2008年01月15日

We Love BASKETBALL!

こんにちは、Hareruya24です。

みなさん、いかがお過ごしですか?
昨日の余韻がいまだに残っている人もいるでしょう。
ボクが購読しているA新聞は、桜木ジェイアール選手の写真が掲載されてました。
両チームトップの34得点は確かにすごかったッス。
最後の逆転のシュートも彼でしたよね。
優勝予想でトヨタ自動車を挙げていた(理由はヘッドコーチと呑んだことがあるからなんですけど…)ボクとしては、ちょいと悔しいような…でも日本人であそこまで頑張ってくれるセンターが出てきたのは嬉しいような、そんな気持ちです。

そんな桜木選手と熾烈な戦いを繰り広げていた選手がいます(前に挙げた古田選手以外で…)。
トヨタ自動車アルバルクのチャールズ・オバノン選手です。
今大会はJBLの外国人選手が「オン・コート・ワン」、1人だけコートに立つことができた大会でした。
以前にも1997年大会と2002年大会で同じく「オン・コート・ワン」が採用されています。

ただそのときとちょっと違うのは、そのころの外国人選手はほとんどがビッグマン…つまりインサイドプレイヤーでした(ボッシュのトム・クラインシュミット選手のようなアウトサイドのできる選手もいましたが)。
だから日本人のビッグマンを強化しようと「オン・コート・ゼロ」にしたり、「オン・コート・ワン」にしたり、をしていたみたいです。
それが今の外国人選手はPGだったり、SGだったりもするので、日本人ビッグマンが出られないってことはなくなってきているわけですな。

チャックvs桜木!
【もはやチャールズ・オバノン選手(左)はトヨタ自動車の顔と言ってもいい。(C)(財)日本バスケットボール協会】


まぁ、そんなレギュレーション(規定)の話はいいんですわ。
オバノン選手のお話。
彼は2000年にトヨタ自動車入りをしていて、2002年の「オン・コート・ワン」のときに天皇杯に出ています。
でも2回戦で敗れてしまった。
悔しさを翌年に晴らそうと思ったことでしょう。
でも翌年のお正月からはずっと観客席で見るばかりになってしまった。
だから、今大会はすごく楽しかったといいます。
「やっぱり見ているよりも、プレイしているほうがチームに貢献できるし、いいことだよね」
そりゃそうですよね。
コートに立てないことほど、選手にとって悔しいことはないでしょうから。
そういう意味では「オン・コート・ワン」ではあったけど、今大会に外国人選手が出場できたことは、大会のレベルをグンと引き上げた要因の1つだと思います。

もちろん、外国人選手が出ることによって、登録から洩れた選手もいます。
前にも書きましたが、東芝の板倉選手や志村選手などがそうですよね。
そういう選手がいることをしっかりと心に刻んで、コートに立つ選手は頑張らなきゃいけない。

たとえばこんな話もあります。
女子のシャンソンはリーグ登録が13人、登録規定人数より1人多い。
その1人になってしまったのが#6・日下部知恵選手でした。
でもチームメイトは彼女の背番号をシューズに貼り付けてプレイしていましたよ。
日下部選手の分まで、という気持ちが足元にまでしっかりと表れていたんです。

シューズに刻まれた「6」
【シャンソンの選手の足元には日下部選手の背番号が。(C)(財)日本バスケットボール協会】



そんないろんな想いを抱えながら戦ってきた天皇杯・皇后杯2008も昨日で終わりました。
8日間に渡って繰り広げられた大会に足を運んでくれた観客の数はな、な、なんと――30,099名
嬉しいことですよね。
もちろん今大会からチーム数が増えて、日程も少し多くなったということもありますが、それでも21世紀に入って1番の大入りだそうです(協会関係者談)。
決勝戦の入場者数は昨年よりも減っているんですが、それは単純に代々木第一体育館(昨年はアスベスト工事のため第一でしたよね)と代々木第二体育館のキャパシティの差でしょう。
全体としては間違いなく増えているんです!
そうなんです! ク~ッ!!(川平慈英風に…古っ!?)

その要因の1つはやっぱり2006年のFIBA世界選手権なのかなぁ~なんて思ったりしますが、みなさんはどう思いますか?
2006年にKサマに惚れ、フルさんに惚れ(=ボク)、シンスケに惚れ(=ボク)、そんな人が一気に増えたのかなぁと。

ということで、そんなバスケが好きになった人に朗報です!
来年2009年は、1人でも多くの人が観戦できるように、代々木第一体育館でやります。
決定です!
決定しました!!
それを楽しみにしつつ、2008年のバスケライフを満喫しましょう!

