2008年10月17日
最下位からどう這い上がるか
久々にブログを綴ります。 テーマは「秋山新体制の下でホークスはどうすれば点を取れるのか」ということについてです。 秋山監督は記者会見で次のように述べています。 -理想とする野球 秋山監督:難しいですね。その時、その時の選手の能力がある。いかに能力を発揮させ、チームを機能させるか。与えられた仕事ができるチームにしたい。(福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイトより引用) これまで王監督が目指してきたのは「豪快な野球」=ホームランを打てる打線の構築でした。 今年はスピードアップを目標に掲げていましたが、シーズン中のコメントなどを見る限り、従来通りホームランを望んでいたように思えます。 今年ホークスが最下位に沈んだ最大の要因。 それはまさしく貧打線に尽きると思います。 勿論、怪我人が多発したことや北京五輪の影響も大いに関係しているとは思いますが、同条件の西武は実際にシーズン優勝を遂げています。 では来シーズンどうすれば効率良く点が取れ、勝てるチームへと変貌を遂げることが出来るのか。 私はホームランを捨てて繋ぐ野球に徹することだと思います。 今年のホークスの主なホームランは以下の通りです。 1 松中 25本 2 小久保 20本 3 松田 17本 4 長谷川 田上 4本 6 柴原 多村 レストビッチ 本多 中西 3本 明らかに目指す野球が間違っています。 多村が順調であればもう少し破壊力はあったのでしょうが、それでも2003年の打線を再現するのには無理があります。 この打線が来シーズンには突然ホームランがポンポン飛び出す打線に生まれ変わるのか? それはほとんど不可能です。 だからこそ、来シーズンは今年のカープのような戦い=繋ぐ打線を作り上げるべきだと思います。 「繋ぐ打線を作るべき」だといくら主張しても、結局具体案を示さないことには意味がないと思います。 過去には、監督交代によって前年の成績不振を払拭した例があります。 最近の2つのモデルケースから来年を考えたいと思います。 ①阪神星野監督 就任1年目オフに選手を大幅に入れ替え、金本、伊良部、久慈、下柳などを引き入れ、2年目に優勝。 ②西武渡辺監督 選手の兄貴分として精神的主柱となる。入閣させた大久保コーチの指導の下、外国人に加え、伸び盛りの若手を積極的に使い、強力打線を作り上げる。 間違っている部分もあるかも知れませんが、大体こんな感じでしょう。 秋山監督は年齢的には渡辺監督に近いのかもしれませんが、今のホークスには昨年オフの西武ほど長打力を持った若手は充実していません。 だから若手にノビノビと野球をやらせても結果はついてくるか不透明です。 ではどうすれば点が取れるようになるのか。 打線には大きく分けて次のようなタイプが必要になると思います。 a 塁に出る人 b ランナーを進める人 c ランナーを返す人 ホークスのaタイプは本多、川﨑、大村といったところでしょうか。彼らはbを兼ねることもできます。 bタイプは中澤、森本、荒金、高谷などでしょう。バントに加え、右打ちなどの技術も求められます。 cタイプは現在では松中、小久保、多村、松田、柴原が該当します。 ただし、今シーズンはこの中の誰も100打点以上をマークしていません。 現在のホークスに最も必要なのはaタイプの選手だと思います。 次にcタイプ。 今シーズンのホークスの攻撃を見ていると、淡白な攻めで走者が出ない、または塁が貯まってもホームに還せないことが多々ありました。 特に得点力不足は深刻で、それ故に今オフも長打力のある選手を獲得しようとする動きが報じられています。 しかし、私は得点力不足だからこそ、塁に出ることのできる選手を獲得する、もしくは育てるべきだと思います。 結局、野球は確率のスポーツです。 9回の攻撃中、3回しかランナーが出ない打線よりも、9回中6回ランナーが出る打線の方が得点する確率は高くなります。 長打力が無いから得点できない、のではなく、ランナーが出ないから得点できないパターンで負ける方が多いと思うのです。 今シーズンのホークスは多くのヒットを打ちながらも得点できない、というケースが多く見られました。 だからといって来シーズン、長打力を追い求めてしまうと、せっかく今年得たものが駄目になってしまいます。 ランナーが3塁にいれば様々なケースで点が入るのです。 だからこそ秋山監督には塁に出ることの出来る選手を使って欲しいと思います。 そこで星野監督のケースを考えます。 選手の大胆な入れ替え。 主力のほとんどを入れ替えるのでは無く、効果的に選手を獲得するべきでしょう。 