2007年08月05日

次回アメリカズカップまで、孤児になったイタリアチーム

昨日のチームプラダの解散宣言後、気になったのでミラノのプラダ本店にあるショーウィンドーを見に行ってきました。
ルナロッサをアピールするショーウィンドーはまだ残っていましたが、場所的にはプラダのお店の一番はじの位置で、となりに同じルナロッサのスポンサーであるイタリアの電信電話会社Telecom Italiaのミラノのショップが隣り合わせになっているところで、ルナロッサの広告は残っていました。
これも、ルナロッサの最後だろうと思い、思わず写真を撮ってしまいましたのでご覧下さい。

ミラノ プラダ本店前
20070805-01.jpg
さて、イタリアのメディアでは今日もヨット界に関しては、プラダチームのアメリカズカップからの退陣決定に関する話題が大きく取り上げられました。 そして、今日のニュースでは、今年アメリカズカップに参戦した、ルナロッサ以外のチーム「マスカルツォーネ ラティーノ」「+39」(イタリア語読みではピュ トレンタ ノーヴェ)の2チームとも次回の参戦に向けて苦悩しているという情報が入りましたのでご紹介します。 そういう訳で、今日のタイトルは「みなしごになったイタリアチーム」ということです。 ここからは、イタリアでの情報をそのまま載せます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  チームプラダの別れからマスカルツォーネの攻撃まで 2009年のバレンシアの海にイタリアからの進出艇がなくなるリスクがありそうだ。 プラダのオーナーBertelliの辞退を受けて、Telecom Italiaがルナロッサの運命を決める義務がある。一方マスカルツォーネのオーナーOnoratoも「スポンサーを見つけるのは難しい」と攻撃する。 2009年アメリカズカップは、イタリア人無し? 優柔不断なTelecom Italia、マスカルツォーネは嘆く。 チームプラダの決別の後、2009年のバレンシアの水面にはレースに参加するイタリアのチャレンジャーヨットが進水しないリスクが見えてきた。 プラダチームのオーナーBertelliのアメリカズカップ辞退で、ルナロッサの51%の資本をに所有していたプラダだったが、ルナロッサの最終的な運命は、もう一つのメインスポンサーであるTelecom Italiaに委ねられることになった。 一方マスカルツォーネの本部でも水面は荒れ模様。 「スポンサーを見つけるのは難しい」とオーナーのOnoratoは言う。 また、もう1つのイタリアチーム「+39」も不安の中にある。 2007年アメリカズカップでの3艇参加したイタリアチームが、2009年には1艇も姿を見せない可能性もある。 これは、単なる仮説と言えば仮説だが、時間はまだある。しかし、状況からはイタリアチームが不参加となる予測をさせる要素もある。 10年間に渡って、夜中のオークランド、午後のバレンシアとイタリア人ファンをレース中継に釘付けにさせた興奮を残したルナロッサだが、チームプラダが事態を決めた以上、2009年にルナロッサの姿を見る可能性は少ない。最終的なルナロッサの運命は、資本の49%を握るTelecom Italia次第となった訳だが、現在は決定を保留して、どこか他の企業がルナロッサの為にスポンサーとして名乗りを上げることを待っているようだ。 マスカルツォーネは、辞退こそは発表していないがアメリカズカップへの挑戦に対する石はあるものの、参加表明を出すまでにはまだ難問を抱えている。 オーナーのOnoratoは、「まず最初にスポンサーを見つけることが大変。それに新しいモデルのヨットを設計する為の詳細が発表されていないんだから。それから、時間が短すぎる。18ヶ月では新しいルールの研究や、新モデルの設計をするにも十分な時間ではないし、新しい船を造ったらレースで試行する必要もある。」 +39の実情は霧がかかっているようだ。 ただし、解決策があるはずだ。 「新しいイタリアの唯一のチームを結成するのに力をもっと集結させる」とイタリア自動車メーカーFIATの経営者Agnelli一族で、FIATのマーケティングを担当するLapo Elkannが示唆している。 いずれにせよ。。これも単なる仮説であって、実現することはそれほど簡単なことではない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 最後に、スキャンダルが多くて、お騒がせで有名なFIATの御曹司Lapo Elkannの話が出てきたことは面白いところです。 彼の実家Agnelli一族は地元のトリノ市のサッカーチーム「ユベントス」のスポンサーとしても有名で、他にも色々なスポーツにスポンサーとして進出しています。 Lapo Elkannが、今回のアメリカズカップでバレンシアを訪れ、ヨットに試乗したことも事実です。しかも、彼はイタリアでは何かとお騒がせでスキャンダルの多い人として注目を集めるキャラクター。 そういうことを考えると、イタリアメディアがそろそろ、ヨットにもLapo Elkannの出番か?と憶測することも納得できます。 やっぱり、2年というのは時間的に難しい部分が色々とあるようです。


posted by americascupmore |09:46 | ニュース | コメント(2) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:次回アメリカズカップまで、孤児になったイタリアチーム

このページを訪問するのは初めてです。しかし、アメリカズ・カップを存分に楽しませていただきましたが、これからは私たちにとっての新しいミラノ情報などを発信してください。
私は昭和47年にローマに行ったことがありますが、それ以外のところにはまだ行っていないのでイタリアの北部と南部の違いなど、北と南では言葉も違うのでしょうか?例えば東北弁と鹿児島弁の違いなど・・・・

posted by Mikura | 2007-08-06 06:15

Re:次回アメリカズカップまで、孤児になったイタリアチーム

Mikuraさん。いつもコメントありがとうございます!
これからも、色々な情報を発信していきたいと思っています。
イタリアという国は、日本のようにやはり地方によって色々な方言があったり、言葉の話し方も違います。ミラノは日本で言えば東京みたいな感覚、ローマは大阪みたいな感覚ですね。
南部の地方での話し方は関西弁のような雰囲気に似ています。逆に北部やアルプスに近い方面ですと東北弁のような感じです。これからも時々このブログに訪れて下さい。よろしくお願いします。

posted by もっとアメリカズカップ管理人 | 2007-08-07 22:40

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