それと長くなるけど、もう1つ。
今大会は準々決勝から観客の入れ替えが行われましたね。
初めてのことで戸惑った人もいるでしょう。
でもね、これまでは、たとえば男子の○○さんを見たいから、女子の試合に来て席だけ確保して、渋谷に出かける人もいたそうなんです。
(そういえばバレーボールの世界選手権でボクの隣にいた男性2人は、コートからモー娘。が消えた途端、どこかに行き、バレーの試合、しかも日本代表の試合も見てませんでしたから…)
それだとせっかく女子の試合を見たいって会場に足を運んでくれた人も、「席に座れないなら帰ろうか」ってなってしまいますよね。
そういう事情があったそうです。
1人でも多くの、その試合を見たいって本気で思っている人に見てもらいたい、そういうことなんですね。
厳しく言えば「観客のマナー向上作戦」ってところかな…すいません、生意気言っちゃってm(__)m

いろんな座席指定に戸惑った方もいるでしょう。
そんななかでも、立ち見までして見てくれた方も多く見受けられました。
本当に嬉しかったッス。

選手によく「なんでバスケを続けているの?」っていう、愚問を投げかけることがあります。
ある程度の答えを期待しながら…だから愚問なんだけど。
そうするとほとんどの選手がこう答えます。
「やっぱりバスケットが好きなんですよねぇ~」
その一事に関していえば、選手も、ファンも同じ想いを持っているんですね。
ちょっとネガティブな問題が発生しても、それでもやっぱり試合会場に足を運ぶファンは、コートに立つ選手たちと同じくらいバスケが好きなんですよね。

そんなことを感じた天皇杯・皇后杯でした。

最後に、ウインターカップ初日から今日まで走り続けましたが、ここらでちょっとお休みをいただきたいと思います。
このブログを書くに当たり、多くの関係者のご助力をいただきました。
そして何よりも約12万のページビュー、読者の方に感謝をいたします。
本当にありがとうございます。
来年…いや、11ヵ月後にまたお会いできたらと思っています。
もしかしたら、どこかで、Hareruya24ではない名前で、ゲームのレポートとかバスケに関することを書いているかもしれませんよ。
ちょっと探してみてください。

ではでは、本当にありがとうございました。
北緯35度50分、東経139度40分から、Hareruya24がお送りしました。

See You AGAIN!

最後の最後まで長くなっちゃって、すいましぇん(>_<)


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posted by Hareruya24 |14:46 | 天皇杯・皇后杯徒然日記2008 | コメント(7) | トラックバック(0)
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2008年01月14日

悔しさがあったからこそ立てる頂点

お疲れさまです、Hareruya24です。

終わりました…
2008年の天皇杯を下賜されたのは―ー
アイシンシーホース
です。

喜び爆発!
【優勝の喜びを爆発させたアイシンのメンバーたち。(C)(財)日本バスケットボール協会】


試合終了直後、本当に直後、選手たちはセンターコートで抱き合っていました。
その中から最後に現れたのが、佐古賢一選手と柏木真介選手でした。
柏木選手なんて号泣ですからね…
そういえば昨年の天皇杯でも号泣してました。
でもその質はまったく違います。
悔しさ、不甲斐なさで流した昨年の涙と、苦しさの中から結果を出した責任感による涙。
佐古選手はこう言ってましたよ。
「責任感から涙を流せる選手が、ホンモノの選手だと思うんだ」

佐古選手と柏木選手
【PG同士だからわかる苦しさがある。佐古選手(左)と柏木選手。(C)(財)日本バスケットボール協会】



第4ピリオド残り5分くらいまで13点をリードしていたアイシンでしたが、そこからトヨタ自動車の猛追を受けます。
そう、文字通り、受けてしまったわけです。
そして残り1分43秒のところでひっくり返されてしまいます。
「苦しいところで昨年のことを思い出しました。このままでは同じことになってしまう。そこから絶対に負けないんだという気持ちが沸いてきましたね」
柏木選手はそう言います。
昨年の天皇杯のファイナルで、同じくトヨタ自動車に大敗を喫してしまった、あの悔しさ。
それを柏木選手は思い出し、それを糧に築き上げた自分自身を再度信じ、奮い立たせたんですね。

