2011年03月06日

しまなみ観戦記

行ってきました、今季初観戦。

といっても、他の方々は仕事やらなんやら・・・。


私事ですが、昨年4月に岡山県は井原市に転勤になりまして。
昨シーズンも片手で収まる程度しか観戦できておりません(泣)

まぁ、齢30歳オーバーにも達しますとそれぞれに色々あるわけで。

若かりし頃のように自由気ままに・・・ともいかず。

追い打ちをかけるようにして、昨シーズンの能無・・・ゴホンゴホン


何はともあれ、今シーズン初観戦なわけです。

昨日のズムスタとはうって変わって、尾道はしまなみ球場、雨天です。
出かける時は「何とかもつかなあ、ってか、もってくれ!」なんて願いも虚しく、家を出て10分後には車のフロントガラスに雨粒が(泣)。

そんなに普段の行いは悪くないとは思うんですけどね。

そんな中、ともあれ現地着。


内野自由席だったんですが、OP戦で2500円とのこと。



「たっかぁぁぁぁぁぁ!」


お布施と思えば(尾道市に幾分か取り分があるとは思いますが)、已む無し。嫁さんと二人分払って入場しました。

嫁さん曰く「こんなに来てるとは思わんかった」とのこと。
おそらく、マエケン補正が大幅にあったんでしょうね。

マエケン、ふがいない投球すると、色々とヤジが飛ぶかなぁと思ってたんですが、流石マエケン。
全体的にボール球が多かったので、幾分か心配していましたが、終わってみれば遊撃への内野安打1本(四球1)。
球数が多かったのは、「きわどいところを狙っていった結果」とのこと。

「今年もよろしくお願い致します」といったところ。

投手陣2番手今井さん。
マエケンと比べるのは申し訳ないが、黒田2世と言われて久しく久しく。
このまま言われ続けるのは、厳しいかと。


他、豊田さん以下、良好な調整具合なようで。

昨年よりは幾分安心して見ていられるか。
(どこぞのだれかが壊さなければ、の大前提ですが)



さて、打撃陣。全体的に元気ないですねぇ。
光明を見つけるとすれば、去年よりは1点を獲れるようになったか、と。

合計で見てみると、ヒット8本で2点とは満足しすぎですか。


そんな中、目下売り出し中の白濱さん。
ネバネバですな。
このままネバネバで開幕一軍残ってもらいたいもんですね。

昨年まで「会澤翼が石倉の次!」なんて思ってましたが、FA残留で残ったとはいえ、石倉の次世代の育成は急務ですので、誰でもいいから、早くでてこ〜い!!



とりあえず、気温は寒かったですが、それなりに面白かった試合です。
数年前までライトスタンドで声を張り上げるアンチャンでしたが、今やすっかり内野席が面白い。
ただ、ライトスタンドからは元気をもらいました。

明日から、仕事がんばります!!!



追伸;
観戦した斜め前に、明後日産まれるという「目下臨月、待った無し」なんて夫婦が観戦に来ていました。
漏れ聞こえてくる話によると、明後日が出産予定日だそうで。
連れてくる旦那もだけど、来る奥さんも相当ですね。

「どんだけぇ〜(古)」

posted by 副会長?U |21:15 | 観戦記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年10月01日

ズムスタ観戦記9/29 建さん引退試合に寄せて

 行ってまいりました。9月29日、横浜ベイスターズ戦。高橋建引退試合。
 偶然なのか必然なのか(そりゃ偶然だわな)、ここのところ毎年、カープ球団の日程のなかにはこうして「引退興行試合」のようなゲームが1試合、シーズン最終盤に地元で組まれている。しばし思い返してみたい。
 
 「子どもたち! 野球は楽しいぞ!」
 のスピーチが印象的だった現在の監督さんの引退試合。これが2005年だった。同年9月19日(ノムケンの誕生日)の横浜戦も忘れられない。ノムケンが代打で登場した瞬間、ハマスタのレフトスタンドに大量の手作りの7番のボードが掲げられ「ハッピーバースデー」の大合唱。そして木塚(大好きな投手です。彼のこれからの球運に幸あらんことを祈ります)との真っ向勝負。その全てが素敵すぎて、まるで夢の中にいるような感覚だった。泣けたなぁ。
 
