2007年08月05日

2007ワールドグランプリ日本対キューバ:サオリンの不思議サーブがキューバを切り裂いた?!


今日はフルセットまでもつれ込んだものの負けてしまいました。

ただ、強豪のキューバが相手ですから最後まで手に汗握る試合をしてくれたことを評価したいです。


昨年のこの大会ではキューバはあまりにもミスが多く実力が出せませんでした。

これは勝手な想像ですが、キューバの選手はあの試合ののっけからすごい汗でしたのでもしかしたら昨年のあの時のあの会場は冷房が入ってなかったのかもしれません。

てんはいつもお尻に手ぬぐいを挟んでいて手ぬぐいプリンセスという感じですが、この大会でそれほどすごく汗をかいてる様子ではないようにもみえます。

松田聖子のアップを見てもわりと涼しげだったと思います。

ちなみにあの会場はテニスで使うことが多いのですが、ボクシングのタイトルマッチで屋根を開けてわざと暑くしてチャンピオンが防衛しやすくした会長がいたような噂を友人から聞いたことがあります。

この大会ではたぶん冷房が入っているので(もちろんそれでいいと思います)それでキューバが実力を発揮できたのかもしれませんが、いずれにせよ最後まで一瞬も目を離せない試合でした。


それにしてもサオリンのサーブというのはなんだか本当に不思議なサーブですね。

だいたいあんなにステップ踏んで本人が打ちにくくないのか、とかあんなのありなのか?とか思ってしまいます。

わりと最近まで自分的には下北沢の学校を出た選手達のサーブはゆるいので栗原みたくサーブ改良してくれ、みたく思っていたのですが、なかなかそういうことも言いづらくなってきました。

ただし、サオリンのサーブが生きたのはサオリンのサーブがいいからという風に単純に結論づけるべきでもなく、まぐれだと言うべきでもないでしょう。

昨日も書いたことですが、というかいつも同じことを書いていますが、やはり栗原の強いサーブがあり、庄司の伸びるサーブがあって、サオリンのふわふわ不思議サーブが生きてくるのではないでしょうか。

本当にどこで失速して落ちてくるかわからないサーブですが、あれだけゆるく打てるというのも逆に感心します。

野球で言うとナックルとかパームボールのような感じでしょうか。そうした変化球はやはり直球と混ぜることによって生きてきますし、サオリンも後ろの方にも打ったりするので前に落とすサーブで崩せるということでしょうか。

まず第一セットの最初のTTOにつながる早い段階で栗原のサーブが決まったのがおそらくきいたと思います。

精神的に動揺を与えたのではないでしょうか。

FIVBのサイトで今日から昨年の世界バレーのプレーのビデオが公開されています。

男女ともレシーブやアタックなど細かい区分で公開していますが自分のネット環境だとなかなか重くてあまり見られませんし、見てもよくわからなかったりするのですが、一部見たところではキューバと日本のジャンプサーブに対するフォーメーションのビデオなどは日本対キューバ戦のものも見られるようです。キューバと日本のサーブレシーブのフォーメーションは昨年の試合においては極端なほど違います。

ジャンプサーブの方を見ただけなのですが、日本はしんと菅山にサーブレシーブをおまかせのサーブフォーメーションで、ライト側にいる選手がとったりもしていますが、しんと菅山以外はライトへとりあえず全部どかしているようです。それに対してキューバの方は扇の形のようなフォーメーションです。

こちらの6をクリックすると日本、7がキューバになります。

(FIVBのサイトのトップhttp://www.fivb.org/の左下のほう 
FIVB Technical Videosからいけます)

このビデオはFIVBがおそらく体育館にはいってすぐのコートエンド側の後ろのさくにビデオを置いて撮影したのでしょう。

ちなみに自分のPCはなんというか、サンプルビデオでHDDがいっぱいで保存できません。

今日はテレビでもかなり言われていましたが、日本は後衛を増やしてサーブレシーブの対応をきっちりしていました。

キューバの方は昨年と同じようなフォーメーションでしたが、やはり前があくことになり、そこをつかれると意識が動揺するということでしょう。

日本は選手も代わっていますがキューバにしてみたら対策をとってサーブ・レシーブのフォーメーションを変えたこと自体一種のサプライズだったかもしれません。

日本がこれから勝ち続けるためにはこうしたサプライズを出し続けてゆくのがよいと思います。

庄司のプレー自体もサプライズですが、ブロックがついているときにブロックのエアポケットのようなところに入れたり、第三セットの二回目のTTOになる場面では打ちそこないがちょうどあいてるところにはいったりして運がよかったようなところもあるかもしれませんがいずれにせよブロックがよく見えていたと思います。