良い選手を獲得するには相応の選手を放出する必要があります。 それは仕方が無いことでしょう。 例えばオリックスの坂口などの塁に出て走れる選手が、今のホークスにはもう一人は必要です。 日本球界への復帰を口にしている井口も獲得すべきでしょう。 彼の右打ちの技術を若手に伝える事は必ずや今後のホークスの武器になります。 wikipediaによると、秋山監督は若手時代に右打ちやバントの練習はほとんどしなかったそうです。 何だか私が書いてきたような打線にはならないような気もしますが、「適材適所」の所信表明に則って、塁に出るバッターを最大限に活かす打線を構築すれば、必ず得点の可能性は増えます。 その為の主力の入れ替えを行い、あとは渡辺監督のように選手の兄貴分として精神面のケアを上手に行うことが出来れば、最下位から這い上がる事は可能であると思います。 最後に、私が考える現有戦力+井口での来シーズンの打線を載せておきます。 9 大村 6 川﨑 DH 田上 8 多村 7 松中 3 井口 5 松田 2 高谷 4 本多 どうでしょうか? 主力の入れ替えについては、トレードで坂口(もしくは同タイプ)が獲得できれば松中に代わってレフトで7番。松中はDHで5番を打ち、3番は松田。 それで十分だと思います。 今回は触れていませんが、主力の入れ替えは投手陣の方に必要でしょう。特にセットアッパー(2枚くらい)。 これが私が秋山監督に望む来シーズンの打線です。 来シーズンはホームランが沢山出て負けるよりも、地味なやり方で点を取って勝つゲームの方が見たいです。 様々な異議はあるかと思いますが、ただの最下位チームの一ファンの夢です。 長々とお付き合い頂きありがとうございました。
posted by akk7 |00:24 |
野球 |
コメント(7) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/akk7/tb_ping/5
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
秋山流スモールベースボールを(2)
今後のホ-クスの補強ポイントはどこか?
投手は万全だったように見えて実は先発もリリーフも全般的に補強が必要そうですね。今シーズン軸になったのは大隣(11勝)杉内(10勝)和田(8勝)でオール左。右の先発の補強は特に重要かな?アクシデントの対応まで想定するなら、斉藤、新垣の復活、大場のレベルアップだけでは心許ない。場合によりロッテ・清水直、横浜・三浦ら、FA補強も積極的に行うべきと感じます。
野手は、井口も補強候補に名前は挙がっているようですが、セカンド・本多、サード・松田、ショート・川﨑の布陣で攻守とも十分では?(ファーストは小久保、松中を、レフトDHとの間で柔軟に起用すればいいし、小斉、田上も守れるので特に補強は不要かと・・・)。それでも、というなら、本多を外してセカンドで使うか、松田をファーストに入れてサードで使うか・・・ということになりますが・・・
寧ろ、外野の方が重要ではないかな?ご意見のように松中の外野起用はちょっと不安があるし、多村もケガが多くあてにできないので、外野手、特にセンターの補強を優先した方が良いと考えます。その場合、横浜・金城、ロッテ・サブローらがFA宣言した場合にトライするもよし、トレードで西武・赤田(九州出身!)、佐藤友、楽天でくすぶっている礒部あたりのチャレンジするというのもありでしょう。
そして積年の課題の捕手。既存メンバーを競争させてきたけど、どうも固定できなので、こちらも外部補強は止むを得ないでしょう。ベタな戦略ではあるけど、横浜・相川、ロッテ・橋本らFA組を狙うべきかと・・・
posted by しょうちゅうはくさくてのめねえ | 2008-10-17 10:37
秋山流スモールベースボールを(1)
これまでのホークスを支えてきた小久保、松中は、年齢面や故障等で、往年の長打は望めない状況になってきましたね。守備面も不安がありますし・・・多村もここまで故障が多いと、主軸としては考えない方が寧ろいいのかな?
このKMTを除いた陣容をベースに考えるならば、やはりMLBでいうところのスモールベースボールといいますか、(ベタだけど)「つなぎの野球」に転換するのが手っ取り早いでしょう。
posted by しょうちゅうはくさくてのめねえ | 2008-10-17 09:51
最下位からどう這い上がるか
他ファンから見ていると、ソフトBは既に十分優勝できる戦力があるように思います。西武や日本ハムよりも総合力では上回っているのでは?
