2007年12月19日
契約更改(12/18)
昨日18日午前、大竹が契約更改交渉に臨んだ。 結果は50%のアップとなる1700万円増の年俸5100万円で一発サインとなった。 今季の大竹は27試合に登板し9勝10敗、防御率は3.77だった。 4月はエース黒田をも凌ぐ投球内容で順調に滑り出したが、次第に制球に安定を欠くようになってしまい、結局前半戦は4勝7敗。 後半戦に入り復調し、シーズン終盤にはプロ初完封(9/23、対中日)も飾ったが、最終的には二桁勝利には僅かに及ばず、という結果となった。 とは言え、先発として黒田に次ぐ数字をマークしたのもまた事実。年俸も先発陣としては一番になり、来季のエース指名も間違いないところだ。 以下、更改を終えた大竹のコメント。たった一行のコメントに、僕は武者震いを覚えた。 「来年、黒田さんに会った時、胸を張って会えるように頑張ります」 うぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!!!(奇声) 大竹ッ!!わしゃー待っとったで!あんたのその「独立宣言(?)」を!(喜) 我らが大エース・黒田が抜けた、緊急事態のカープ投手陣。 そしてここにきて、その黒田の背中をずっと見続けていたこの男の、この発言である。本人はそういう風には一言も言ってないが、わしには解る。うんうん、解るよ大竹。 彼は、「Carpのエース 大竹寛」になる決意をしたのだ!ついに! もうね、カープファンの皆さんが、いや、NPBファンの皆さんが、今までに何度「大竹評」としてこの台詞を言い続けてきたことか。 「来年のカープは大竹が鍵になる」 そして、結果としては毎年毎年、僕らは皮の剥けきらない、まるで上野クリニックの広告のとっくりセーターの男性のような大竹の姿を見せられ続けてきた。 それでも、好調時の彼の球を一度見てしまった者たちは、僕らファンはもとより、専門家でさえも皆、判を押したように毎年こう言い続けてきた。 「来年のカープは大竹が鍵」と。 だって、すんごい球投げるんだもん、この人。 風貌に似合わぬ(笑)美しいフォームから放たれるボールは、時として黒田をも、いや、松坂やダルビッシュをも凌駕する程の伸び、キレを誇り・・・いやいやいや、本当だってば! いつも試合を見ているカープファンの方なら、僕の言うことがお解りいただけると思う。 じゃあ、そんな大器がどうしてここまでカープの「鍵」になりきれなかったかって? これもカープファンの方なら充〜分にご存知かと思うが、 つまりは「ハートの問題」ということになる。 誰もが認めうる、その高い能力。それを一番信用できないでいるのが、他でもない大竹本人だったのである。もちろん、過信は禁物なんだけれども、だ。 剛球で打者を抑え込んでいるうちはいいのだが、ひとたびピンチになると弱気の虫が姿を現し、球が高めに浮き始める。そして崩れていく・・・これが、従来の大竹の負けパターンだった。 大竹には市民球場ブルペン内にある「津田プレート」を剥がして持ち帰り、毎日寝る前に「弱気は最大の敵」を100回復唱してから床に就いて欲しい・・・僕は今までずっとそう思っていた。 しかし、それも今季までだ。 前述の通り、大竹は今季プロ初完封をやってのけた。 そう、「初体験」「筆おろし」を完了したのだ・・・完封のね(笑) 今までは 「完封ってどんな感じなんだろう。やっぱ気持ちいいのかな?俺にも出来るのかな・・・うまく出来なかったらどうしよう。もしかしたら、俺は一生、完封なんて出来ないのかも・・・」 なんて思っていたかもしれないが、今の大竹の心中を察するに、 「出来るかな出来るかなと悩んでいたけれど、やってみたら意外とこんなもんかって感じだった。よーし、自信がついたから、これからはガンガンやりまくるぞー!」 といったところだろう。・・・完封をね(笑) ・・・と思ったら、そういった趣旨のコメントを残していたようだ(笑)おめでとう、大竹!ついに一皮剥けてくれたんだね! とにかく、だ。こうなればもうしめたもんだ。あれだけの素質を持った投手なのだ。はっきり言って、他のカープ投手陣とは「モノ」が違うのだ。桁違いの超高性能ユニットを肉体に内蔵した、心優しい朴訥な青年。それが大竹なのだ。 だから、 「黒田さんの後を引き継いで、俺がエースに」 この自覚だけで充分である。この闘魂こそが、彼に必要な唯一の要素だったのだから。 もう丸5年言い続けた台詞だが、僕がこれを言うのも最後になることだろう。最後にもう一度だけ言っておく。 「来年のカープは大竹が鍵になる」
posted by 副会長K |00:57 |
副会長Kコラム |
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