佐古選手はそんな柏木選手をこう評していました。
「昨年に比べて、自分を犠牲にするプレイが見えるようになりましたよね。彼は能力があるからいろんなことができるけど、苦しいときにでも自分が攻めるんじゃなくて、我慢して、周りを使えるようになってきましたね」
そしてこうも言います。
「言い続けていることなんだけど、『日本一になったチームのPGが日本一のPG』なんです。それはチーム力を生かして勝っているわけだから。そうして結果を出していくことで『柏木真介』という時代をリードしていくPGになっていくんだと思います…ボクも勝ってきたことで今があるんです」
深い…なんて深みのある言葉なんだ。
目から鱗ですな。

今シーズンはチャレンジカップとの2冠を達成しました。
でも、悪い言い方をすれば、まだたったの2つしか獲っていないんです。
ってことは、柏木真介選手もまだまだこれからなのかな。
「ミスター・バスケットボール」の異名を引き継ぐには、もっといろんな勝ちと負けを経験しなければいけないわけです。
「昨年に比べたら責任感という部分は成長したと思います。自分がチームを引っ張っていこうって思ってるし、それが徐々にだけどプレイにも出ていると思う。でもボクは全然満足してないし、まだまだやるべきことはたくさんありますから」
柏木選手もそれは重々わかっているようですな。

真のPGへと成長した!
【柏木選手はこれからさらに進化を続けることだろう。(C)(財)日本バスケットボール協会】


でもやっぱり、今回の天皇杯優勝は、間違いなく柏木選手がアイシンの“真のPG”として成長を遂げたことが要因の1つです。
昨年の悔しさをきっちり返した成長が――
今日のゲームの最後の最後、3点差を追うトヨタ自動車は、最後のシュートをルーキーの岡田優介選手が打ちました。
でも外れた…
試合終了後から表彰式の間もずっと彼がうつむいていたのが印象的でした。

チームメイトに支えられる岡田選手
【チームメイトに支えながらコートを出る岡田選手(中央)。(C)(財)日本バスケットボール協会】


あの場面でシュートを打つのはとても勇気がいることだと思います。
果たして自分でいいのか、と思ったかもしれません。
でも彼は打って、結果は外れた。
もし責任を感じているのなら、再度同じ場面になったときに、今度は決めればいい。
昨年の柏木選手がそうだったように、岡田選手もこれを糧にさらなる成長をしてほしいと思います。

今日1つ目の日記で「ラスト」には「最上の」という意味があると書きました。
今日のラストゲームは、まさに最上のゲームでした。
その一方で、「ラスト」には「続く」という意味もあります。
天皇杯・皇后杯2008はこれで終わりますが、彼ら、彼女らの戦いはこれからも続きます。
成長を続ける彼ら、彼女らの戦いをこれからも見守っていきましょう!
そして応援をし続けましょう!!

本日最後も熱く、長くなっちゃいましたが、お付き合いくださって、ありがとうございました。
明日、最後の日記を更新します…これ以上書いたら、読んでくれなさそうなので(笑)。
お別れのあいさつも明日ってことで…

天皇杯・皇后杯の行われた代々木第二体育館のプレスルームからは最後になる、Hareruya24がお送りしました。


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posted by Hareruya24 |18:05 | 天皇杯・皇后杯徒然日記2008 | コメント(6) | トラックバック(0)
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2008年01月14日

アイシンvsトヨタ(AJ決勝戦)

アイシンシーホース ○ 85-82 ● トヨタ自動車アルバルク

昨年と同一のカードとなったアイシンとトヨタの頂上決戦は、シーソーゲームとなる。後半、まずはアイシンがリードする。第4ピリオド、トヨタが猛追し13点差をひっくり返す大逆転に成功。しかしアイシンも落ち着いてゴールを決め返し、再びリードを奪回。追いすがるトヨタを振り切り、勝利。アイシンは昨年の価値ある準優勝を、見事形にして見せ、3年振り5回目の優勝を果たした。
  
 第1ピリオド、両チームアップテンポな立ち上がりで、攻守が目まぐるしく入れ替わる。アイシンは全選手がバランスよく得点。守りでは#3柏木の激しいディフェンスが光る。対するトヨタは#13オバノンがドライブや外角のシュートなどで11得点を稼ぐ活躍し、リードを奪うことに成功。第1ピリオドは23-25とトヨタが一歩リード終了する。
  
