サッカーと心身の使い方

打撲・捻挫・骨折などの後遺症

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打撲や捻挫、骨折など、生きていれば誰でも少なからず経験はあると思います。

その時、きちんと治しましたか? もしかしたら、カラダのゆがみや違和感などはその時の影響かもしれません。

今日は打撲・捻挫などがカラダの使い方に与える影響について書いていきたいと思います。

 その前に、まずは僕自身の経験を。

まずは1歳位。おばあちゃん家で階段から落ちて額を打ちました。

同じく1歳位。同じ家で50cmくらいの下の土間に落ちて額を打ちました。

次は5歳くらい。自転車の補助輪が取れたころ急なV字の坂にて。勢いを付けて登ろうと全速で下ってこけて額を打ちました。救急車で運ばれて額を6針ほど縫う。途中、一部の記憶なし。

同じく、上記のケガの抜糸をする前夜。鉄棒から落ちて同じ箇所を打って再度縫う(苦笑)

高校生の時、サッカーの練習で至近距離から右目にシュートを受ける。

社会人1年生の時。車で通勤途中、おかまを掘られてむち打ちに。

頭部への衝撃はざっと上げてみてもこれくらいありました。四肢のケガは省略。

我ながらどんくさい子どもだったなー(笑)

さすがにこれだけ頭部に衝撃を受け続けると、頭蓋が固まり、首にも硬結ができて違和感ありまくりでした。

アレクサンダー・テクニークのレッスンは主にカラダの使い方にアプローチするんですが、上記のように構造にまで影響が及んでしまっていると、変化はするんだけどその部位だけが変わらなくて引っ張られるような違和感を感じます。

それまでは全身を固めていたのでそれほど違和感は感じてなかった(実際は感じられなかった)のに、カラダ全体が緩んできて、その部位だけが固まったままなので違和感を感じるんですね。

「アレクサンダーのレッスンで全体的にはかなり変わってきているのに、なんで頭だけ動いてくれないんだ、イライラするわ。」っていつも思っていました(笑)

違和感だけならまだいいんでしょうけど、実際にはカラダの使い方に影響を与える事が多いです。

 例えば、2年以上ATを続けてかなり色んなことが楽にできるようになったんだけど左膝がいつも痛くなるという年配の生徒さん。うん十年前にやった捻挫をきちんと治さなかったので左右のバランスが崩れていました。若い頃は筋力でカバーできていたけど、歳を取って筋力が衰えてきたため痛みが表面化していました。

 例えば、ある整体でバキッと膝をやられて踊れなくなったダンサーさん。受傷部位が治る前に筋トレでカバーしようとしたために、アンバランスな状態が残ったまま痛みが消えずに思い通りに踊れなくなっていました。

 他には自転車でこけて頭を打ったサッカー少年。左へのターンがぎこちないのは、その時の衝撃で首に硬結ができていたのが原因でした。

 昔ある本で、日本の伝統的な武術では打撲などの衝撃が骨に入ると後遺症で動きが制限されてしまうので、稽古で打撲をしたときにはきちんと治すことが必要だと認識されていて、そのための医術も一緒に発展してきたという記述を読んだことがあります。

ここ数年は本当にこれを実感しています。リハビリで筋肉をつけてごまかすのではなく、まず、受傷部位が緩んで神経系が上手く働くようにしてから、ATでカラダの使い方を学びつつ、筋肉を付けていくと受傷前よりもコンディションが良くなります。

僕自身は、自分で頭や首を触って少しづつ緩めました。途中、額の奥が痛むこともありましたが、時間をかけてようやく全体の動きの邪魔をしないところまで治すことができました。

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アレクサンダー・テクニーク教師
高椋浩史(たかむくこうじ)

2001年から2年間、青年海外協力隊員としてバングラデシュでサッカーを指導。現地の人たちのしなやかなで生き生きとした身体のありかたに感銘を受ける。帰国後、アレクサンダー・テクニークの教師養成コースで学び2010年に教師認定を受ける。
現在は東京・吉祥寺のアレクサンダー・テクニーク教師FUN!で主に教えている。

連絡先 takamuku@cozyalexander.com



       

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