2007年07月04日
アリンギ、わずか1秒で王座に戻る!!!
アメリカズカップ 第7日 エミレーツニュージーランド × vs アリンギ ○ (2-5) 最後の最後まで分からないレースとなりました。 正直言って、レース中盤は、中だるみした印象がありましたが、今日もドラマは起こりました。 風速は15ノット。 予定通り15時にレースはスタートしました。 イタリアの中継番組でのゲストはPaul Cayard とFrancesco De Angelis。 スタートから両チームの激しい抗争。スタート2分30秒前には、ニュージーランドがアリンギをスタートラインの外にまで追い込む攻撃ぶり。 スタートは両チームとも互角のスタートを切りましたが、Paul Cayardは、ニュージーランドがスタート直前にアリンギをスタートラインに入らせないようもっと追い込むことが出来たはず。惜しいことをしたと評価。 今日のレースでは両チームともコースの左サイドを選んで走ります。 第1レグではニュージーランドが約50メートル前後のリードをアリンギにつけてよいレースを行いますが、第1ボアを回る直前でアリンギに7秒のリードを許します。 ここから、アリンギがリードを守りますが、第2ボアに差し掛かるころはニュージーランドが、14秒のリードを取り返します。 私は、今日はニュージーランドがやってくれるんじゃないかと淡い期待を抱いて、レースを見守っていました。 第3レグでは、ニュージーランドがレースの主導権を握りますが、レース中は何度も両チームのタッキングが見られ、どちらも譲らないという展開でした。 そして最後のボア第3ボアに近づいたときに、今日の1つ目のドラマが起こります。 これはニュージーランドのペナルティです。 第3ボアに近づいた時、ニュージーランドはレイラインの外にいました。 ボアを回る為にレイラインの中に入りながら、この時点にアリンギの正面に対して攻撃するようにアタックします。両艇の間には距離が少なく衝突のリスクが発生したので、アリンギはやむを得ず方向転換をしなければいけない状態になります。 ここで、アリンギからルール違反に対する激しい抗議。 審判からも、ニュージーランドの反則行為が認められ、この時点でニュージーランドはペナルティを背負うことになります。 第3ボアは、このアクシデントにより、アリンギがボアを優先的に回り、120メートル近くのリードを取ります。 これで、そろそろアリンギの優勝も決まるのかなんていうコメントが番組内でも飛び出した頃に、 コースでの風向きが変わります。 風向きが変わったということは、ニュージーランドにも、もう一度アリンギから勝利を勝ち取る可能性が生まれてきたのです! ニュージーランドは、この状況をうまく利用し、アリンギよりも一足先にヘッドセールをたて始めます。この作戦が功を奏し、今まであったリードがみるみる縮まっていきます。バレンシアにいたニュージーランドファンにももう一度期待が戻る瞬間でした。 ゴールまで、1200メートルのポイント、ここで2度目のアクシデントが起こります。 スピネーカーから、ヘッドセールに交換しようとしていたアリンギのスピネーカーポールが破損!! アリンギのヨットは完全に停止、ニュージーランドはこのチャンスを逃しません! ニュージーランドファンから大歓声! ニュージーランドは、約100メートル前後のリードを奪い返します。 ゴール直前、画面にはアリンギの姿はなく、ニュージーランドがいます。 でも、ここでニュージーランドはペナリティを受けたので、受けた罰を消化する為に、ヨット自体を1周半して、審判から笛によるOKのサインをもらったらゴールしてよい状態でした。 規定通りに罰を消化するニュージーランドでしたが、1周半したあとまだ数メートルの距離をゴール前に残してしまいました。 この間にアリンギがゴールライン前に姿を現します! 両チームとも全力を尽くしたゴールでしたが、勝ったのはアリンギ! その差、わずか1秒!!! 信じられないレース結果となりました。 でも、対戦成績5対2を見事に的中させたのはPaul Cayard。 これまで、ゴール前の接戦で勝利を残したのは、Paul Cayardが Moro di Veneziaでスキッパーをつとめた時のアメリカチームに対する3秒差のゴールインというのが記録でしたが、今日のレースでこの記録も更新されました。 そして、ヨーロッパチームとしてアリンギが防衛に成功したことも歴史的出来事。 アリンギのスキッパーBrad Butterworthは、アメリカズカップ4連勝目! レース終了直後のニュージーランドチームは落胆。 