2010年02月15日
オラクルが今日も圧勝でした。
ゴール時には、5分26秒の差を付けてオラクルが33回アメリカズカップの優勝を決定づけたレースとなりました。
ゴールまで8分の時点では、オラクルとアリンギの距離差は2200メートル。
これで33回アメリカズカップは、終了です。
イタリアでは結局レースのテレビ中継はありませんでした。
ちょうど同じ時間に予定されていた、ラグビーの試合(イタリア対イギリス)があったのですから。。。
イタリアのヨットファンもアメリカズカップがこんな形で終わってしまい、多くの人ががっかりしていると思います。
実際に多くの人がアメリカズカップが、私たちの知っているレース内容に戻ってほしいと望んでいる声があります。
誰のためのアメリカズカップか?
もう一度考え直してほしいと思いました。
いくら最速のヨットが実現したとしても
ここまで天候のコンディションに左右されなければレースができないようでは、どうかと思います。
次回はアメリカでの開催でしょう。
ヨットのクラスも、開催地も開催時期もオラクル次第です。
アメリカズカップが、また楽しいものとなりますように!
明日は(2月15日)は、イタリアのメディアのアメリカズカップに対するコメントを集めて
お伝えしたいと思っています。
posted by americascupmore |08:30 |
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2010年02月08日
レース開始予定時間の午前10時から待つこと45分。
ついに、テレビ中継が終わってしまいました。
本日のレースは延期となりました。
風が弱く、3〜5ノットという風力でした。
ミラノは冷蔵庫のように寒いですが、
バレンシアも寒そうなグレーの空でした。
イタリア番組中継での解説者は元ルナ•ロッサのフランチェスコ•デアンジェリスでした。
BMWオラクルのチーム編成を見ると、
イタリア人、ニュージーランド人が多いです。
ここまでするなら、今回はBMWオラクルがカップを取り戻してくれるといいのかなと思いました。
posted by americascupmore |19:20 |
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2007年07月04日
アメリカズカップ 第7日
エミレーツニュージーランド × vs アリンギ ○ (2-5)
最後の最後まで分からないレースとなりました。
正直言って、レース中盤は、中だるみした印象がありましたが、今日もドラマは起こりました。
風速は15ノット。
予定通り15時にレースはスタートしました。
イタリアの中継番組でのゲストはPaul Cayard とFrancesco De Angelis。
スタートから両チームの激しい抗争。スタート2分30秒前には、ニュージーランドがアリンギをスタートラインの外にまで追い込む攻撃ぶり。
スタートは両チームとも互角のスタートを切りましたが、Paul Cayardは、ニュージーランドがスタート直前にアリンギをスタートラインに入らせないようもっと追い込むことが出来たはず。惜しいことをしたと評価。
今日のレースでは両チームともコースの左サイドを選んで走ります。
第1レグではニュージーランドが約50メートル前後のリードをアリンギにつけてよいレースを行いますが、第1ボアを回る直前でアリンギに7秒のリードを許します。
ここから、アリンギがリードを守りますが、第2ボアに差し掛かるころはニュージーランドが、14秒のリードを取り返します。
私は、今日はニュージーランドがやってくれるんじゃないかと淡い期待を抱いて、レースを見守っていました。
第3レグでは、ニュージーランドがレースの主導権を握りますが、レース中は何度も両チームのタッキングが見られ、どちらも譲らないという展開でした。
そして最後のボア第3ボアに近づいたときに、今日の1つ目のドラマが起こります。
これはニュージーランドのペナルティです。
第3ボアに近づいた時、ニュージーランドはレイラインの外にいました。
ボアを回る為にレイラインの中に入りながら、この時点にアリンギの正面に対して攻撃するようにアタックします。両艇の間には距離が少なく衝突のリスクが発生したので、アリンギはやむを得ず方向転換をしなければいけない状態になります。
ここで、アリンギからルール違反に対する激しい抗議。
審判からも、ニュージーランドの反則行為が認められ、この時点でニュージーランドはペナルティを背負うことになります。
第3ボアは、このアクシデントにより、アリンギがボアを優先的に回り、120メートル近くのリードを取ります。
これで、そろそろアリンギの優勝も決まるのかなんていうコメントが番組内でも飛び出した頃に、
コースでの風向きが変わります。
風向きが変わったということは、ニュージーランドにも、もう一度アリンギから勝利を勝ち取る可能性が生まれてきたのです!
