年アメリカズカップでの3艇参加したイタリアチームが、2009年には1艇も姿を見せない可能性もある。
これは、単なる仮説と言えば仮説だが、時間はまだある。しかし、状況からはイタリアチームが不参加となる予測をさせる要素もある。
10年間に渡って、夜中のオークランド、午後のバレンシアとイタリア人ファンをレース中継に釘付けにさせた興奮を残したルナロッサだが、チームプラダが事態を決めた以上、2009年にルナロッサの姿を見る可能性は少ない。最終的なルナロッサの運命は、資本の49%を握るTelecom Italia次第となった訳だが、現在は決定を保留して、どこか他の企業がルナロッサの為にスポンサーとして名乗りを上げることを待っているようだ。
マスカルツォーネは、辞退こそは発表していないがアメリカズカップへの挑戦に対する石はあるものの、参加表明を出すまでにはまだ難問を抱えている。
オーナーのOnoratoは、「まず最初にスポンサーを見つけることが大変。それに新しいモデルのヨットを設計する為の詳細が発表されていないんだから。それから、時間が短すぎる。18ヶ月では新しいルールの研究や、新モデルの設計をするにも十分な時間ではないし、新しい船を造ったらレースで試行する必要もある。」
+39の実情は霧がかかっているようだ。
ただし、解決策があるはずだ。
「新しいイタリアの唯一のチームを結成するのに力をもっと集結させる」とイタリア自動車メーカーFIATの経営者Agnelli一族で、FIATのマーケティングを担当するLapo Elkannが示唆している。
いずれにせよ。。これも単なる仮説であって、実現することはそれほど簡単なことではない。
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最後に、スキャンダルが多くて、お騒がせで有名なFIATの御曹司Lapo Elkannの話が出てきたことは面白いところです。
彼の実家Agnelli一族は地元のトリノ市のサッカーチーム「ユベントス」のスポンサーとしても有名で、他にも色々なスポーツにスポンサーとして進出しています。
Lapo Elkannが、今回のアメリカズカップでバレンシアを訪れ、ヨットに試乗したことも事実です。しかも、彼はイタリアでは何かとお騒がせでスキャンダルの多い人として注目を集めるキャラクター。
そういうことを考えると、イタリアメディアがそろそろ、ヨットにもLapo Elkannの出番か?と憶測することも納得できます。
やっぱり、2年というのは時間的に難しい部分が色々とあるようです。
posted by americascupmore |09:46 |
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2007年08月04日
2009年のアメリカズカップ、バレンシア大会でルナロッサは参加の辞退を決定!!
信じられないようなニュースが入りました!
8月3日にイタリアのメディアで公式発表された内容をそのままお伝えします。
「ルナロッサが10年の歳月を経て月食」
(イタリア語で、LUNAは「月」を意味することからこのような表現が使われています。)
「チームプラダがアメリカズカップに別れを告げる」
ルナロッサ、チームプラダのオーナーであるPatrizio Bertelli自身が、2009年のバレンシアには彼のヨットは姿を見せないことを発表。
(Patrizio Bertelliは、プラダのデザイナー「ミウッチャ プラダ」の夫)
「一つのサイクルが完結した。」
「他のイタリアチームがアメリカズカップの参戦にふさわしく、イタリアとしての名前を高く掲げることを期待するだけだ。」
「ルナロッサ、アメリカズカップは無し」
10年間に及ぶ3回連続でのアメリカズカップへの参戦で、1回のアメリカズカップファイナルレース進出、1回のルイヴィトンカップの獲得の記録を持ちながら、Patrizio Bertelliのルナロッサは、次回のヨット界において世界で最も重要なレースで参加者の1チームにならないことになった。
理由は、「一つの周期(サイクル)が完結した。」とチームプラダのパトロンは言う。
「他のイタリアチームがイタリアの名前を高く掲げることを期待するだけだ。」
別れは空気からして読めるものがあったが、誰が信じることが出来ただろうか?
