2007年12月27日

輝け前田

カープファンにとって「神」、そして生きる伝説(Living Legend)として崇められている、絶対唯一の存在である前田。
その前田が昨日、契約更改交渉に臨んだ。

今季成績は124試合出場、打率.285、15本塁打、打点71。
9月1日には、日本中の全鯉党が感動の涙を流した2000本安打の大記録を達成したものの、シーズンを通してみれば、怪我に泣かされた非常〜に「不本意」なシーズンであった。
普通の選手ならこの成績でこんな事は言わないが、何しろ前田である。神である。こう言っとかないと前田に対して失礼だろう。本人もそう思ってるだろうし。

であるので、僕も前田に関しては年俸は少しばかり下がるだろうとみていた。
ちなみに、今季年俸は2億1000万円。ここからのダウン幅は1000万か・・・2000万ぐらいか。2000本達成もあったし、酌量の余地はあるだろう。2億を巡る攻防となる、と予想をたてていた。

しかし・・・やはり、この人は凄い。神をも恐れぬ男・鈴木本部長。「球界最強のコストカッター」の名は伊達ではなかった(苦笑)

提示額は2億1000万円から約19%、4000万円のダウンとなる、1億7000万円であった。何てこった・・・これは酷いよ。本部長のオニ!悪魔!うぇぇぇぇん・・・(泣)

いや、しかしだ。こんな提示、さすがに前田だって納得できるわけがない。当然席を蹴飛ばして保留、次回交渉では越年も辞さずさらに激しい「銭闘」が待っている・・・って、えっ?!サインしとるがなーーー!!ななな、何でですか?
前田のコメントをさらうと、

「怪我ばかりしたし、力的にも、数字的にもしょうがないです」

と、あっさりしたものだ。うーん・・・本人がいいならいいんだけども・・・

本部長も
「2億円を払うなら、レギュラーとして殆どの試合に出て、走攻守において活躍してもらわないと。たとえ守備が落ちても、その分打撃でカバーするとかね」
と、非常に厳しい評価。いや、確かにそれはそうだが、しかしですねぇ・・・

前田コメント
「オープン戦でも怪我をした。交流戦も、オールスターの前も怪我をした。3度も怪我をして恥ずかしい。野球選手のレベルには達していない。2000本を打つのがやっとです」

うーん・・・そうか・・・
今季、前田は本当に悔しい思いをしていたんだねぇ・・・

9月1日試合後のお立ち台での悔し涙。あれは、嘘でも何でもなく、試合に出てチームに貢献することができないことへの、前田の正直な悔しさの表れだったわけだ。

あんな晴れの日の晴れの場所で、はしゃいでいる僕らとは全く異なる、そんなことを思っていた前田。

そして、やはりそんな前田だから、僕らファンは彼をただひたすら「尊敬」しているのだ。愛しているのでも、親しんでいるのでもなく。

「選手とファン」というシンプルな関係を超えた、カープファンが彼にだけに抱く特別な感情。そういうものが、前田と僕らの間には確実にある。

度重なる怪我から這い上がってきた(そしてその様をずっと見守ってきた)からなのか、「野球道」に対する彼の考え方に、ファンが皆心酔しているからなのか。

本当のところは、実は僕にもよく解らないが、はっきり言えるのは、前田が僕らにとってかけがえのない、特別な選手であるということだ。

僕みたいな凡人には、その行間を読み取るのがやっとだが、とにかく上記の前田のコメントは、そのことを改めて僕らに感じさせてくれるコメントではあった。


だいぶ話がそれてしまったが(苦笑)、まぁお金のことは本人が納得しているのでいいとして、前田が来季に向けてコメントを残してくれている。

「残されたメンバーで頑張らなければいけないのは事実。年齢的なこともありかなり衰えがきているが(!)、怪我をしない身体を作って、もう1年(!!)悔いの残らないようにやりたい。それが終わって、また何かを考えたい(!!!)」

ま、まさか・・・まさかとは思うけど・・・新球場が出来た頃には、前田はもう・・・いやいやいや!!いくら何でもそんな・・・考え過ぎだよね?
そんなこと、あるわきゃーない。杞憂にも程があったわ(苦笑)
もう2度と言いません。前田さん、サーセンシタッ!(反省)

来季で19年目。前田ももはや大ベテランだ。そして、当時小学生だった僕らも大人になった。でも、あの頃も今も、僕らの気持ちはひとつも変わらない。

あの頃からずっと・・・もう19年も「輝け前田」である。

posted by 副会長K |01:24 | 副会長Kコラム | コメント(21) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加