 第2ピリオド、アイシンは3点ビハインドの状態から、#3柏木がたて続けにシュートを決め、残り7分切ったところで30-29と逆転。さらに#3柏木の3Pシュートで追加点を挙げる。その間シュートが入らず苦しかったトヨタは、すぐに巻き返し、35-35の同点。アイシン#7メイがカットイン・3Pシュートと連続5得点し、再びリード。トヨタは相手のファウルから得たフリースローを4本中3本を沈め、2点差に詰め寄るが、アイシンはリード変わらず前半終了。
  
 第3ピリオド、アイシンは#3柏木がスティールからそのまま持ち込みゴール。トヨタも#13オバノンのゴールなどで同点まで追い上げるが、アイシン先行の展開は変わらず。トヨタ#12渡邉が3Pシュートを決め攻勢に転じるが、アイシン#1竹内が3Pシュートを決め返し、51-47。さらにアイシンは#3柏木が攻守に渡って活躍、アイシンを牽引。トヨタは#34高橋が要所で得点し、食らいつく。アイシンも#32桜木らが得点を返し、対抗。残り1分半で67-56とアイシンが二桁リード。トヨタは#10岡田が3Pシュートブザービーターを沈め、8点差まで縮めて最終ピリオドへ。
  
 第4ピリオド、早々に追いつきたいトヨタだが、その焦りからかシュートが決まらない。アイシンは#32桜木がゴール下で奮闘。オフェンスリバウンドからシュートを決め、14点差まで広げる。トヨタはタイムアウトを取り、#12渡邉の3Pシュートから猛追。トヨタはアイシンオフェンスを残り5分からシャットアウトし、フリースローなどで詰め寄ると、残り1分43秒、#45古田のシュートで79-80と逆転に成功。残り1分、アイシンは#32桜木のゴールでトヨタの激しい追い上げを振り切る。トヨタはファウルゲームへ持ち込むが、アイシンは落ち着いてフリースローを沈める。
 最後はトヨタ#10岡田の3Pシュートも外れ、激闘に終止符。アイシンが昨年の雪辱を果たし、栄冠を手にした。 

ボックススコア

情報提供:(財)日本バスケットボール協会/JABBA-NET

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posted by aj2008 |17:48 | オールジャパン男子決勝戦 | コメント(1) | トラックバック(1)
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2008年01月14日

最後にして、最上のラストゲーム

こんにちは、Hareruya24です。

今日は成人の日。
代々木第二体育館の近くにある明治神宮近辺でも晴れ着姿の新成人の方を何人か見かけました。
新成人の方、おめでとうございます。

ずいぶん前ですが、同じく成人の日にラグビーの日本選手権が行われていました。
それをテレビで見ていたHareruya24少年は、晴れ着姿でW大学を応援をしている20歳のお姉さんたちを画面で見て、華やかだなぁ、艶やかだなぁって思った記憶があります。
それでW大学に行きたいって思ったものです…?
今日もそんな新成人の方が来てくれると嬉しいなぁ~(笑)

さて、そんなことよりも決勝です!
ファイナルです!!
天皇杯2008のラストゲーム…最後の試合です。
ラストには「最後の」という意味もありますが、「最上の」という意味もあるそうです。
JBLでは1位、2位を争うチーム同士のラストゲームは、最後にして、最上のゲームなわけです。

今大会は外国人選手がオン・コート・ワンで参戦しています。
JBLとは違う形なわけですが、お互いのチームのベースは変わらないはず。
チーム・ディフェンスからリズムを作り上げていく両チームですから、我慢が強いられる戦いになるでしょう。
その強力に築き上げられたディフェンス網をどう破っていくか――

U-15女子トップエンデバーのコーチがこんなことを言ってました。
「矛と盾、国語では『矛盾』という言葉になるけど、バスケットでは、何でも貫く矛=オフェンスと、何も通さない盾=ディフェンスの間に技術(テクニック)が生まれるんだよ」

今日いきなり何か新しいモノが生まれることはないでしょう。
でも、今日のラストゲームでは何かが生まれる瞬間を、もしかしたら見られるかもしれませんね。
何かを生みだしたチームが天皇杯を…

そんなことを期待しながら、ティップオフは今日も――14:06!

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posted by Hareruya24 |12:48 | 天皇杯・皇后杯徒然日記2008 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年01月13日

やはりの“したたかさ”で3連覇達成!

お疲れさまです、Hareruya24です。

女子のファイナルが終わりました。
2008年、皇后杯を下賜されたのは――
富士通レッドウェーブ
でした!
見事、3連覇です!!!