むしろブロックがかなり厳しいと感じられる時にはあまり無理に打たないほうがよいのかもしれません。

栗原や木村もあまりブロックの間を抜くだけでなく形を見てブロックの端にあてることができればいいとも思いました。

今日の試合に限りませんが、栗原はミスをしてもダメダメダメと自分に言い聞かせて切り替えていたのが印象的でした。

最後まで集中を切らさなかったのはすごく成長した証拠と思います。

最初の試合の第一セットの終盤でもそうだったようですが、この試合でもこまめにTOをとって、監督がしかもそれほどうるさくしゃべらなかったのもよかったと思います。


話は変わりますが、以下は個人的な思いというか余談めいたことになります。正直なところこれは言ってよいかどうかわかりませんが、できれば今回はワンポイントのような形でしか投入できなかったベテランの選手たちはできればずっと残しておいてほしいと思います。

選手にとって誰をだすとかはずすというのは大変な問題ですし、これを書いてはずされたらまずいですが、この大会そしてワールドカップにおいてすらまだまだ選手を試すというか大会でなれさせる場とも思います。

ベテランの力を試すと言うと失礼ですが、現在控えのベテランの選手達を若手と融合させるという意味からもベテランももし決勝Rに行くことが早めに決まった場合などはできればスタメンで使ってほしいです。

杉山もたしかにいい選手ではありますが、しばらくははずしたとしても力を存分にキープできると思います。

FIVBのビデオにもけっこう出ていますし、世界的にも実際知られていますから、今はいろんな意味で経験に関わらず「新しい戦力」おそらく相手のデータにない戦力を養う時期のような気もします。

試合に出せばマークされますがそれ以上のものを試合に出ることによってえるものもあるはずです。

それとこれはさらに関係ないですが、正直なところもし杉山が入ってきて、杉山の結婚式のPVのようなビデオを試合中に流されるとしたら非常に抵抗感を感じます。

試合の最中に結婚式の様子とか見せられてしまうとなんか関係ないだろう、と思ってしまいます。

見てる方はこの選手は結婚しているかどうか、に注目して見てるわけではないですし、杉山の結婚はけっこう報じられたと思いますが、その点に興味があれば適当に検索して調べればいいのであって試合中に一々そんなことを出すのはなんかちょっと違うと思います。

世界バレーの時にも書きましたが、もうそういうことは勘弁してほしいですね。

追記:このエントリーはおすすめエントリーで紹介されました。
テレビを見ての印象などですが光栄です。末尾になりますが、トラックバックともども感謝しております。



posted by akio(管理人) |22:24 | バレー | トラックバック(2)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/akio/tb_ping/43
この記事に対するトラックバック一覧
8/6のおすすめ 【おすすめエントリー集】

松井メジャーで100号到達 【ブログ】らー・みあん@MLB 松井秀喜選手がメジャーで達成した記録を検証する フットサルを見るスポーツへ。 【ブログ】スポーツと共に・・・ プレシーズンマッチを観戦した筆者が語る、Fリーグへの期待 2007ワールドグランプリ日本対キューバ:サオリンの不思議サーブがキューバを切り裂いた?!・・・ 【ブログ】日本(だけではないが)のサッカーについて私も言いたい 女子バレーボールWGPを観戦した筆者が思う代表のこと、大会運営のこと。 【4カ国対抗】対ボツワナ戦 戦評【キリタニ】 【

2007-08-06 19:53 | 続きを読む
柳本ジャパンが世界の強豪に挑む!=ワールドグランプリ 【バレーボールブログ(スポーツナビ編集部)】

■ワールドグランプリでの柳本ジャパンの戦いについて、みなさんからの熱い応援コメント・トラックバックを募集しています!  女子バレーボールの国際大会「ワールドグランプリ2007」が3日に開幕する。柳本晶一監督率いる全日本女子は、竹下佳江、高橋みゆきら14名が候補メンバー入り。エースの栗原恵は、アテネ五輪以来3年ぶりの国際舞台に挑む。昨秋の世界選手権ではけがのため出場を断念した栗原。試練を乗り越えたエースが、久々の国際舞台で完全復活をアピールできるか!?  代表メンバーについては、こちらのトピックスをご覧下さ

2007-08-07 12:36 | 続きを読む