2008年01月14日
悔しさがあったからこそ立てる頂点
お疲れさまです、Hareruya24です。 終わりました… 2008年の天皇杯を下賜されたのは―ー アイシンシーホース です。【優勝の喜びを爆発させたアイシンのメンバーたち。(C)(財)日本バスケットボール協会】
試合終了直後、本当に直後、選手たちはセンターコートで抱き合っていました。 その中から最後に現れたのが、佐古賢一選手と柏木真介選手でした。 柏木選手なんて号泣ですからね… そういえば昨年の天皇杯でも号泣してました。 でもその質はまったく違います。 悔しさ、不甲斐なさで流した昨年の涙と、苦しさの中から結果を出した責任感による涙。 佐古選手はこう言ってましたよ。 「責任感から涙を流せる選手が、ホンモノの選手だと思うんだ」【PG同士だからわかる苦しさがある。佐古選手(左)と柏木選手。(C)(財)日本バスケットボール協会】
第4ピリオド残り5分くらいまで13点をリードしていたアイシンでしたが、そこからトヨタ自動車の猛追を受けます。 そう、文字通り、受けてしまったわけです。 そして残り1分43秒のところでひっくり返されてしまいます。 「苦しいところで昨年のことを思い出しました。このままでは同じことになってしまう。そこから絶対に負けないんだという気持ちが沸いてきましたね」 柏木選手はそう言います。 昨年の天皇杯のファイナルで、同じくトヨタ自動車に大敗を喫してしまった、あの悔しさ。 それを柏木選手は思い出し、それを糧に築き上げた自分自身を再度信じ、奮い立たせたんですね。 佐古選手はそんな柏木選手をこう評していました。 「昨年に比べて、自分を犠牲にするプレイが見えるようになりましたよね。彼は能力があるからいろんなことができるけど、苦しいときにでも自分が攻めるんじゃなくて、我慢して、周りを使えるようになってきましたね」 そしてこうも言います。 「言い続けていることなんだけど、『日本一になったチームのPGが日本一のPG』なんです。それはチーム力を生かして勝っているわけだから。そうして結果を出していくことで『柏木真介』という時代をリードしていくPGになっていくんだと思います…ボクも勝ってきたことで今があるんです」 深い…なんて深みのある言葉なんだ。 目から鱗ですな。 今シーズンはチャレンジカップとの2冠を達成しました。 でも、悪い言い方をすれば、まだたったの2つしか獲っていないんです。 ってことは、柏木真介選手もまだまだこれからなのかな。 「ミスター・バスケットボール」の異名を引き継ぐには、もっといろんな勝ちと負けを経験しなければいけないわけです。 「昨年に比べたら責任感という部分は成長したと思います。自分がチームを引っ張っていこうって思ってるし、それが徐々にだけどプレイにも出ていると思う。でもボクは全然満足してないし、まだまだやるべきことはたくさんありますから」 柏木選手もそれは重々わかっているようですな。【柏木選手はこれからさらに進化を続けることだろう。(C)(財)日本バスケットボール協会】
でもやっぱり、今回の天皇杯優勝は、間違いなく柏木選手がアイシンの“真のPG”として成長を遂げたことが要因の1つです。 昨年の悔しさをきっちり返した成長が―― 今日のゲームの最後の最後、3点差を追うトヨタ自動車は、最後のシュートをルーキーの岡田優介選手が打ちました。 でも外れた… 試合終了後から表彰式の間もずっと彼がうつむいていたのが印象的でした。【チームメイトに支えながらコートを出る岡田選手(中央)。(C)(財)日本バスケットボール協会】
あの場面でシュートを打つのはとても勇気がいることだと思います。 果たして自分でいいのか、と思ったかもしれません。 でも彼は打って、結果は外れた。 もし責任を感じているのなら、再度同じ場面になったときに、今度は決めればいい。 昨年の柏木選手がそうだったように、岡田選手もこれを糧にさらなる成長をしてほしいと思います。 今日1つ目の日記で「ラスト」には「最上の」という意味があると書きました。 今日のラストゲームは、まさに最上のゲームでした。 その一方で、「ラスト」には「続く」という意味もあります。 天皇杯・皇后杯2008はこれで終わりますが、彼ら、彼女らの戦いはこれからも続きます。 成長を続ける彼ら、彼女らの戦いをこれからも見守っていきましょう! そして応援をし続けましょう!! 本日最後も熱く、長くなっちゃいましたが、お付き合いくださって、ありがとうございました。 明日、最後の日記を更新します…これ以上書いたら、読んでくれなさそうなので(笑)。 お別れのあいさつも明日ってことで… 天皇杯・皇后杯の行われた代々木第二体育館のプレスルームからは最後になる、Hareruya24がお送りしました。
posted by Hareruya24 |18:05 |
天皇杯・皇后杯徒然日記2008 |
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この記事に対するコメント一覧
