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錦織圭 インディアンウェルズのタイトルはまだ早いのか

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期待も虚しくQFでの敗退となりました。落胆です。もしかしたらタイトルを取れるのかの思いに加え、全豪での借りを返すフェデラー戦が、手の届くところまで来ていたからかもしれません。

第1セットはソックに奪われましたが、第2セットは錦織圭が取りました。しかしトイレットブレイク後の第3セットは、先にブレイクを許し、ブレイクバックを期待したのも束の間、2ゲームダウンとなった時は、目眩を感じました。バカな…まさか…との動揺です。結果、巻き返しの期待も、風前の灯火のように儚く消えてしまいました。

しかし錦織圭は、ここインディアンウェルズの遅く跳ねるサーフェスを得意とはしていませんでした。加えて、ソック陣営も、錦織圭を研究していました。ソックは大会を通じ、強打し過ぎる点を修正し、キックサーブを多用しました。試合後のインタビューでのソックは、絶対に腰高で打たせないようにして主導権を握り、1st、2stサーブ共に、キックサーブを多用したと答えていました。このコートでは、錦織圭に対し、有効だとチームで捉えていたようです。

しかし錦織圭も応戦しました。高い起動のボールをエアーで捉えたりと、苦手なサーフェスに対処していましが、押さえきれずにリターンが流れたり、浮いたり。また、起動が逆に変化するキックサーブにタイミングが合わず、無念の敗戦です。苦手な起動を多用され、気が削がれたようにも思います。

錦織圭は着実に強くなっていますが、マークもきつくなっています。2014の全米での準優勝で、ランキング5位に上がり、2015年は苦しみながらも年間を通じ、TOP8をキープです。2016はランキング6位に上げ、ツアー終盤には5位に上がり、キープしています。これはBIG4同様のマークがつき、徹底戦略を講じられる立場となったのです。これを打ち破ることが、頂点に立てる条件なのかもしれません。

優勝 準優勝 1.ジョコビッチ ・ラオニッチ 2.ジョコビッチ ・錦織圭 3.ナダル ・モンフィス 4.ジョコビッチ ・ マレー 5.マレー ・ジョコビッチ 6.ジョコビッチ ・錦織圭 7.チリッチ ・マレー 8.マレー ・バウティスタ 9.マレー ・イズナー

上記は2016のMS1000でのファイナルの顔触れです。 1.パリバ2.マイアミ3.モンテカルロ4.マドリード5.イタリア国際6.ロジャース・カップ7.ウェスタン8.上海マスターズ9.パリバマスターズの順です。

2015 1.ジョコビッチ ・フェデラー 2.ジョコビッチ ・マレー 3.ジョコビッチ ・ベルディハ 4.マレー ・ナダル 5.ジョコビッチ ・フェデラー 6.マレー ・ジョコビッチ
7.フェデラー ・ジョコビッチ 8.ジョコビッチ ・ツォンガ 9.ジョコビッチ ・マレー

2014 1.ジョコビッチ ・フェデラー 2.ジョコビッチ ・ナダル 3.ワウリンカ ・フェデラー 4.ナダル ・錦織圭 5.ジョコビッチ ・ナダル 6.ツォンガ ・フェデラー 7.フェデラー ・フェレール 8.フェデラー ・シモン 9.ジョコビッチ ・ラオニッチ

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「錦織圭 インディアンウェルズのタイトルはまだ早いのか」へのコメント

テニスファン様

凄い分析です。ストロークを8、9回ではトロフィーは掲げられないですね。ネットプレーの向上も頷けます。

私もネットプレーが大きな鍵だと思います。それと、以前からアキレス腱と言われているサーブも改良の余地はまだあると考えています。今は1stサーブのトップスピードを落とし、ボディとキレるワイドを多用してますが、前方に押し出すトスが不安定だと考えています。

テニスファンさんの指摘を胸に、観戦しようと思います。ありがとうございます。

錦織圭 インディアンウェルズのタイトルはまだ早いのか

何が足りないのか
→圧倒的に「技術」ですね。
もっとも「圧倒的」というのはBig4と比べてですが。

錦織・マリーはしっかり体重を乗せるストロークを早いタイミングで打ちますから、
スピン系の不規則な回転をするボールを打つ相手や、そうなるコートを苦手としています。

……がそれは、「早いタイミング」を変えれば良いのではという話となり、
マレー、錦織にはできません。ただマレーには強靭なタフネスがあります。

ナダルはもともとライジングで打つプレイヤーではないので、外的要因に左右されることはほとんどありません。ジョコビッチはマレーとナダルの中間ぐらいでしょうか。

フェデラーは他のBig4とは異質です。上半身の回転だけでボールを打ちますので、不規則な動作が少なくミスが少なく、ウィナー級のボールを打てる範囲が広いのです(フォアハンドのデルポトロとよく似ています)。さらに、ストロークの間に足は次の動作に入る準備ができますから、スムーズにネットプレイに入れます。おそらく圭より2歩程度早いのではないでしょうか。

ネットプレイが多くなれば、やはり外的要因が少なくなりますよね。

GSで優勝するためには圭はまだ技術が足りないのですよ。

個人的にはネットプレイの技術が特に足りないと思います。
まさか、全部の試合をストロークで押し切るつもりですか。
何回ラケットを振らなければならないのか、数えてみてください。

平均ストローク回数を5回/1pointとして、相手にポイントを許さず3setマッチで勝利したとしても、
5回x4pointx6gamex2set=240回。これを優勝まで7回試合をするとするなら、1680回。
極端な例でこれですから、実際は圭の場合この2倍から4倍になるわけです。GSならさらに1.5倍になります。

なので、優勝を考えるのであれば、ストローク8回9回を何回もしている時点で「負け」なんですよ。

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