富士通、3連覇!
【見事、3連覇を達成した富士通レッドウェーブ。(C)(財)日本バスケットボール協会】


ゲーム内容に関してはレポートに譲るとして、ボクの感想としては、「やはり」でした。
やはり、富士通のしたたかさが、それがはっきりと出たゲームでしたね。
JOMOはそれを打ち消すことができなかった。

「どこで誰を使うか、というところの差だと思います。そりゃ、リョウさん(矢野良子選手)を使うだろう。私が富士通のPGでもそうすると思いますもん。そこが明暗を分けましたね」
JOMOの大神雄子選手はそういいます。
チームの基点である矢野選手を、ここぞという場面で使いきった富士通と、同じく基点である山田久美子選手をベンチに下げ、コートに戻す機会を逸してしまったJOMO。
そこが勝者と敗者を分けた部分だというわけです。

じゃあ、矢野選手を止めればいいじゃないか、と思うんだけど、そう簡単にいかないのが富士通の上手さであり、矢野選手の上手さなんです。
「昨日の準決勝の話を聞いていて、『リョウさんにWチームに行けばいいじゃないか』って思ってたんです。でも実際にやるとそれができない。なんでなのかがわからないんですよ」(大神選手)
わかっているのにできない。
バスケットにはそういうシーンがあるわけです。

矢野良子選手:35得点、11リバウンド(うち5本がオフェンスリバウンド)。

ボールを追う矢野良子選手
【矢野良子選手のボールへの執着心が富士通3連覇の鍵だった。(C)(財)日本バスケットボール協会】


ボクは得点よりもリバウンド、特にオフェンスリバウンドに矢野選手の強さを感じました。
「今大会は3番(スモールフォワード)で出場しているので、ミスマッチに起こって、インサイドにいることが多いんです。だからオフェンスリバウンドに絡みやすかったんです」
矢野選手はそういいますが、それだけではありません。

富士通には、オーソドックスなセンターがいません。
どの選手も3ポイントシュートが打てるし、ドライブもできる。
たとえ背が180センチを超えていても…富士通はそんなチームです。
「みんなが外にいたままだとオフェンスリバウンドが弱くなって、相手に速攻をされてしまう。それが怖いから、シュートを打ってない選手はリバウンドに飛び込むように、練習中からみんなで意識しているんです」

さらには、センターらしいセンターがいないことで、他のチームの弱点を突くこともできるんです(もちろん逆もありますが…)。
相手の弱いところ、今日でいえば、横の動きに難のある山田選手や諏訪選手に対してはドライブで切っていく。
JOMOはそこをチームディフェンスで守りたかったんでしょうけど、先にセンター陣がファウルをしてしまう。
ベンチに下げざるをえない。
そうなると富士通にとっては好循環、JOMOにとっては悪循環が起こるわけです。

それを徹底した富士通のしたたかさと、徹底できなかったJOMOの弱さ。
したたかさって「強かさ」って書きますからね。
つまりは、富士通の強さだったんです。

ともあれ、皇后杯は富士通の3連覇で幕を閉じました。
しかし、皇后杯を手にできなかったチームは、ここからリーグでの巻き返しを狙ってくるはず。
女子バスケットはここからさらに熱くなりますよ!

握手を交わす両ヘッドコーチ
【この2人のヘッドコーチによる戦いもこれからますます激化しそうだ。(C)(財)日本バスケットボール協会】


そして明日はついに――
男子のファイナル:アイシンシーホースvsトヨタ自動車アルバルク
こっちも熱くなること間違いなしッス!

あぁ、長くなっちゃった…最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。
Hareruya24でした。



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posted by Hareruya24 |18:12 | 天皇杯・皇后杯徒然日記2008 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年01月13日

富士通vsJOMO(AJ決勝戦)

富士通 レッドウェーブ ○ 80-70 ● JOMOサンフラワーズ

4年振りとなったこの決勝カード、富士通レッドウェーブ対JOMOサンフラワーズは、第3ピリオドまでシーソーゲームが続く。しかし、第4ピリオドで富士通が激しいディフェンスから流れを掴み、JOMOを圧倒。JOMOも#1大神が奮闘を見せるが、追いつくことは出来ず。富士通が3年連続3回目の栄冠を手にした。
  
 第1ピリオド、富士通は早いパス回しからチャンスを作り出し、得点を重ねる。対するJOMOは、#1大神・#8田中を中心に、1on1主体のオフェンスから得点を挙げる。両チーム一歩も引かないせめぎ合いが展開され、激しい守り合いからファウルもかさむ。第1ピリオドは、21-20と富士通1点リードで終える。
  