悔しさがあったからこそ立てる頂点
Hareruya24さん、レポートありがとうございます。
そして。。。トヨタ負けちゃいましたね~(/_;)
古田選手の第4P 残り1分40秒のシュートが決まった時の強いガッツポーズと「イエス!」と言う言葉に私も一緒に「イエスッ!」でした。でも、その後のファウルアウトが痛かったですね(>_<)
リーグ中のトヨタとどっか違うような気がしました。
佐古選手の言葉も深いですね。深すぎて理解するまでに何度も読み返しちゃいました(笑)
今年アイシンは3冠を狙うと言ってましたが、本当に実現しそうですね。
それと、Hareruya24さんはリーグ中のリポートはしていただけないのでしょうか?バスケではこちらのようなサイトがなかなかないので、選手たちやチームのオフコート的なコメントを知ることが難しいんですよね。なので、今回のHareruya24さんのリポートはとても楽しく見させていただきました(^o^)丿もし可能でしたらリーグ戦のことも書いていただけたら嬉しいです。きっと他の方も同じこと思ってると思いますよ(笑)
posted by ai | 2008-01-14 20:33
悔しさがあったからこそ立てる頂点
何度も繰り返しこの記事を読ませてもらいました。
感動して涙がでました。
佐古選手の言葉が胸に響きます。
柏木選手の思いも伝わってきて、本当に嬉しく思います。
ありがとうございます。
posted by あき | 2008-01-14 21:44
悔しさがあったからこそ立てる頂点
★aiさん
コメントありがとうございます。
リーグ中のトヨタとはどこか違った感じが…というのは、やはり、「オン・コート・ワン」の外国人選手の起用法というのがあるのかもしれませんね。
といっても、それはどのチームにも同条件なので、誰も言い訳にはしませんが…でも「難しかった」とは言ってましたよ。
リーグのレポートについては検討させてください。
写真は今回、協会のご協力でいいモノを得られましたが(カメラマンさんに感謝!)、自分であそこまでのモノは難しいっすから(^^;
それ以外にもいろいろね…
★あきさん
コメント、ありがとうございます。
ホント、佐古さんの言葉には1つ1つ重みがあるっていうか、さすがは「Mr.バスケットボール」だなって感じです。
もっともっといろんな言葉があるので、もっともっとお伝えしたいんだけど、早くアップしたかったのと、量的なものを考えて、その中から今回のものをピックアップしました。
柏木選手はいまや日本一のガードといっていいでしょう。
佐古選手曰く「真介がナンバー1、ボクがナンバー2」だって。
それくらい佐古選手も認めているということ。
これから、もっともっと進化して、日本を引っ張っていってほしいですね。
posted by Hareruya24 | 2008-01-14 22:01
悔しさがあったからこそ立てる頂点
心にしみる記事をありがとうございました!
一部、下記ブログで使わせていただきました。
<a href="http://blog.goo.ne.jp/yu-sa1324/e/e91d03a48b408d715839da661abe2efb">ユーロ組+α</a>
posted by yu-sa | 2008-01-14 23:00
悔しさがあったからこそ立てる頂点
Hareruya24さん☆
こういう選手のお話を知ることができて
本当に嬉しいです★☆★
柏木選手が大好きなので、ほんと嬉しい!!
柏木選手が1番で佐古選手が2番かぁ☆
佐古さんに認められてるってことですね!!
これからも楽しみですね☆
何度みても感動して涙がでてきます。
ありがとうございます!!
posted by あき | 2008-01-15 01:13
悔しさがあったからこそ立てる頂点
私、トヨタファンです。この試合、途中でアイシンの完全勝利なのかな?ってガックリきちゃったんですけど、4Q、やってくれましたね。
本来は古田さん・マイケル・渡邊さんのファンなんですけど・・・。新人の岡田君・正中君、大舞台での初めての経験なのに、堂々としたプレイぶりでした。
たいへん印象に残りました。岡田君、しょげることはないですよ。おっしゃるとおり、次回同じ場面がまわってきたら、リベンジしてもらいたいな、と思います。
女子も男子も、決勝らしい良いゲームをみせてくれて、ありがとう。
posted by あつ | 2008-01-15 11:12

【優勝の喜びを爆発させたアイシンのメンバーたち。(C)(財)日本バスケットボール協会】
【PG同士だからわかる苦しさがある。佐古選手(左)と柏木選手。(C)(財)日本バスケットボール協会】
【柏木選手はこれからさらに進化を続けることだろう。(C)(財)日本バスケットボール協会】
【チームメイトに支えながらコートを出る岡田選手(中央)。(C)(財)日本バスケットボール協会】