10年間にわたるレースへの挑戦と参加も重要で、アメリカズカップへのもう1度のチャレンジが加わるだけなのに、どうしてレース詳細発表の数ヶ月前に「控えの間」で立ち止まってしまうのか、ルナロッサが「帆を下ろして」ルナロッサの夢を断念することを想像できたのは、ごくわずかな人だろう。
しかし、Patrizio Bertelli様々な局面からの思慮で、冒険がこうして終わりを迎えることが妥当であると納得した。
次回のアメリカズカップのバレンシアの海でPatrizio Bertelliのルナの姿を見ることはないだろう。
イタリアチームは、ダイアモンドの先端無しで、首を切り落とされたイタリア集団となって、わずかに、「アズーロ」(青=イタリアのスポーツチームを象徴する色)を不足することになるだろう。
具体的な動機は未だ明らかになっていないが、チームプラダのパトロンの決定は不動のもので、これ以上ドラマが起こる可能性は残さない。
「3回に渡るチャレンジャーとしての挑戦は、過酷な10年間でもあった。頻繁に称賛もされた。」(Patrizio Bertelli)
「人生で忘れることの出来ない経験の1つで、スポーツ面にせよ、人間的な部分にせよとても前向きであった。」
「改めて、チームとスポンサー、イタリアヨットクラブに感謝したい。彼らは我々を多大な堅実性と情熱でサポートしてくれた。」
「企業の立場としても、この3回の挑戦は1つの文化、経験、視野を獲得させるものとし、円熟させるものとなった」
Patrizio Bertelliが強調した「1つの周期の完結」という言葉。
これは2009年にバレンシアでもう一度ルナロッサを応援する準備をしていた多くのファンとイタリアにとって、苦味のある言葉となった。
しかし、この「遺産」を受け継ぐ人は誰かしらいるはずで、仮にイタリアヨット界の空に最も輝いていた「スター」を失うことになっても、他のヨットが遠回りをしないで新しい光を灯す日まで、闇の中でも航海することに慣れ始めるだろう。
以上が、本日公表されたイタリアメディアでのルナロッサ解散に関する内容です。
今考えると、ルイヴィトンカップでニュージーランドに惨敗した後の、Patrizio Bertelliの「まだ分からない、いろいろ考えなきゃいけない」といったコメントや、スキッパーのFrancesco De Angelisが今後の方向性について「決断は2-3人の権力を握っている人たちが行うもの。それから自分の方向性も決める」というコメントをしていたことが納得できます。
まさかの決定でしたが、こうなるとイタリアチームの今後も見逃せません。
個人的な見解では、ルナロッサがこれまで貢献してきたプラダとしてのビジネスが、アメリカズカップからなくなることは、この大会において大きな打撃の一つになることは間違いないと思います。
このニュースを読んで、もしかして2009年のレース中継ではPatrizio Bertelliが解説することもあるかもしれないのかなぁ~なんて思ったりもしました。
バレンシアでルナロッサのグッズを買ったことや、写真を撮ったことも記念になってしまいました。大事に保存しようと思います。
やっぱり、2年後の開催というのがビジネス的に難しかったんでしょうか。。。
でも残念。ルナロッサ。。。本当にかっこよかったのに。。
今後もイタリアメディアでの話題を中心にお伝えします。
posted by americascupmore |09:19 |
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2007年07月27日
これまで、動きが注目されていた人物の一人、Russell CouttsがLarry Ellison率いるアメリカチームBMWオラクルのスキッパーとして第33回アメリカズカップに参戦することが公式発表されました。
Russell Couttsとは、ヨットレースに詳しい皆さんは既にご存知のように、過去のアメリカズカップで歴史的な活躍をしたヨットマンの一人です。
そうすると、Larry Ellisonも近いうちにチャレンジャー艇としてBMWオラクルをエントリーさせること間違い無しです。
アメリカにもう一度カップを引き戻すことが出来るのか、Russell Couttsが重要人物になることも間違い無しです。
このブログもお陰さまで、8800のアクセスを突破しました!
10000アクセス目指してがんばります!
これからも応援よろしくお願い致します!!!
posted by americascupmore |09:34 |
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2007年07月27日
こんにちは!
久しぶりの更新ですけど新しいニュースがいっぱいです!
<バレンシア:7月25日 公式発表>
次回大会になる第33回アメリカズカップの開催地および開催時期が決定しました!
思ったよりも早い発表となりました。
実は、イタリアでのあるメディアからは7月12日頃の情報で、アリンギの代表Bertarelliとイタリアの首相Prodiが会談したということから第33回の開催地はイタリアのサルデニア島も候補!?なんてうわさもあったので、正式決定にはまだ時間がかかるのかと思っていたところでした。
開催地はバレンシア。
開催時期は2009年5月~7月。
アメリカズカップの前哨戦として、来年2008年には2回のレースが予定。
そのうち1回は7月にバレンシアで。
もう1回は秋にヨーロッパのスペイン以外の国で行われる予定です。
この前哨戦レースでは、ヨットは32回大会で使用されたモデルのヨットで行われます。
7月25日の時点で挑戦を受理されたチームは4つのヨットクラブ。
(受理された順番に)
1 デザフィーヨ エスパニョール Desafi´o Espanol (スペイン)
Club Na´utico Espanol de Vela デザフィーヨのHP
2 ショショローザ Shosholoza (南アフリカ共和国)
Royal Cape Yacht Club ショショローザのHP
3 チームオリジン TEAMORIGIN (イギリス) !ニューエントリー!