 第2ピリオド立ち上がり、JOMOは時折見せる富士通のゾーンディフェンスに攻めあぐねるが、#1大神の強気なプレイで少しずつ加点し、主導権を握る。富士通は、セカンドチャンスを何度も手にするが、シュートが入らず、開始から3分半無得点。しかし、その沈んだムードを富士通#12矢野(良)が、2本連続3Pシュートを含む連続8得点で一進。流れを引き戻すと、再びシーソーゲームが繰り広げられる。終盤にさしかかると、富士通は厳しいディフェンスから、#9船引(か)の3Pシュートなど連続7得点し、リードを奪取。たまらずJOMOは残り18秒でタイムアウト。JOMOは#1大神が時間を使って2点を返し前半終了。40-36と富士通がリードする。
  
 第3ピリオド、JOMOが得点すると、富士通は#12矢野(良)がインサイドで決め返す。その後、富士通はセカンドチャンスを獲得するが、なかなか得点に結びつかない。一方のJOMOは外角のシュートで徐々に差を縮める。残り35秒で同点に追いつかれた富士通は残り10秒で2得点。このまま終えるかと思われたが、残り10秒から一人で持ち込んだJOMO#1大神がブザービーターを決め同点に追いつく。
  
 第4ピリオド、先手を取ったのは富士通。開始から2分半で6得点を挙げ一気にリードする。JOMOは富士通のディフェンスを崩せず、得点が伸びない。その間にも富士通は#12矢野(良)の活躍などで流れを掴むと、更にリードを広げていく。成すすべのないJOMOは単発の得点に留まり、残り3分20秒でその差はついに12点と広がる。流れに乗った富士通はJOMOに付け入る隙を与えない。その後JOMOは、#1大神が気迫溢れるプレイでチームを牽引。巻き返しを図る。しかし、第4ピリオド中盤までに奪われたリードは大きかった。そのまま富士通が逃げ切り、3年連続3回目の優勝を果たした。 

ボックススコア

情報提供:(財)日本バスケットボール協会/JABBA-NET

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posted by aj2008 |18:07 | オールジャンパン女子決勝戦 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2008年01月13日

「したたかさ」を巡る戦いになりそうです。

おはようございます、Hareruya24です。

ついに女子のファイナルですねぇ~
昨日のセミファイナルのように熱くなるんだろうなぁ~
また延長なんてことに???
そう思って、NHK教育で放送される試合を15分延長して予約録画しておきました…ナマで見るんですけどね。


両チームとも延長戦を制してのファイナル進出です。
富士通のほうが若干年齢層が高いので、そのあたり、つまり体力面の不安が懸念されますな。
走りこんできてはいるだろうけど、昨日の今日ですからね。
しかも昨日も出場メンバーはスタメン5人+名木選手だけ。
残りのメンバーは1週間以上、本番の試合から遠のいているわけです。
出場したときの試合勘がどうか…
名将・中川文一監督の手腕に注目です。

一方のJOMOもスタメン5人+内海選手、諏訪選手の7人で試合をしていますが、富士通に比べてベテラン組の出場時間が少ないんです。
体力面ではJOMOに分があるのかな。

でも富士通には、ベテランならではの「勝負勘」があります。
昨日のシャンソン戦もそうでした。
勝負所で矢野良子選手のポストプレイを徹底的に使い、シャンソンを苦しめていました。
またシャンソンの弱点でもあるリバウンドを突く場面もありましたね。
「やっぱり、そこだよね」
と相手チームが認めるところを徹底的に突いてくる【したたかさ】が彼女たちにはあるんです。
そこをJOMOがどう打ち消すのか。

今一番脂が乗っている富士通のベテランと、これからの日本を背負って立つJOMOの中堅以下。
昨年の皇后杯覇者と、昨年のWリーグ覇者。
かなり大雑把に言えば、そんな構図のファイナルです。

13時会場にも関わらず、11:30には代々木第二体育館の前に数人のファンの方が並んでいました。
嬉しいですね。

さぁ、皇后杯を手にするのは一体――
ティップオフは14:06!
…テレビ放映のためッス。

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posted by Hareruya24 |13:30 | 天皇杯・皇后杯徒然日記2008 | コメント(0) | トラックバック(1)
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2008年01月12日

オレを超えてみろ!