ニュージーランドは、この状況をうまく利用し、アリンギよりも一足先にヘッドセールをたて始めます。この作戦が功を奏し、今まであったリードがみるみる縮まっていきます。バレンシアにいたニュージーランドファンにももう一度期待が戻る瞬間でした。
ゴールまで、1200メートルのポイント、ここで2度目のアクシデントが起こります。
スピネーカーから、ヘッドセールに交換しようとしていたアリンギのスピネーカーポールが破損!!
アリンギのヨットは完全に停止、ニュージーランドはこのチャンスを逃しません!
ニュージーランドファンから大歓声!
ニュージーランドは、約100メートル前後のリードを奪い返します。
ゴール直前、画面にはアリンギの姿はなく、ニュージーランドがいます。
でも、ここでニュージーランドはペナリティを受けたので、受けた罰を消化する為に、ヨット自体を1周半して、審判から笛によるOKのサインをもらったらゴールしてよい状態でした。
規定通りに罰を消化するニュージーランドでしたが、1周半したあとまだ数メートルの距離をゴール前に残してしまいました。
この間にアリンギがゴールライン前に姿を現します!
両チームとも全力を尽くしたゴールでしたが、勝ったのはアリンギ!
その差、わずか1秒!!!
信じられないレース結果となりました。
でも、対戦成績5対2を見事に的中させたのはPaul Cayard。
これまで、ゴール前の接戦で勝利を残したのは、Paul Cayardが Moro di Veneziaでスキッパーをつとめた時のアメリカチームに対する3秒差のゴールインというのが記録でしたが、今日のレースでこの記録も更新されました。
そして、ヨーロッパチームとしてアリンギが防衛に成功したことも歴史的出来事。
アリンギのスキッパーBrad Butterworthは、アメリカズカップ4連勝目!
レース終了直後のニュージーランドチームは落胆。
特にDean Barkerが、帽子をむしり取るようにして、とっても悔しそうでした。
今回のレース全体を見ていて、Dean Barkerと戦略担当のTerry Hutchinsonは、とても良いコンビニ見えたのは私だけでしょうか?
アリンギのヘルムスマン、アメリカ人のEd Bairdも控えめに喜んでいたような印象でした。
アリンギの Ernesto Bertarelli は、「最初よりも2回目に勝つことが非常に困難で大変だった。」と何度も繰り返していました。
バレンシアでは、すでに次回の開催地が話題になっています。
噂によると、Paul Cayardもスペインチームから次回のアメリカズカップに参加するよう誘いを受けているとか。
ルナロッサの方針はまだ未定ということで、Francesco De Angelisも具体的に次回もルナロッサで挑戦するとは断言していません。
一方、マスカルツォーネラティーノは、次回の挑戦を決定。
表彰式では、海に引かれた赤い絨毯のようにアリンギのヨットが表彰台に入る際に花びらのような真っ赤なプラスチックの花びらが引き詰められました。 そしてアメリカズカップがアリンギに贈呈されると大きな完成と興奮がわき起こります。高さ110センチのアメリカズカップには、Brad Butterworthがつけたアリンギのキャップが。
全7戦すべてが目を離すことの出来ない、本当に面白いレースでした。素晴しい大会であったと思います。テレビの前でも白熱しました。
今日のレース終了直後には、スペインの公式ヨットクラブがバレンシアで誕生しました。
関係者同士の調印式がイタリアの番組により生中継で映し出されたからです。
これで、アメリカズカップは終了という訳ではありません!