 浅井コーチが引退の挨拶で
「僕はカープが大好きです。チームの仲間が大好きです。そして何よりも、ファンの皆さんが大好きです!」
 と涙をこらえて絶叫した2006年。同期入団の前田と抱き合って、前田のほうが泣いてたなぁ。こっちももらい泣きしたなぁ。それに加えて黒田残留を願うファンたちの、心からのメッセージ。
 「君が涙を流すなら、君の涙になってやる」
 その後に生まれたドラマについては、もはやここで語るまでもないだろう。いかん、なんだか語調が迫勝則先生風になっているぞ。
 
 長らくカープのエースとして、先発、時にはリリーフと大車輪の活躍をし、100勝100セーブの偉業を達成した優しき男、「馬様」こと佐々岡真司の引退試合。2007年10月6日。球場は超満員で、相当早めに球場入りした僕らもレフトに押し出されるほどの盛況だった。リリーフカーを使わず歩いてマウンドに向かう佐々岡の姿を、あの時僕らは誰も肉眼でとらえられなかった。大粒の涙で視界が塞がれていたのだ。村田の放ったホームランの意味も、今ならわかる。まさに佐々岡の引退試合に相応しい、その例えようもない温かさが。引退スピーチで佐々岡はファンに要求した。
 「今日のように球場を真っ赤に染めてください」
 僕らは聞きながら何度も何度も頷いた。僕らにできるのはそれだけであり、そしてそれこそが何よりの後押しになることを佐々岡は知っていた。
 
 そして2008年9月28日。そう。この日は他でもない、広島市民球場の「引退」試合となった。この日の市民球場の雰囲気は本当に凄かった。外野席はまさに立錐の余地もなく、僕らもあえなく最上段で立ち見となった。でも、ちっともいやな気はしなかった。ずっとこの時間が続けばいいのにとさえ思った。ブラウンカープはいい方向に進んでいた。CS進出は間違いないと思った。今だって「必ずここへ帰ってくる」の合唱が負けフラグになってしまっただけだと信じている。

 そして2009年10月10日。マツダスタジアム元年の最終戦は、緒方孝市の引退試合となった。青空の中で行なわれたゲームは、実に爽やかなものだった。大竹の気迫のこもった快投。キムタクの打ち上げた友情のセンターフライ。最終打席での三塁打と、届かなかったホームベース。ゴンザレスとふたりして寝そべったまま笑う泥だらけの緒方の姿はあまりにも不恰好で、しかしだからこそ美しかった。真っ黒なユニフォームは緒方孝市という野球選手の勲章そのものだからだ。
 この試合のくれたまぶしいような光景の数々を眺める僕らの目に、ついに涙は浮かばなかった。しかし、後を引くような不思議な感覚が僕らを支配して、引退セレモニーが終わってみんなが帰路につき始めても、なかなかその場を離れがたかった。閑散とした球場を夕陽が照らしていた。緒方のいないセンターを眺めながら僕らは思った。「あぁ、俺たちの青春が終わっちゃったなぁ」と。

 引退試合は時として、その選手本人(あるいは球場そのもの)の歴史だけでなく、彼らを愛した全ての人のそれをも回想させうるものだと思う。だから例えば僕らの年代ならばやはり緒方なのだ。子どもの頃から尊敬し憧れて、応援してきた。緒方が若手からベテランになり、僕らが少年から大人になっても応援し続けてきた。緒方が現役を去るのと、僕らの青春時代が終わるのが時を同じくするのは、ある意味では必然と言ってもいいかもしれない。なんて、いいカッコしすぎなのである。カープファンはいつだって、考えすぎる生き物です。「ここで横山が打たれたらどうしよう……永川が出てきたらどうしよう」「さて、満塁で栗原か。……ゲッツー食うたらどうしよう。アワワワワワ」