お疲れさまです、Hareruya24です。

今日はなかなか見応えのある試合が多くて、ちょいと疲れましたよ。
フーッ、です。

さて、男子のファイナリストが決まりました。
アイシンシーホースvsトヨタ自動車
です。

昨年と同じ組み合わせですが、昨年とは違う気がします。
メンバー構成が変わってますからね。
1年で積み重ねたものもありますからね。
ホント、明後日が楽しみです。

それはさておき、本日最後の日記は大好きなプレイヤー・古田悟選手(トヨタ自動車)ネタです。
日本を代表するセンタープレイヤー。
派手さはないけど、あのディフェンスは惚れるわぁ~♪

今日、その古田選手とマッチアップしたのが、東芝の伊藤俊亮選手です。
古田選手より8つ年下で、これから日本のインサイドを守っていくべき選手だと思います。
まぁ、お互い日本代表で一緒にやったことがあるから、お互いのプレイについてはよくわかっているわけです。
「フルさんは積み重ねてきたモノがある人だから、それをボクも1つでも積めるようにしたい。フルさんとやるときはいつも勉強です」
伊藤選手はそう言います。

古田選手はスピードこそないものの、ディフェンスのうまさがありますよね。
伊藤選手は運動量でそれを凌駕しようとするのですが、それが簡単にいかないのがチームスポーツなところで…
伊藤選手はこうも言ってました。
「トヨタはチームとしてフルさんの穴を埋めてくるし、逆にフルさんのうまいところを使ってくる。1対1だけならボクも勝負を仕掛けられるけど、バスケじゃそうはいかないですよね。チームの中の役割っていう意味でもフルさんはすごいと思います」

一方のフルさん…いや、古田選手は伊藤選手についてこう言ってました。
「イートン(伊藤選手のこと)はボクに似ているところが多い選手。だからこそ、ボクの意地としては彼に負けたくない。それが今日も最初から出たんだと思います。チームのいいところを引き出すという点では、ボクのほうが勝っていた自信はありますよ」
齢36ですが、古田選手はまだまだ元気なようです。
当分は古田超えはムリ? そう聞くと、笑いながら
「引退するまではさせませんよ(笑)…って、簡単に超えられますよ」
う~ん、どっちがホンネなんだ???

押し込め、伊藤選手
【まだまだ伸び白の多い伊藤選手。(C)(財)日本バスケットボール協会】



ともあれ、日本のセンターはまず古田超えをしないと始まらない。
世界を相手にしたいのならなおさら。
いや、うまさとか、高さ、スピード、パワーは若い選手のほうが上かもしれないけど、それを0(ゼロ)にしてしまうディフェンス力。
あれは若いインサイド陣が身につけなきゃいけないところだと、ボクは思うんです。

さぁ、決勝の相手はアイシン。
ということは古田選手のマッチアップはたぶん桜木ジェイアール選手です。
彼も日本人なら、まずは古田超えを果たさねば。

「ジェイアールを完全に抑えるのは無理だけど、気分よくやらせないようにしますよ。ディフェンスをやらないと自分は無意味な選手だと思ってますからね」
古田選手も対ジェイアールに闘志むき出しです。
「駆け引きがうまくできれば、ボクのペースになると思いますよ」

いろんなマッチアップがあるわけだけど、ボクは、明後日の決勝戦、ひとつはインサイドのマッチアップに注目してみたいと思っています。
さてさて軍配はどちらに???

桜木ジェイアール選手
【古田超えなるか、桜木ジェイアール選手。(C)(財)日本バスケットボール協会】


といいつつ、明日は女子のファイナル!
今日みたいに熱くなってくれると、疲れそうだけど、それ以上に楽しくなりますね。
まずは明日ッス!


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posted by Hareruya24 |22:32 | 天皇杯・皇后杯徒然日記2008 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年01月12日

アイシンvs日立(AJ準決勝)

アイシンシーホース ○ 91-75 ● 日立サンロッカーズ

決勝の大舞台へのもう1枚の切符を賭けた準決勝、アイシンシーホースと日立サンロッカーズの一戦。序盤から、お互い一歩も譲らない白熱したシーソーゲームを展開し、意地の張り合いを見せる。ゲームが動いたのは第4ピリオド出だし、アイシン#0小宮の切れのあるシュートで流れを掴み、さらに#7メイらのシュートで得点を量産し勝負を決定付ける。追い付きたい日立はゾーンディフェンスを仕掛けるものの、勢いに乗ったアイシンを抑えることが出来ず、91-75で王座奪還を狙うアイシンが、2年連続で決勝戦へ駒を進めた。
  