このブログもまだ終わりません。
毎回読んでくれる人たちの期待は裏切りません。
気になる次回の開催地は、今日のレース終了から48時間以内には、勝者アリンギが「いつ」「どこ」で行うのかを決定し公式発表するのです。
可能性は、2年後か4年後。
2年後に行う場合には、王者アリンギが防衛しやすい状況になるということ。
チャレンジャー達は、ヨットの設計、投資の募集などに時間が短すぎるからです。
そして、この場合には、会場はバレンシアになるだろう。。。ということ
4年後の場合には、バレンシアは開催地として選ばれない可能性もあるということです。
アリンギのErnesto Bertarelli は、「アリンギは開催地としてパーフェクトな会場であった」と公言したそうですが、バレンシア市は次回の開催に対して、1億5000万ドルの投資が必要であることを求めたそうです。
そうすると、選ぶ側も一旦考えるのも無理もありません。
開催地の候補都市としてイタリアのナポリなども前回に続いて候補をしているようですが、個人的にはナポリでアメリカズカップが開催されるとは信じられません。
まず、治安が悪い。 会場としてイタリアが短期間でアメリカズカップのために会場を用意できる能力があるとはとても思えないからです。これは国民性なのでどうしようもない部分があると思います。そして、イタリア国内の政治的部分もまとめられるのか非常に疑問があります。
あくまでも個人的な見解ですけど。。。
という訳で、次回のアメリカズカップがまたヨーロッパで開催されることはとってもうれしいです。開催地もどこになるのか楽しみです。
という訳で、このブログまだ止めませんからね!
楽しみにしていて下さい。
今まで、応援してくれた方、毎回読んでくれた方にもう一度感謝します。
これからもよろしくお願い致します。
posted by americascupmore |07:02 |
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2007年07月01日
アメリカズカップ 第6日
エミレーツニュージーランド × vs アリンギ ○ (4-2)
今日のテレビ中継はまたしても解説無し!
今日はイタリア国内でのジャーナリストによる24時間全体ストライキ。
そのため、アメリカズカップも含めて、ニュース、新聞などの情報機関もすべてお休み。
いろいろ事情はあるのでしょうけど、こういうところがイタリアの嫌なところです。自己中っていうか。。せっかく楽しみにしていたレース中継が台無しです。しかも大事な今日のレースなのに。
レースは昨日のコンディションとは変わり、通常の8-10ノットの風速です。天候は晴天。
今日はスイスからやって来たアリンギファンもバレンシアの会場に見つけることが出来ました。
レースは、スタート時から接戦でした。
今日は両チームともコースの左サイドを狙ったスタート。
スタートはニュージーランドが14秒のリードをつけてスタート。
並行して両チームは走行しますが、アリンギにリードを奪われます。でもリード差は平均50-60メートル前後、最高でも80メートルほど。
第1ボアを回った後、第2レグ、第3レグはニュージーランドがリードを取り返して、レースの主導権を握ります。一度先頭に立ったらなかなか譲らないニュージーランドの姿も見ていて面白くなってきました。その間アリンギは隙を狙うかのように、ニュージーランドの後ろを走り、一時は120メートルまでのリードを許しますが決してあきらめた様子ではありませんでした。
アリンギの逆転は第3ボアを回った後に、じわじわと着実にリード差を縮めて第4レグはアリンギリード、そしてニュージーランドに95メートル差を付けてゴールイン。
今日のレースでは少しニュージーランドのクルーが変わったように見えました。
特にDean Barker。今までに比べて、今日は少しナーバスな雰囲気がありました。
昨日のアクシデントなど、さすがに精神面に影響する部分もあるのかもしれません。
バレンシアは明日のレース後の表彰式を準備を行うことでしょう。
でも、両チームに最後の最後まであきらめないで最大限の実力を見せるレースを展開してくれることを期待しています。
posted by americascupmore |10:30 |
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2007年06月30日
アメリカズカップ 第5日目
エミレーツニュージーランド × vs アリンギ ○(2-3)
今日のタイトルは非常に迷いましたが、ニュージーランドの不運なアクシデントを中心に書いていくことにしました。
レースもいよいよ1日1日の結果がさらにそれぞれのチームに重みとなる終盤にさしかかりました。
今日は、非常に良い天候で、風速も14-16ノット。