ここ数年の問題はせっかくのいい選手達をうまく使えていないことだと思います。つなぐ野球って言いますが、選手の意識次第でいくらでも変わります。やはり監督・コーチの指導力次第でしょうね。小久保・多村辺りにその意識が芽生えない限り難しいでしょう。彼らも昔のように本塁打王を取れる力はないのだから、考え方を変えて欲しいですね。松中の前後を打つ打者の意識が変わるだけで、だいぶ違うと思いますよ。
投手は素材だけなら今でも間違いなく12球団トップレベルでしょう。あとは捕手(リード面)ですね。こればかりはすぐに変えられるものではないですが。。。
posted by 他ファン | 2008-10-17 05:36
Re
>北海道のホークスファンさん
上記の理由からいやらしいタイプの外野手を獲得できれば松中はDHが良いですね。
でも松中のレフトも捨てたものではないと思いますよ。
ラミレスよりはマシかと…
小久保を代打にするのも賛成です。
脱税以来私は小久保の事はあまり好きではない、というのも理由の一つですがw
投手陣に関してはまた別の機会に書きたいと思っています。
今回は打撃陣に特化したので。
posted by 管理人 | 2008-10-17 02:07
Re
>ムーアさん
塁に出る人についてですが、個人的な印象として今年の下位打線は凄く淡白なイメージがあります。
現在いる大村、川﨑、本多については、
1番大村(いやらしいバッティングができる)
2番川﨑(何でも出来る)
で固定するのがベストだと考えています。
本多は足は速いけどバッティングに粘りが無いし、選球眼もそれほど良くない。
そう考えると彼は9番が適任だと思うのですが、そうすると6,7,8番にアベレージタイプのいやらしいバッターがいなくなってしまう訳です。
だからこそこのタイプのバッターが7番にあと一人必要だと思うんです。
松田は長打も足もありますができればクリーンナップで使いたいので…
あと、若手の成長を望んでいるのは私も同様なのですが、勝つ為には井口を使う方が確率は高いと思います。
それに良い目標としてのベテランがいることで若手の成長も促進されると思います。
井口を押しのけて試合に出る実力を持った若手に出てもらいたいですね。
守備範囲に関しても、松中、小久保の守備の拙さでピンチになった場面は過去に何度もありました。
本多の守備力は球界トップクラスだと思っているので、井口が一塁を広く守って鉄壁の一二塁間を築く事のプラス面が大きいと思います。
posted by 管理人 | 2008-10-17 02:02
最下位からどう這い上がるか
松中は両膝に爆弾抱えているし、足が遅いからレフトの守備は無理。DHかファーストでしょう。小久保は代打要員になりそう。
問題は馬原につなぐ右のセットアッパーの補強でしょう。久米や高橋徹ら若手がしっかりとしないと話しにならない。
中継ぎ左腕は三瀬、篠原、小椋といるが、陽を先発でなく、中継ぎに固定すべきだと思う。
貧打に泣いたとはいえ、まずは投手陣の整備が先決で、先発は和田、杉内、大隣、ホールトン、新垣+α大場と問題は無いが、課題はセットアッパーの固定にかかっている。
posted by 北海道のホークスファン | 2008-10-17 01:37
最下位からどう這い上がるか
管理人さんは塁に出る人が必要と書いていますが、大村・川﨑・本多と3人もいたら十分かと思います。
私はそれよりランナーを返す人の方が必要だと思います。
点が取れなければ勝てない=長打力のある選手を獲得ではないと私も思いますが、あまり小技に徹するのもどうかと。
あと井口は個人的に必要ないと思います。
守備範囲が広いのにファーストで使うのはもったいないし、せっかく本多・松田といい若手が育ってきているのに彼らのポジションを奪うのはもったいないです。
今は若手の成長を待つときだと思います。
ベテランの選手をかき集めて、勝っても面白くありません。
やはり生え抜き選手が活躍するのが見たいですね。
今年の秋季キャンプで若手が育つことを望みます。
西武の真似事じゃなくホークス独自の方法でね。
posted by ムーア | 2008-10-17 01:20