 第1ピリオド、アイシンは#3柏木の鋭いドライブに周りのタイミングの良い合わせで3連続得点をあげ、好スタートを切る。対する日立は、相手の堅実なディフェンスに外角でしかボールを回せず攻め手のない状態となる。だが中盤、日立は#15竹内のインサイドからの得点で本来のオフェンスのリズムを取り戻すと、#11管、#28酒井の連続3Pシュートで13-12、一気に逆転に成功する。その後、一進一退の攻防が続き20-19とアイシン1点リードで終了する。
  
 第2ピリオド、出だし、両者一歩も譲らない激しい攻防を展開し、得点の取り合いとなる。日立は#7五十嵐のスピード溢れるドライブから得点をあげ、さらに#15竹内のパワープレイで加点していく。一方アイシンも、#3柏木のアグレッシブなドライブで相手ディフェンスをかき乱し、#7メイの安定したシュートで得点していく。さらにアイシン#1竹内の確実な3Pシュートで徐々にリードを広げ、44-39とアイシンが僅かにリードを広げ、前半を終了する。
  
 第3ピリオド、アイシンは#8バングラの切れのある1on1、#32桜木の安定したポストプレイで加点し、開始2分半で56-42と一気に波に乗る。対する日立はゾーンディフェンスに切り替え、しっかりリバウンドをものにし、#30トーマスの得点で粘りを見せる。だが、アイシンも#32桜木の力強いポストプレイで得点を重ね、68-60とアイシンがリードを保ち最終ピリオドへ。
  
 第4ピリオド、日立は変わらずゾーンディフェンスで相手のリズムを崩そうと試みるが、アイシン#0小宮の3Pシュートや#7メイのシュートと、アイシンの想うがままに連続得点を与えてしまい、開始5分で81-62の19点差となる。日立は#15竹内がオールラウンドな得点で気を吐くが、一向にアイシンの勢いは止まらず点差を縮めることが出来ない。終盤、アイシンは時間をしっかり使ったオフェンスを展開し、91-75と最後はアイシンが日立を大きく突き放し、勝利を収めた。 

ボックススコア

情報提供:(財)日本バスケットボール協会/JABBA-NET

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posted by aj2008 |22:30 | オールジャパン男子準決勝 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年01月12日

東芝vsトヨタ自動車(AJ準決勝)

東芝ブレイブサンダース ● 58-86 ○ トヨタ自動車アルバルク 

東芝ブレイブサンダース対トヨタ自動車アルバルクの一戦。トヨタは序盤から#12渡邉・#13オバノンを中心に大量リードを奪う。対する東芝はアウトサイドのシュートが決まらず、反撃の糸口が掴めないままに後退、終始試合を優位に進めたトヨタが決勝へ駒を進めた。
  
 第1ピリオド、両チームともマンツーマンディフェンスで試合スタート。東芝は#0石崎・#13菊地を中心にオフェンスを展開するが、なかなかシュートにつながらない。対するトヨタは#12渡邉・#13オバノンを基点としたオフェンスで得点をあげ、残り5分、4-10とリードする。流れを変えたい東芝は#0石崎・#13菊地に替えて♯8節政・#51北を投入するが、ターンオーバーが続き流れを変えることが出来ない。トヨタは#12渡邉・#1キャンベルの3ポイントなどでさらにリードを広げ、9-27のトヨタ18点リードで第1ピリオド終了。
  
 第2ピリオド、互いに激しいディフェンスを展開し、得点が伸びない。東芝は#6宋のインサイドや#13菊地の1on1で得点するが、後が続かない。一方のトヨタは#7正中の3ポイントなどでさらにリードを広げる。残り2分を切ると、東芝は早い展開から#34伊藤・#23ホーカムの連続得点で点差を縮め、31-46のトヨタ15点リードで前半を折り返す。
  
 第3ピリオド、トヨタが怒涛の攻撃で残り7分、33-55とリードを22点にまで広げる。東芝はアウトサイドのシュートが決まらず苦しい戦いを強いられる。トヨタは#7正中の連続得点でさらにリードを広げ、43-69のトヨタ大量リードで第3ピリオド終了。
  
 第4ピリオド、東芝は#8節政・#5スミスが気を吐くが、トヨタのリードは揺るがない。トヨタは控えの選手を全員出場させる余裕の試合運びをみせ、58-86で勝利し連覇へ王手をかけた。 

ボックススコア

情報提供:(財)日本バスケットボール協会/JABBA-NET

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posted by aj2008 |19:50 | オールジャパン男子準決勝 | コメント(0) | トラックバック(0)
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