Royal Thames Yacht Club チームオリジンのHP
4 チーム ニュージーランド Team New Zealand (ニュージーランド)
Royal New Zealand Yacht Squadron ニュージーランドのHP
なんと、イギリスのチームが参戦することになり私もワクワクしてきました。
本当に、32回大会を見ていて、ニッポンやイギリスが参加してきたらまた面白くなるだろうなーと思っていたので、このイギリスの参戦は注目だと思います。
それに、イギリスはアメリカズカップが誕生した土地。
生まれ故郷に帰ることにもなるんでしょうか?
それは、2009年までのお楽しみですね!
その他にも今年の10月31日には新しい発表があるということです。
<2007年10月31日>
- レースヨットの新型ヨットに関する技術面、規定の公式発表の予定。
- 第33回大会の公式ルールの発表の予定。
地元のバレンシアとスペインの官僚は、この決定に非常に喜んでいるようです。
地元チームデザフィーヨが、今年の大会でスペイン国内のヨットファンを増やすことに貢献したこととバレンシアがアメリカズカップの開催都市として世界からの注目を集めたことに非常に満足し、次大会では必ず今回よりも素晴しい大会にするということです。
個人的には、南アフリカ共和国のショショローザが参戦をすぐに決定したこともうれしく思っています。また、ショショローザを見れるということがうれしいです。
そして、もう一つの個人的な興味としては、各チームのファッション、チームの構成、スポンサーの動きなどどうなるのか、非常に興味がある部分です。
2009年に向けてバレンシアは動き出しましたね!
ニッポンチャレンジの復活はあるのでしょうか?
復活してほしいですっ!
posted by americascupmore |07:01 |
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2007年07月06日
注目の次回アメリカズカップ開催地に関する公式発表。
本日バレンシアで行われたプレスカンファレンスで次回の開催地に関する発表ともう一つ大きな発表がありました。
<次回の開催地について>
本日は公式の開催地決定の発表はありませんでした。
開催時期は、2009年か遅くとも2011年になります。
仮に開催が2009年になる場合には、バレンシア市が有力候補。
既に今回の開催経験があり会場準備ができている理由から。
ヨーロッパの他の候補都市は2011年に基準をあわせた立候補をしています。
バレンシア市以外の候補都市は、マルセイユ(フランス)、アテネ(ギリシア)、トラパニ(シチリア島/イタリア)、ドバイです。
トラパニという都市は、イタリアのシチリア島にある最西端の都市で、2005年にACT8, ACT9レースを開催した経験があるので、アメリカズカップを迎える上でも自信を持っているとか。
具体的な開催地の決定に関しては、アリンギのオーナーErnesto Bertarelliが、公式に競売を行いそこから最も良いオファーを出した都市を選択するのではという話もあります。
重要なのは、アリンギの出身国スイスに近く、友好関係があり、ヨットレースに適した土地であることです。
基本的には、アリンギ、開催実行委員、バレンシア市は今回のアメリカズカップ開催で非常に良い関係を持ち、結果にも満足しているということです。(例えばレースに待ち時間が少なかったこととか。天候が比較的安定していたとか。)
開催地に関する最終決定は早ければ、2-3ヶ月以内。遅くとも2007年12月31日までには行われる予定です。
<ビッグニュースその2>
次回アメリカズカップは、新クラスでのヨットモデルで。
なんと、次回のアメリカズカップでは、今回よりもさらに大きいヨットでレースが行われることになります。
今回は全長24mのヨットでのレースでしたが、次回の新クラスヨットはなんと90フィート!約29.70mです。
クルーも今までの18人から20人に増員してチームを構成することになりそうです。
より大きい船は、操縦もより大変。
しかし、協議委員会は今大会の結果を受けて検討し、観客はもっとスピード感があり、白熱したレース、ドラマを呼ぶレースを期待しているに違いないという期待に答える為にこの新しいクラスのヨットが生まれることになったということ。
この新クラスのヨットの詳細も2007年12月31日までに発表されることになりました。
という訳で、「すべては12月31日を待て!」ということになりましたが、各チームの新チームの構成、スポンサー募集などいろいろ動きがあることだと思います。
今日まで、わざと話題にしなかったのですが、「ところで」ニッポンチャレンジの復活はあるのでしょうか???
可能性があるのであれば、是非復活に向けて動いてほしいです!
もう一度ニッポンチャレンジが活躍する姿を見たい人は大勢いると思います!!!
posted by americascupmore |00:40 |
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