 さて、前置きはさておき(何と何と。ここまで前置きだったのです)ここから本編。
 要するに僕は根っからの「引退試合フリーク」であるので、建さんが引退を表明した時からできれば球場に行きたいと思っていた。さすれば、なんと引退試合当日が休日になっていた。僕は嬉しさのあまり当会会長ほか数名に「行ってきますメール」を送った。このところみんな多忙だったり転勤だったりでなかなか球場に行けないのを知っているので実態は「嫌がらせメール」に近いのだが。
 すると奇跡が起こった。すぐに会長から電話があり、「その日のチケットなら2枚あるで? わしは行けれんけぇお前にやるわ。取りに来んさい」
 やたーっ! まさかのタダ見。いやー、持つべきは会長である。やっぱ商売をしていると色々といいもんが手に入るようだ。もちろん行きます行きます。今すぐ行きます。
 というわけで仕度をしていると、会長から今度はメールが。「ところで入場の際、引退記念ポスターが配られるらしいのう。……のう、分かっとるよの?」
 さすがは商売人であると同時に熱狂的カープファン。なんぼうにもタダじゃわしも寂しいわい。骨ぐらいはしゃぶらせてくれいや、といったところか。もちろんOKですがな、兄貴。ポスターでしょ? キズひとつない状態で持って帰ってきますがな!
 こうして2枚のチケット(内野自由席)を入手したワタクシ。相方は問答無用でO君(忙しいのにいつも無理矢理誘ってすんません)である。件の「ブツ」(ポスターだけど)を確実に入手するべく早めに出発。
 広島駅地下のスーパーでお弁当を購入。球場そばのコンビニで缶ビールを2本購入。普段ほとんどビールを飲まないので、奮発してプレミアムモルツ。球場では売っとらんけんね。
 ビールを紙コップに移しかえ、いざ球場入り。
 入場時に建さんポスターもゲット。広げて眺めると、赤地に黒の毛筆調で「ありがとう建さん」と書いてある。うーん、ベタだ。どうなんだ? このセンスは? と思っていたら、全く同じデザインの赤いTシャツを着た人々がそこらじゅうにいる。どうやら記念グッズらしい。あのTシャツ、今日のこの日以外に外で着られること、あるんだろうか……。
 裏側は写真で建さんの雄姿。それと年度別成績が記してある。プロ通算70勝。喫した敗戦が92。難しい場面でもたくさん投げた。防御率は4点台。
 あらためて思う。大好きな選手なので遠慮なく言うが、数字でひもとく建さんは、お世辞にも「一流」のピッチャーだったとは言いがたい。とまれ、26歳にして子連れでプロ入りして16年。先発にリリーフにと苦労のし通しのプロ生活だったに違いない。まして建さんがその身をやつしたのは、生き馬の目を抜くようなプロの世界。実はとっても涙もろい建さんの優しすぎる性格は、もしかしたら出世のさまたげだったかもしれない。しかし、そんな建さんだから、みんなから「建さん」と呼ばれ、愛されたのだと思う。まさか前田を「トモノリさん」と呼ぶ人はいないだろう。遠慮なく「建さん大好き!」と言える親近感(というか無駄なオーラのなさ)が、建さんの魅力である。会社にこんな課長さんがいたら、さぞOLにモテるに違いない。「安全な上司」として。って、おれは何の話をしてるんだ。
 昨年は40歳にしてメジャーリーグにも挑戦し、カープに復帰。新球場でも投げた。こうして引退試合も用意され、相手は故郷でもある横浜のチーム。
 実は、建さんはものすごい幸せものの野球人である。今日で最後。終わりよければ全てよし。頑張ってほしい。