レース行うには理想的な天候と言われ、スタート前は、アリンギのヨットがどのようなレース展開を行うかが注目されました。
アリンギのSUI-100は、特にこのバレンシアの気候と風速15ノット前後の状況において適するように設計されているため、今日のレースでどこまでニュージーランドに差を付けて早く走行できるのかというところが見所でした。
一方のニュージーランドも、ルイヴィトンカップの終了後、改造を行った船をアメリカズカップ第1戦から使っています。
スタートはとてもダイナミックで、レイラインを超えてコース右寄りにいる観客船の間をはうようにして2艘のヨットが大きな走りをします。
スタートラインを先に切ったのはニュージーランド。Dean Bakerらしい、攻撃的で迷いのない素晴しいスタートでした。時間にして5秒差。 アリンギはコースの右寄り、ニュージーランドはそのアリンギにぴったりとくっつく形で平行ラインを描くように走行します。
イタリア番組の解説者Paul Cayardも、今日はDean Bakerのスタートに大変満足した様子で、Dean Bakerをほめまくりです。
そして、第1ボアをニュージーランドが最初に回り、アリンギはその後を追いかけるかたちでレースは展開しますが、第2レグ途中で何やらニュージーランドに動きが。
使用しているスピネーカーに穴があいたので、交換したいんだということはすぐに誰もが理解できましたが、風速14ノットを走る船には大波が何度も容赦なく両チームの船に襲いかかってくる中での交換作業は、そう簡単ではないことを映像から理解できます。
波に大揺れするヨットが、スピネーカーの交換時に一人のクルーが登っているスピネーカーポールのバランスを崩し、スピネーカーポールが海に向かって大きく動いてしまいます。 その瞬間にニュージーランドは、交換作業のコントロールを失います。
破れたスピネーカーと2枚目のスピネーカーが、うまく取り戻せません。
「いったいどうなっちゃうの?」と思っていたら、3枚目のスピネーカー(ジェネカー)が登場。
船内にこんなに用意がされていることにびっくりしましたし、用意というものはあらゆるシチュエーションに対応できるまで念入りに行われていることにすごく感心してしまいました。
うまく張れるような状態にはなりましたが、不運なことに3枚目のスピネーカーがこんがらがってしまって、開いてくれません!
一度タッキングを行い、なんとか3枚目のスピネーカーが無事に開きましたが、最初に穴があいたスピネーカーが、マストの頂上にくっついたまま。この破れたスピネーカーは、海に向かって落とされ、ニュージーランドのサポートのゴムボートがすぐに駆けつけ、これを回収。
その間、アリンギはニュージーランドを追い越してしまい、アリンギはニュージーランドに対して110メートルほどのリードを奪います。
ニュージーランドを襲ったこのアクシデントは、誰の目にも痛々しく見えたに違いありません。
でも、予期しないことって起こる可能性があって、どれだけ冷静に敏速に対応できるかがこのスポーツの醍醐味の一つかもしれません。
18人のクルーが一つの船を動かすことって想像以上に大変である部分も教えてくれました。
レースはアリンギのリードを中心に展開していきますが、途中で80メートル90メートルまで広がるリードも、アクシデント後のニュージーランドは決してあきらめません。すぐに58メートルまで距離を縮める様子が第3レグ、第4レグでは何度も見られました。
この様子は、アリンギの船とニュージーランドの船は大差がなく、最後の最後まで戦うことの出来る2艘であることの証明です。
実際、レースを見ていてアリンギを応援する目から見るともうちょっと決定的なリードはつけられなかったのかと思うような内容でしたが、それだけ両チームの船の性能の高さと、ニュージーランドの決して譲らない精神が最後の最後までレースを目のはなせない展開にしたのだと思います。
結果はアリンギが勝ちました。
これで3-2。
この土曜日、日曜日もレースから目が離せません!
posted by americascupmore |17:35 |
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2007年06月27日
アメリカズカップ 第4日目
エミレーツニュージーランド × vs アリンギ ○ (2-2)
今日は曇り空のバレンシア。
予告通り、今日のイタリアの番組内では、アリンギのホームタウンジュネーブからの中継もありました。
バレンシアの巨大スクリーン前ではニュージーランド人のファンでびっしり埋まっているのに、地元のジュネーブの巨大スクリーン前はなぜかガラガラ。
せっかく勝ったのに「パチパチ」と小さな拍手で、わずかにいた観客もすぐに退散。
どういうこと???
