2008年07月12日

涙のバースデープレゼント

のっけから私事で恐縮だが、わたくし副会長K、
昨日7月11日が誕生日だった。

年齢の十の位がひとつ上がった。別に一昨日と何かが変わったわけでもないし、特に実感もないけれど、まぁ・・・いい歳になった。

大人の男のダンディズムなど欠片もないが(苦笑)、まぁ僕もこれからはそういうとこも勉強した方がいいんかな・・・無理だろうなー(笑)


さて、カープ。

カープファンなんてぇのは勝手な生き物で、こんな大事な日には、愛するカープの勝利を切望する。要は「勝利をプレゼントしてくれ!」などと思う。 ごくごく勝手に思う。

果たして昨日の阪神戦。
一昨日同様、延長11回までもつれる接戦の末に最後はカープ力尽き、よりによってこんな日(誕生日)に今季初のサヨナラ負け。ずっこけた(苦笑)

まぁ・・・しょうがないよね。
選手もよく頑張ってたし、責めを負うべき人も見当たらない。勝ちきった阪神を称えるべきだったと思う。
強いわ、阪神。

プレゼント(一方的に要求しただけだが)がもらえず残念・・・なんて思っていたが、そんな事はなかった。
試合後の光景に、思わぬプレゼントを見つけた。


サヨナラヒットを打たれた岸本が、泣いていたのだ。


今年からトレードで木村と一緒にカープにやってきた「岸やん」は、持ち前の直球を武器に、一軍の中継ぎを務めている。

が、まだまだ制球がアバウトなこともあり、「勝利の方程式」に組み込まれるとまではいかず、主にビハインドでの登板が目立っていた。

まぁ、はっきり言って、チームからもファンからも、まだ「全幅の信頼」を得るとまではいかない感じであった。嫌な言い方だけど、「外様」でしかも移籍1年目だしね・・・正直、よう分からん。
とにかく、僕としてもまだ、彼に心底からの思い入れを込めるに至るまでには時間がかかりそうではあった。

が、先日の中日戦で素晴らしい好投。それもあって昨日の試合では永川の後を引き継いで10回からの登板。
必死に投げ抜いて切り抜け、同点のままイニングまたぎの11回へ。

・・・そこでついに力尽きた。
岸本は全力で投げ続けた。しかし、結果は悔しい悔しい敗戦投手。

試合後、岸本は、敗戦の悔しさに泣いた。
カープを勝たせられなかったことへの自責の念にかられ、涙を流した。

圧倒的な数の阪神ファンで埋まる甲子園で、1点もやれない状況で、懸命に投げ、打たれ、スタンド総立ちの歓喜の渦の中で、岸本は泣いた。


そして、まことに勝手な話だが、彼の涙が、僕への最高のバースデープレゼントになった。


「外様」のはずの岸本が、カープの為に泣いてくれた。

カープが負けて悔しくて、そして抑えられなかった自分が情けなくて泣いてくれた。

仕事として野球をしている・・・ただそれだけでなく、自らが所属するカープを愛するようになったが故に、泣いてくれた。

別に本人から聞いたわけじゃないけど、そうでなければ説明のつかない、あの涙。


岸やんよ、昨日誕生日だった僕の、正直な気持ちを聞いて欲しい。

岸やん、ありがとう。
もう泣かないでくれ。
よく投げてくれた。
打たれないピッチャーなどいない。この悔しさをバネに、もっともっと飛躍しておくれ。

そして、ごめんよ。
恥ずかしい話だけど、ファンである僕にも、心のどこかに生え抜きの選手に重点を置いて応援していたところがあったと思うんだ。カープのユニフォームを着ていれば、みんな同じように応援しなきゃいけないのに。反省しているよ。

君の涙が、僕を目覚めさせてくれた。
岸やんが、これからも僕らの夢とカープ愛を、全部背負ってマウンドに立ってくれるんだと思うと、本当に嬉しい。

最高のプレゼントを、ありがとう。岸やん。


とにもかくにも、岸本は必ずカープのリリーフの柱のひとりになれる、と確信した。

昨年を思い出して欲しい。
事あるごとにリリーフに失敗し、悔しさのあまりベンチで、あるいはロッカーでボロボロ泣いていた永川や梅津。こっちまで悔しくて泣いた。

しかし、今年の彼らを見て欲しい。彼らのいないカープリリーフ陣なんて考えられないじゃないか。
岸やんも絶対そうなれる。いや、そうなって欲しい。

僕にバースデープレゼントをくれた彼を、僕は大好きになってしまったのだから。

posted by 副会長K |04:20 | 副会長Kコラム | コメント(5) | トラックバック(0)
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