 まだ5時を10分ほど過ぎただけなのに、内野自由席はすでに8割の入りだった。ライト付近まで回りなんとか席を確保。平日でもあり満員は無理だろうが、この分ならかなりのお客さんが入りそうだ。みんな、建さんが大好きである。
 弁当を広げ、プレミアムモルツで乾杯。くーっ。最高である。野球場で飲むビールの何と旨いことよ。思わずふたりで顔が※マークになった。
 始球式では建さんのふたりのお嬢さんが登場。おふたりとも背が高い。なにかスポーツしてるのかしらん。バッターボックスには建さん。野手の経験もあり強打者としてならした建さんだが、娘さんにはかなわない。見事な空振りでした。あはは。
 試合が始まった。まぁぶっちゃけ試合内容は問わない。なにしろ80敗vs90敗の試合なのである。しまったゲームになるはずがない(が、実際はそうなってほしいと願っている)。とにかく勝った状態で建さんにバトンを繋ぐのみだ。カープは齋藤が先発。篠田とともに、建さんの後継者がいるとすれば彼だろう。ヨロヨロしながらも初回のピンチを切り抜ける。
 その裏、いきなり無死1・3塁のチャンス。パフォ席からは初回から鳴り響くチャンステーマ。わっしょい! わっしょい! 天谷、三振。おいっ。
次打者栗原のところでブラウン采配ばりのディレードスチール! ……が見事に失敗。梵、なすすべもなく本塁憤死。ごるぁ! 何で4番の場面でそんな真似をっ。これじゃ栗原も腐ります。あえなく凡退で無得点。
 これで流れを相手に渡すは野球の常。以降、加賀にすっかり立ち直られ打線は沈黙。いっぽう齋藤は打たれながらも粘っていたがあえなく決壊。4回4失点。建さんのよくない時の後継者の道まっしぐらである。降板後の談話でかなりヘコんでいたみたいなんで、まぁ許す。こうなったら打ち返すしかない。打線打線!
 と、その打線が大爆発(というか横浜の投手陣が大暴発)し、いっきに逆転。大差をつけて8回を迎えた。
 ここの描写を省略したのには理由がある。長い! 6回の時点でもうすぐ9時である。恐るべきテンポの悪さ。眠いぞー。途中、グラウンドに顔を向けたまま何度かまどろんだ。周囲の人々も何人か首をカクン、カクンと前後に揺らしていた。いや、マジですからね。建さんもブルペンで仮眠を取っていたに違いない(んなわけはない)。
 建さんいつ出てくるんじゃろう……やっぱ9回かな? とO君と思案していたらいきなりウグイス嬢がピッチャー高橋をコール。眠気がいっぺんに覚めた。数段前のおばさんが信じられないような金切り声で「キャーッ!」
気持ちは分かるけど、うるさい。耳鳴りが……。たぶん、さっきまで寝ていた人たちもそれで目が覚めたのだろう。一転して大歓声。
 マウンドに上がった建さん。その姿があまりにもまぶしい(さっきまで寝ていたからでは断じてない)。かっこいいよ建さん。いま、みんながあなたを見ている。
 目を潤ませながら(に違いないから勝手に書く)初球。ストレート。ストライク。140キロ。
 2球目。ストレート。ストライク。142キロ。
 いつもと変わらぬ建さんにしか見えない。辞めなきゃいけない理由が、僕にはわからない。
 3球目。ストレート。カスティーヨが打つ気のない空振りをし、三振。帽子を脱いで手を振る建さん。スタンドが総立ちになった。僕も思わず立ち上がり、そして思いもかけず体が勝手に動き、建さんを野次った。
 「建さん、辞めるなーっ! 辞める人が違うぞーっ!」
 周囲の人からはヤヤウケだった。ま、そんなことはどうでもよい。

 引退セレモニー。じっくり聞いた。建さんは今日をもって普通のおじさん、そしてお父さんに戻ってカープを応援すると宣言していた。
 ……うん。そうだよね。確かにそうだ。プロ野球選手を引退するというのは、そういうことだ。もう肉体のコンディションに気を遣うことはない。明日もし肩が重くても、もう憂鬱にならなくていい。次の登板に備えて神経を研ぎ澄ます必要もない。「久々に投げたから肩がパンパンだよー」と明るく言って、奥さんとふたりの娘さんに順番に揉んでもらえばいい。これからは家族の前で厳しい顔をすることもない。優しい建さんのこと、もとよりそんなのは本意でなかったに違いないのだから。

 だから、建さん。野次ってすんませんでした。
 安心して引退してください。16年間、本当にお疲れ様でした。
 
 これからは一緒にカープを応援しましょう! できれば球場で! なんなら一緒にスクワット応援、しちゃいます?
 親近感のある建さんだから、こんなふうに軽く言える。これが前田だったら、とてもじゃないけど言えない。前田のスクワット応援……見たい気もするけど。

 ありがとう建さん。引退しても、みんなあなたが大好きですよ。

 
 
 

posted by 副会長K |00:18 | 観戦記 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2010年07月31日

ズムスタ観戦記 7/30

 ここまでダメダメな今季のカープ。見ましたか。さきのスワローズ3連戦での惨状。バスに引き上げる監督に突き刺される神宮のカープファンの野次……いや魂の叫びに、僕は胸が痛かった。愛するチームのあんな姿は誰だって見たくなかったに違いない。
 で、借金を19まで膨らまし、地元にジャイアンツを迎えての3連戦となった。フツーに考えたらどう見積もっても勝てる相手ではない。ふん。誰が見に行くんだい。どうにでもしろよ。
 さりとて、唯一の休日である金曜日を毎週持て余している僕である。お昼過ぎになると勝手に携帯電話に手が伸び、観戦(野次)パートナーであるO君に電話をかける。「もしもし? 行きまっせ、巨人戦! マエケンが投げるんじゃけぇ!」