番組レポーターによると、スイスもこの時間はみんなが仕事している時間帯なので、仕事をほったらかしてまでもレースは見られないからとか。。
国民性の違いって面白いですね。
今日は11ノットの風速でのレースでした。
アリンギ大丈夫かと思わせられる感じもありましたが、今日はアリンギが教科書通りのレースを展開したような印象でした。
解説者Paul Cayard曰く、アリンギは「レース中のミスはもうたくさん。今日は固く行こう」と誓ったに違いないと。
さすがに、今日アリンギが負けてしまっては、次回が不安に感じられたのか、今日の番組内ではコメントも全体的にアリンギよりの中継でした。
スタート時からレース全般は50メートル前後のリードをニュージーランドから保ちながら、時々70ー80メートルのリードにつけて、第4レグでは110メートルの差を奪い、最後は30秒の差を付けてアリンギ、ゴールイン。
これでタイ。 やれやれと思っていたら、審判長から各チームにコントロールの通達が入ります。
指令は「クルーを使わないで、メインセールを下げることを実演してみせる」という内容。
この指令は、一応ルールに基づいたヨットの構造チェックであるとか。
各チームは、審判長の指令に従って言われたことをしなければいけない。
ニュージーランドは、このテストを難なくクリアーした様子。
ところが、アリンギの様子がテレビ画面に映し出されていた時、クルーの一人がするするとマストに登り始めます。
そして、何やらメインセールを下げるのに、ロープのようなものを取り外して、カラビナのようなものをメインセールにくっつけた様子。
その後、「ボクは何もしていないよ!」というように、34メートルもあるマストの上から両手両足を広げて無実のジェスチャー。
この行為は、明らかに審判長の指令内容とは異なります。
何が起こったのかは今のところ不明ですが、今日の勝利をアリンギが失うまではいかなくても、次回のレースにペナリティーか罰金を課されるかもしれないという解説者たちの見方。
だから、今日の結果は「一応」勝ったけど。。。何かあるかもしれません。
明日は、レースのお休み。
金曜日にレースの再開です。
posted by americascupmore |23:52 |
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2007年06月27日
アメリカズカップ 第3日目
エミレーツニュージーランド ○ vs アリンギ × (2-1)
バレンシアにアリンギの応援が少ない!
ニュージーランド人ばっかりになったバレンシア。
現地時間、現在夜7時です。たった今レースが終了しました。
今日のレースも終始目がはなせない大接戦になりました。
今日は微風と風向きがかわり続ける不安定なコンディションであったため予定の15時のレーススタートから2時間遅れてのスタートになりました。
今日は、マイケルダグラスもルイヴィトンの船からのレース観戦です。
レース開始時の風速は7ノット。
待ち時間中にアリンギはメインセールを微風用に軽いものに交換。今日もSUI-100でレースに臨みました。
審判団も悩みに悩んでスタートを決定した様子がよく伝わってきました。
その間、イタリア番組内では、Russel CouttsとFrancesco De Angeliがゲストとして登場。
Francesco De Angeliは、レース終了までコメンテーターを務めました。
公式情報ではスタートはコースの左サイドが有利という見方がありましたが、ニュージーランドは右サイドを狙ってのスタート。
スタート時は約60メートルのアリンギのリード。
ニュージーランドは時間にして8秒のリードを許しながらも、こだわりの右サイドからスタート。
アリンギはこの8秒、60メートルのリードをもっと有効に使うことが出来たはずという解説者たちの意見。
ニュージーランドの選択に味方するように、アリンギのリードは一気に盛り返され、第1ボアを回るまでにはニュージーランドのリード。 時間にして1分23秒。 距離にして約330メートル。
第1ボアを回って第2レグ途中までは、アリンギは最高で390メートルのリードをニュージーランドにつけられます。
「もうこれで今日は終わりか。アリンギは何も出来ないのか」と思わせる「ひどい」リードでしたが、ドラマは、第2ボアを回る頃に起きます。
第2ボアを回る為に準備をしていたニュージーランドのバウマンJeremy LOMASが海に落っこちるというハプニング!
Jeremy LOMASは、自力で船に戻りますが、ちょうどスピネーカーからヘッドセールに交換する時点でのハプニングで、スピネーカーが第2ボアを回り終わった後ぐらいに、ヘッドセールの角にからまりついてしまうというトラブル!
船は一瞬、停止しかけるまでになりましたが、ニュージーランドチームはこのトラブルを走行中にヘッドセールのタッキングを行うことで見事に乗り越えます。
この間もニュージーランドは60メートル、70メートルのリードを保っていましたが、ここでいよいよアリンギの反撃開始!
一時は40メートル近くまでアリンギがリードを奪いますが、ニュージーランドもまたリードを奪い返すという大接戦。
第3ボアを回る時点で15秒のリードを取ってアリンギリード!