特にDean Barkerが、帽子をむしり取るようにして、とっても悔しそうでした。 今回のレース全体を見ていて、Dean Barkerと戦略担当のTerry Hutchinsonは、とても良いコンビニ見えたのは私だけでしょうか? アリンギのヘルムスマン、アメリカ人のEd Bairdも控えめに喜んでいたような印象でした。 アリンギの Ernesto Bertarelli は、「最初よりも2回目に勝つことが非常に困難で大変だった。」と何度も繰り返していました。 バレンシアでは、すでに次回の開催地が話題になっています。 噂によると、Paul Cayardもスペインチームから次回のアメリカズカップに参加するよう誘いを受けているとか。 ルナロッサの方針はまだ未定ということで、Francesco De Angelisも具体的に次回もルナロッサで挑戦するとは断言していません。 一方、マスカルツォーネラティーノは、次回の挑戦を決定。 表彰式では、海に引かれた赤い絨毯のようにアリンギのヨットが表彰台に入る際に花びらのような真っ赤なプラスチックの花びらが引き詰められました。 そしてアメリカズカップがアリンギに贈呈されると大きな完成と興奮がわき起こります。高さ110センチのアメリカズカップには、Brad Butterworthがつけたアリンギのキャップが。 全7戦すべてが目を離すことの出来ない、本当に面白いレースでした。素晴しい大会であったと思います。テレビの前でも白熱しました。 今日のレース終了直後には、スペインの公式ヨットクラブがバレンシアで誕生しました。 関係者同士の調印式がイタリアの番組により生中継で映し出されたからです。 これで、アメリカズカップは終了という訳ではありません! このブログもまだ終わりません。 毎回読んでくれる人たちの期待は裏切りません。 気になる次回の開催地は、今日のレース終了から48時間以内には、勝者アリンギが「いつ」「どこ」で行うのかを決定し公式発表するのです。 可能性は、2年後か4年後。 2年後に行う場合には、王者アリンギが防衛しやすい状況になるということ。 チャレンジャー達は、ヨットの設計、投資の募集などに時間が短すぎるからです。 そして、この場合には、会場はバレンシアになるだろう。。。ということ 4年後の場合には、バレンシアは開催地として選ばれない可能性もあるということです。 アリンギのErnesto Bertarelli は、「アリンギは開催地としてパーフェクトな会場であった」と公言したそうですが、バレンシア市は次回の開催に対して、1億5000万ドルの投資が必要であることを求めたそうです。 そうすると、選ぶ側も一旦考えるのも無理もありません。 開催地の候補都市としてイタリアのナポリなども前回に続いて候補をしているようですが、個人的にはナポリでアメリカズカップが開催されるとは信じられません。 まず、治安が悪い。 会場としてイタリアが短期間でアメリカズカップのために会場を用意できる能力があるとはとても思えないからです。これは国民性なのでどうしようもない部分があると思います。そして、イタリア国内の政治的部分もまとめられるのか非常に疑問があります。 あくまでも個人的な見解ですけど。。。 という訳で、次回のアメリカズカップがまたヨーロッパで開催されることはとってもうれしいです。開催地もどこになるのか楽しみです。 という訳で、このブログまだ止めませんからね! 楽しみにしていて下さい。 今まで、応援してくれた方、毎回読んでくれた方にもう一度感謝します。 これからもよろしくお願い致します。
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posted by americascupmore |07:02 |
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[セーリング]アメリカズ・カップはアリンギが勝利 【Creating Value on Network】
王手をかけたアリンギが抜きつ抜かれつの大接戦の末に、TeamNZをわずか1秒差で下し、アメリカズ・カップをヨーロッパ勢としてはじめて防衛。戦前にラッセル・クーツが予想していたとおりの結果となった。クーツ恐るべし。 個人的には、オークランド特にRNZYSにセーリング文
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