 というわけで、試合開始20分前には内野自由席に到着していた我々二名。本日は一塁側の一番隅っこあたりに着座。このあたりは雰囲気がパフォーマンスシートにきわめて近い。背中の方から聞きなれたコールが聞こえてくるし、試合が始まればそこらじゅうでスクワット応援がなされる。これこれ、これですよ。何はどうあれやっぱ球場は最高。球場まで来て後悔したことはただの一度としてない。まぁ疲れきっている我々二名はただそれを見て喜ぶばかりなのだが。

 ゲームが始まった。我々の本当に唯一の希望であるところのエース前田健太がジャイアンツ打線相手にも臆することなくいいボールを投げこんでいく。ランナーを出すと球威が若干落ちるのが気になるが、2回の連打による1失点のみでかわしていく。
 打線も5回裏、岩本のホームランを皮切りに一挙3得点。5-1とリードしてCCダンス。
 周囲に目を配れば、そこかしこに親子連れの姿が。たとえば小さなお子さんと夫婦で川の字でダンス。きれいなお母さんと可愛いお嬢さんでCマークのポーズ。右斜め前では若いお嬢さんがふたりでダンス。赤いユニフォームがよく似合う。赤は女性の色です。ズムスタに来る赤いユニフォームを着た女性のファン、総じて5割増しで可愛い。とってもチャーミングに見えちゃう。彼女たちはそのままのいでたちで合コンに行くとよろしい。僕のような阿呆なカープファンの男にモテることうけあいである。
 
 このまま幸せな結末に向かわないところが今のカープのつらいところである。詳しくは書かない(書きたくない)が、マエケンの突如の大炎上。もうずーっと満塁。押し出しやらタイムリーやらで2点差。さっきCCダンスをしていた美麗な母娘も、右斜め前の見目麗しきお嬢さんふたり方も着座したまま右拳に顎を乗せ、まんじりともしない。もはやロダンの「考える人」状態。このクソ暑い中、そのままピクリとも動かずただ迫り来る恐怖に耐えている。お肌に悪そうであります。
 エドガーが代打で出てきた時点でいやーな予感がした。いろいろある選択肢の中、あえてエドガーですから。こんな予感は当たらなくてもいいのにエドガーがスカーンと逆転のグラスラ。腰を折ってひざに手を置くマエケン。あー……これで交代か、と思いきや謎の続投で次打者坂本もスカーン。マエケンには屈辱以外何も残らなかった一日だったに違いない。
 横にいた(僕が無理やり誘った)O君は7回が終わるや帰ってしまった。左方にいた親子連れも荷物をまとめて退散。確かにこんな試合をこれ以上お子さんに見せるのは教育上非常によろしくない。まことに正しい選択であります。
 ラッキーセブン、買いおいていた風船を飛ばしたものの、3万近い観衆、みーんな冷めておりました。現場にいるとわかるんです、空気が。切なかったなぁ。
 余った風船は前の席の親子連れにあげました。大変感謝されました。このご家族は試合終了までおられ、帰りに僕に改めて丁寧に御礼してくださいました。いやいやとんでもない話です。お邪魔してすみませんです。願わくば、ご子息がこの結果にグレてジャイアンツファンにならないことを祈るのみであります。

 こんなひどいゲームでしたが、いいこともありました。左斜め前に座った男ふたり女ひとりの三人組。20代前半とおぼしき彼らはどっからどう見ても初めてズムスタに来た風情。最初はよそいきな態度でモジモジしてましたが、8回裏ぐらいになるともう熱狂的応援団に変貌しておりました。見よう見まねのスクワット応援。飛び散る汗は僕をひたふるに癒してくれました。関係性上難しいだろうが(←余計なお世話)ずっと仲良くおやりなさいな。たまたま観た試合がこんなゲームでごめんなさい。

 荷物をまとめて肩にかけ、階段を下りている僕の背中に、つらいけど間違っていない野次……いや、心の叫びが刺さった。

 「こんな試合で金取るなー!」

posted by 副会長K |01:44 | 観戦記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年07月18日

7/18観戦記

こんばんは。

こっそりと、というわけでもないですが
時間があったので、ズムスタに行ってきました。
正直、サンフレに行こうかとも思ったのですが、
広島駅方面に用事もあったのでズムスタに行くことに。
ま、あとで後悔することになったわけですが(苦笑)