さぁ、やっとアリンギが強さを見せてゴールまで走り抜けるのかと思いきや、80メートル近くのアリンギのリードをニュージーランドはまたしても奪い返します。
そしてもう一回、40メートルのアリンギリード!
ゴール前、1000メートル近くで、ニュージーランドが再逆転!
時間にして25秒差をつけて、ニュージーランドが堂々ゴールイン!
これで、2対1。 バレンシアはニュージーランド人のお祭り騒ぎです。
まだ、レースの中盤と言える段階ですが、両チームの精神面においては、今日明日の結果が、最終結果に大きく影響するだろうという解説者たちのコメント。
ドキドキハラハラの一日でした!
明日は、アリンギのホームタウンジュネーブからも中継があるそうです。
どのくらいアリンギのこと応援している人がいるんでしょうか?
負けるなアリンギ!
がんばれアリンギ!
posted by americascupmore |02:00 |
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2007年06月25日
アメリカズカップ 第2日目
エミレーツニュージーランド ○ vs アリンギ × (1-1)
そう簡単には負けられないというニュージーランドの意気込みを感じたレースでした。
風速は9-10ノット。 昨日からの興奮を残して今日のレースが開始しました。
アリンギは今日もSUI100。
攻撃的すぎると言われたニュージーランドのヘルムスマンBarkerのスタートは、どうしてもコースの右サイドからスタートを決めたかったチームの思惑によるもの。
そのニュージーランドの攻撃にもひるまないアリンギは、不利と言われた左サイドに入ってスタート。
スタート後、最初のボアを回るまでには既にアリンギがニュージーランドから58メートル近くのリードを取っていましたが、この後、ニュージーランドはアリンギの後ろでチャンスを狙うかのように、我慢を重ねて、コース変更もしながらアリンギの後ろを走っていました。
快進撃は2回目のボアを回った後。今日のアリンギは、最初のリードのあと少し余裕を感じているかのようにも見えました。そんなアリンギに対してBarkerが「まだまだこれから」と言うように一気にアリンギを抜き返しました。
一度先頭に立ったら譲らないニュージーランド。
王様アリンギに対して、最高100メートルのリードを取ります。
最後は、25秒差を付けてゴール。
明日はレースのお休みですが、アリンギも「まだまだこれから」ということで、火曜日にはまたいいレースを見せてくれそうな予感がします。
これから面白くなってくれないと、見る側にしてもつまらないです。
火曜日、水曜日のレースが楽しみです。
posted by americascupmore |08:16 |
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2007年06月24日
アメリカズカップ 第1日目
エミレーツニュージーランド × vs アリンギ ○ (0-1)
いよいよアメリカズカップが開幕しました。
テレビ中継からも伝わってくる、特別な雰囲気。
4年前に頂点を極めたアリンギと、数々のレースの壁を乗り越えてきたルイヴィトンカップの優勝チームKIWIエミレーツニュージーランド。
待ちに待った直接対決の日です!
レース開始前には、開幕セレモニーが開催され、シンプルながらもとても楽しく素晴しいセレモニーでした。土曜日であることもあって大勢の観客が両チームを応援する姿が見えました。
びっくりしたのは、アメリカズカップが、メイン会場から海に向けて設置された飛び込み台のような台に囲いもなく乗せられ、両チームを見守るようにしてお披露目されていたことです。
風が吹いたり、何か起こったりして海に落っこちないのかなと心配させられるような感じでしたが、やっぱりアメリカズカップは偉大であると感じさせてくれる生き生きとした姿でした。(AFPの写真を見て下さい)
もう1つのニクい演出は、アリンギがレースに出航する際に、なんとスイスからスイス軍の飛行機のアクロバットチームが飛んできて、いかにもスイスと言わんばかりの正確性を見せてくれる飛行機アクロバットを披露してくれました! 本当に素敵で、テレビ観戦していても鳥肌ものです!!
