2007年12月07日

ドーピングと金

ボクの大学には『アンチドーピング論』という授業がありまして、ドーピングに関するシステムや倫理について学びます。

『より強く、より速く、より高く』

というオリンピックの標語はご存知でしょうか。これがスポーツのすばらしさであり、第一価値であるというわけです。

それについては異論はありません。その向上心こそがスポーツを支える基盤になっているのだから。

でもこれは逆に言うと、そうではない選手は価値が薄いとのことでもある。


スポーツの世界ではお金がたくさん動いており、それをビジネスにしようとボクらは勉強しているわけですが、それはあながちいいことばかりではない。

棒高跳びの世界新記録保持者のブブカは35回もの世界記録を更新している。35回と聞くとなんメートルも記録を塗り替えたように思うけど、毎回1センチしか更新しない。しかも、更新するのはスポンサーがついた冠大会だけ。オリンピックでは勝てていない。

観衆は世界新記録が更新するとなると盛り上がる。それが1センチだろうとも。その盛り上がりはそのまま選手への報酬へと変わる。
だとすれば、トライすれば10センチ更新できるところを1センチずつ10回に分けて更新すれば盛り上がるし、その分の報酬が得られることになる。

ブブカはそれを狙ったのかどうかはわからない。


よく考えれば、ドーピングって罪じゃない。バリーボンズみたいに偽証罪に問われることはあっても、ベン・ジョンソンやマリオン・ジョーンズが逮捕されることはない。そもそもボクシングの世界ではドーピングフリーらしい。プロレスもそうだろう。

罪に問われないことをして、スポーツでメシが喰える。ならドーピングは行われて当然。

さて、日本に目を向けてみるとドーピングをやらかしたという選手の話はあまり聞かない。麻薬やっていた学生の話ならちょくちょく聞くが。


ドーピングをするモチベーションというのはどこにあるのだろうか?

プロ野球の契約更改が行われているが、ドーピングすることで大活躍し1億円もらう。これは十分な動機になり得るのだろうか、いやなり得る。

そろそろ検挙されてもいい頃だとは思うが・・・

もちろんボクはドーピングに対して肯定的ではありません。ただ、いまのところ否定できる確かな根拠を挙げることができません。

結局は個々の倫理に委ねるしかないのでしょうか。ご意見お聞かせください。

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posted by albireds |21:49 | やきゅう | コメント(0) | トラックバック(0)
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