いや~、中田廉はよかった。
今すぐに勝ちゲームの後ろで使ってもいいんじゃないかと思うほど。
変化球で簡単にストライクが取れてたし、真っ直ぐもいい球が来てました。
横から見てたら、大竹に似た下半身の使い方だなと思いましたよ。
マエケン-中田廉の完封リレーとか、数年後には観れるかも。
想像するだけで酒が進みそう(笑)

というわけで、今日は中田廉が観れてよかったなと。
え?、試合内容?
何かありましたかね? お客さんは結構入ってましたね。
今シーズン?
とっくに諦めてますよ。
岩本を相手投手の左右で外すのとか、やめて欲しいですね。

あ~あ、サンフレに行けばよかった。
ただ、ビッグアーチに2万3千人入ったらしいので、帰宅が大変だっただろうけど。

posted by 業務部長 |23:29 | 観戦記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年07月18日

ズムスタ観戦記 7/16 後編(というか本編)

 さっき昨夜自分が書いたエントリーを見て、恥ずかしさで顔が熱くなった。そこに記されてあったのは何の脈絡もないうえに「ちょっと何言ってるのかわからない」内容の文章。いくらこれを書いていた時の僕が泥酔状態だったとはいえ(ええ、そうです。言いわけです)これはひどいですな。しかも最後は「後編に続く」ですって? 何じゃそりゃ? 観戦記を前編と後編に分ける意味がわからない。その行間からは完全に「メンドくせーから続きは明日書こっと」という気持ちがにじみ出ている。あるいはただ眠くなってしまったのか。ほとんど記憶がないのだが、まぁ真相がどうであれ醜悪としか言いようがない。ほんますんません。みっともないところをお見せしました(まぁ、いつものことと言えなくもないけど)。
 とにかく、まことに不本意ながらも「後編に続く」などと書かれてしまっている(←お前が書いたんだろ)以上、後編を書かざるを得ないではないか……あ、いや、書きます。むしろ書かせて下さい。ここらで汚名を挽回、もとい、名誉を返上せねばなりますまい。
 というわけでズムスタ観戦記・後編の始まりであります。始まりったら始まりなのであります。誰が何と言おうと始まりなのであります。お願いだから始めさせてください。
 
 前編に書かれていることがあまりにも意味不明(←だからお前が書いたんだろ)なので、改めて最初から順を追って説明させていただきます。やれやれ。もう前編とか後編とか云々の話じゃありませんな。
 要は、職場の先輩のSさんに野球を観に行くのなら一緒に行きましょうと言われたので僕が承諾したわけですね。で、その間の僕自身の心の中の葛藤(そんな高尚なもんじゃござんせんが)みたいなことが多分言いたかったんでしょうあの文章は。で、まぁ試合が4回に入ろうとしているのにまだSさんが到着しないので僕が焦りはじめるの図→後半へ続く……となるわけですな。いやー、改めて見ると恐るべき意味不明さ加減である。どうしてこんなことになったのか。これから少しづつ明らかにしていきます。
 