この大会が仮に、地球の反対側で開催されているとしたら、スイス軍はわざわざここまでやらなかっただろうなーなんて考えてみました。
こんな部分も、今回の大会が、ヨーロッパで開催された利点かもしれません。
スイスの国旗とニュージーランドの国旗が多く掲げられ、熱狂的なファンと愛国心が伝わってきます。
今日の天候は雲の多い晴れ。
風速は14ノット~13ノット。
ルイヴィトンカップのレース時に比べて、若干波の荒いコンディションでした。
スタートラインには、約200艇とも言われるプライベートヨットの数々。
どれだけの人たちが今日のこの日を待っていたか分かります。
中には、ニュージーランドからバレンシアまで航海して到着したヨットもあったそうです。
(すごい根性。。)
スタート直前には、アリンギのSUI-91と「生まれたて」のSUI-100が姿を見せましたが、レースを行ったのは、SUI-100。
コースの右側を取ったニュージーランドでしたが、スタート時は1秒のリード。
第1ボアを回った時点で、アリンギが13秒のリード。
3回目のボアを回った時点で、1時的にニュージーランドはリードも記録しましたが、ゴール時点では35秒差でアリンギの1勝目!
ニュージーランドは、今日のレースでは特別なミスはしなかったと言われています。
アリンギの船体はどんなコンディションにおいても対応できる船であるということがイタリアでの解説者たちからのコメントです。
ただ、明日はそう簡単には行かないだろうという解説者のPaul Cayard。(イタリアではすごい人気者になりました)
明日のレースも目を離せません!
がんばれアリンギ!
posted by americascupmore |07:37 |
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2007年06月07日
ルイヴィトンカップ ファイナル 第5日目
エミレーツニュージーランド ○ vs ルナロッサ ×
ルナロッサのファンの多くは、「せめて今日だけでも勝ってほしい!」という想いを持っていたと思います。
4-0と窮地に追い込まれ今日しかないルナロッサに取っては、可能な限りの準備を行いました。
今日のレースに備えて、昨晩は一晩中かけて技術者達が船体のセンターボードや、メインセール、その他付属品の改造を行ったそうです。
その甲斐あってか、今日のレースは今までのレースの中で最初から最後まで目の話すことのできない接戦になりました。
スタートはほぼ同タイムで切った両チームでしたが、ルナロッサはコースの右サイド、ニュージーランドは左サイドを取っ手のレース展開でした。
1回目のコースでは、右サイドに押し寄せた観客のボートなどの影響で、ルナロッサはなかなか距離を伸ばしてニュージーランドにできるだけ差を付けることも、厳しい状況でしたが、一時はリードを保ちます。
2回目、3回目、そしてゴール時のタイム差わずか20秒。
ルナロッサの問題点は、船体がニュージーランドに比べてスリムな構造になっており、バレンシアの海の特徴である8ノットレベルの微風におけるセーリングには、不都合な部分があったようです。10ノットレベルの風速であれば、ルナロッサにももっと可能性があったとか。。
ゴール寸前まで、ニュージーランドに食らいつくようにして距離を取り戻そうとするルナロッサ。 一時は「もしかして?もしかして?今日は勝てるのか」というシーンもありましたが、今回のファイナル戦で「本当に」強かったのはニュージーランドでした。
おめでとう! 5連勝という記録、史上2回目のルイヴィトンカップの勝利。すごいと思います。
今日になって、ここまで出来たのだからどうしてもっと早く、問題点に気づいて、改善する対策をとれなかったのか? というのがルナロッサに対する解説者たちからの見方です。
確かに、私も今日はルナロッサが勝つところを見たかったし、見せてほしかった!!
レース後のルナロッサのオーナーであり、ミウッチャ プラダの夫であるファブリツィオ ベルテッリは、
「苦い経験になってしまった」
「次回のアメリカズカップへの挑戦はまだ決めてない」
「アメリカズカップの優勝チームが決定してから、いろいろ決めようと思う」
というようなコメントをイタリアのテレビに残しました。
イタリアの番組では、ルナロッサは再挑戦するだろうという結論を出しました。
様々な人の様々な想いが集まって、一つのチームとなり、ヨットが海を走り、ヨーロッパで初めての開催にも関わらず、バレンシアに大きな興奮を残したこのレース。
さらに素敵な素晴しい歴史を積み重ねることが出来るよう、将来も盛り上がってほしいと思いました。
こうなったら、私は6月23日からのアメリカズカップは、アリンギを応援しようと思います!
せっかくバレンシアの旅行を今週末に用意したのですが、まさかこんなに早くルナロッサが負けるとは思いませんでした!
でも、バレンシアに行ってきます。
思いっきり楽しんでこようと思います!!
posted by americascupmore |07:45 |
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