 Sさんと約束をした僕はいつものように呉線に乗り球場を目指した。広島駅でSさんに連絡すると少し遅れそうとのことだったので、食べ物と飲み物を調達して僕は一人で球場入り。本日のお席は内野自由席なう。
 しばし一人で試合を観る。篠田があまり良くない。2回、先頭のブランコに四球を与えるとそこからカンカーンと連打を浴びて2失点。うーむ。先が思いやられる。Sさんが来る前に試合が決まらないよう祈った。
 ドラゴンズの先発は山井。今日はサングラス対決である。こっちは非常に出来がいい。コントロールが抜群で、ちょっと攻略に手間取りそうだ。
 さてSさんが到着したのは4回表の始まる直前だった。。柵越しにチケットを手渡して、席へとお連れした。Sさんは律儀にも僕に遅れたことをひと言詫びて席に腰掛けた。さぁ、ン十年ぶりのプロ野球観戦、そして初めてのズムスタ。Sさんは一体どんな感想を抱くのだろう。きっと今ごろは感動と緊張で身体の震えが止まらないでいるに違いない。僕もズムスタのこけら落としに立ち会って起立脱帽して場内に流れる「君が代」を聴いた瞬間は柄にもなく体中がジーンと痺れるほどの感動を覚えたものだ。「初体験」とはすべからくそういうものだ。うんうん、わかってますよSさん。何ならハンカチお貸ししますよ。持ってないけど。そんなことを妄想していると、にわかにSさんが口を開いた。
 「これは、あれじゃねぇ。結構、よく見えるねぇ」
 椅子から落ちそうになった。な、な、な、何じゃそりゃ? どんな感想っすか、先輩? そりゃよく見えますわいね。野球場の客席ですもの。そうじゃなくてもっと何かこう……ありますでしょ先輩? もしかしてまだ緊張してます?
 「あー、篠田っていうのは左投げなんじゃねぇ。初めて知ったわ」
 干し草を食むラクダのようなリラックスした面持ちでSさんがのんびりと言うもんだから、思わず苦笑してしまった。
 そうなのである。今さらになって思い出したが、Sさんは子どもの時以来ン十年もプロ野球を生観戦していないのである。要するに平素から、野球およびカープに強い興味を持っているわけではない人なのである。それでも、昨年出来たらしい新球場にはずっと興味があったのである。だから機会があれば一度行ってみたかったのである。多分。そしてたまたまその水先案内人に指名されたのが僕だったわけですね。すべては妄想なのだが。
 そうとなれば、普段からお世話になっている優しい先輩である。是非今日という日を楽しんでいただきたい。出来ることならこの日を境にこちら側(熱狂的阿呆カープファン)にSさんを引き込んでしまいたい。これはもはや布教活動だ。僕はそう自分に言い聞かせ、Sさんにカープの素晴らしさを説こうと決心した。ビールとコーラで乾杯(Sさんは下戸なのです)し、一緒にお好み焼きを食べながらしばし野球談義に花を咲かせる。というかほぼ僕が一方的に喋っていた。しかしなんだかSさんも楽しそうだ。こちらも何やら甘い気持ちになってきた。その様はさながら友達以上恋人未満の男女が徐々に打ち解けて距離を縮めていく感じである。ひとつだけ違うのはSさんがまごうかたなき男性だ、ということだけだ。
 すっかりゲームも佳境に入り、ふたりでじっくりとグラウンドを眺めていると、ある人の姿が目に入った。仕事帰りのサラリーマンといった風情の、長身で細身の男。はっとして目を凝らした。何と、当ブログの管理人にして当会の唯一の理性、業務部長Nくんではないか。
 これはいかん。たぶん彼はいま僕がここにいることを知っている。高校の風紀委員よろしく、僕とSさんのスキャンダルを防ぐべくどこからか仕入れた情報に基づいてここを嗅ぎつけたようだ。これは困ったぞ。どうしたものか。業務部長は僕らの斜め前5メートルぐらいの場所に腰掛け、ハンカチで汗を拭いている。確信した。完全に気付かれている。彼は我々の目に入る場所にあえて座ることで自分の存在を知らしめようという腹づもりだ。
 こうなったら開き直るしかない。僕は自ら業務部長に歩み寄り、声をかけた。「もしもし。あー、やっぱりNくんじゃん。偶然じゃね」平静を装ったが、多分声は震えていたと思う。業務部長は一瞬腰を浮かせて「おおっ。Kさん。お疲れです」と驚いたそぶりをみせた。もちろん演技に違いないのだが、僕は出来るだけ平静を装い続け、業務部長をSさんのもとへ連れ、紹介した。こうなったら破れかぶれだ。
 そこからは3人で並んで座って試合を観戦した。どことなく重苦しい雰囲気がその場を支配していたのは言うまでもない。ゲームは結局、和田さんのダメ押しのホームランを浴びたカープが山井に完封を許すという完敗だった。Sさんは残念がりながらも「楽しかったよ。ありがとう」と言い残し、右手を上げて広島駅のホームに消えていった。
 残された業務部長と僕。ふたりでとあるお店に入り、ビールを飲みながらここには書けないような話をたくさんした。そして結局、業務部長のマンションにお泊りさせてもらった。そしてその場で泥酔と狼狽の入り混じった状態で前回のエントリーを書き、勝手に後編に続かせ、しかるのちにいつの間にか眠っていた。
 翌日。業務部長に送ってもらったその足で職場に出勤すると、そこにはいつも通りSさんがいた。しかし、Sさんが昨夜までとは打って変わって僕にずっとよそよそしく接し続けたのは言うまでもない。ちなみに、この話は80%以上がフィクションです。
 

 
 
 
 

posted by 副会長K |00:33 | 観戦記 | コメント(1) | トラックバック(0)
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