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ベッカム渡米から三年

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MLSのLos Angeles Galaxyに加入して三シーズン目(正式にはMLSデビューがシーズン途中の2007年7月のため二年半)のデビッド・ベッカム選手。彼がこのアメリカでプロサッカー選手として踏み出したのは成功だったのだろうか?

その問いかけに答えるかのように決勝に進み、日曜日のゴールデンタイムにESPNで生中継が放送されたMLS CUP決勝。対戦カードは断然有利と見られていたLos Angeles Galaxyとシーズンは負け越したのにも関わらずプレイオフへ滑り込みここまで快進撃を続け勝ち残ったReal Salt Lake。

会場は今シーズンからリーグに加入し、大きく成功を果たしたSeattle Soundersの本拠地Quest Field。

'March to the Match:' Sounders fans represent host city at Cup

敗退をしたチームの本拠地で決勝を行うというのは疑問に思う方もいるかもしれないが、一発勝負の決勝という舞台に公平さを保つための判断なのです。そしてそれを裏切らなかったのが46011という訪れたファンの数、更には275ほどのメディアリクエスト。もちろんベッカム選手が属するチームがここまで残ったというのも大きな要因であり、海の向こうのヨーロッパでも注目されていたようです。ESPN Internationalの力により、総勢122ヶ国で放映されました。

今年からESPNで放送されるようになったプレミアリーグに比べ、視聴率を取っているのがこのMLS CUPプレイオフ。昨夜の決勝の数字はまだ出ていないもののこのアメリカの地で興味を示している人は増えてきているようです。

MLS Playoff Ratings on ESPN2 Continue to Beat Premier League

決勝も白熱した戦いの末にPK戦までもつれ込み勝ち目の少ないと言われていたReal Salt Lakeが優勝を手にして幕を閉じる終焉でした。優勝後のシーンでは他のスポーツのシーンとはまた違った達成感を表情に出して喜びをあらわにしていました。

MLSで戦う選手の物語というのはあまり公にされていませんが、ぜひ興味のある方はThe Beckham Experimentという本を手に取ってみてください。これはベッカム選手だけではなく、MLSでプレイする選手達がどういう暮らしを送っているのかというのを事細かに知れる部分も多く綴られています。

この決勝戦を終え、次に頭を過ぎったのがMLSにとって頂点とはどこだろうかと言うこと。ベッカム選手がいるGalaxyが決勝まで残り、ESPNのゴールデンタイムで生中継される。これこそMLSにとっては一番話題となれる可能性を秘めた試合でした。成功か失敗か?その答えはまだ誰にも分からないでしょうが、試合後のスポーツニュースで30分が経ちやっと決勝のハイライトが放送された事を考えるとまだまだ先は長いのではないかと思わされました。

アメリカンフットボールのハイライトがあり、NASCARのチャンピオンが決まったレースがあり、NBAのシーズン、そして大学アメリカンフットボール名監督の去就などアメリカではいつでもスポーツネタが尽きません。アメリカの地でMLSチャンピオンを決める戦いがそれらの後に続いてしまうという現実がまだまだ長い道のりが残されている現状を表しています。

毎年拡大を続けるMLSは来シーズンからもフィラデルフィアから新チームが参入します。いつかアメリカ五大スポーツとして、サッカーが加わる日はやってくるのでしょうか?


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Re: ベッカム渡米から三年

コメントありがとうございます。貴重なお話内容から付け足して頂き勉強になります。

サッカーは地域によっては高い人気を誇っているかと思いますし、シカゴでも一度訪れたファイアの試合では雨の中でも多くの席が埋まっていましたし、代表戦も満席に近い状態でした。

ですがおそらくホッケーも同じかと思います。北部では人気を誇っていますが、暖かい地域であるフェニックスやアトランタでは経営難をしいられています。

では何故ホッケーが四大スポーツの仲間入りを出来ているのかは多くの理由が挙げられるかと思います。代表がアメリカの地でロシアに歴史的な勝利を挙げた1980年のMiracle on Iceも大きいかと思います。そしてNHLのリーグという歴史もあるかもしれません。

こればかりは一つの答えに辿りつくのは難しいですが、シアトルでの成功も見せたサッカーがこれからどういう形でアメリカのスポーツ界に加わっていくのかは注目していきたいと思います。

ベッカム渡米から三年

先日MLS・ヒューストンダイナモの球団社長兼GMのお話を聴く機会があり、参加者からMLSのメジャースポーツ入りの可能性を問う質問が出ていました。
テキサス当たりではヒスパニックの移民が多いことや、気候がホッケー向きではないことから、観客動員数や売上はホッケーを凌ぐそうです。
アメリカ人のメンタリティーとしてサッカーを退屈だとか見下すor格下発言が多いのが現状ですが、可能性はあると思います個人的には。

Re: ベッカム渡米から三年

>Cedar008さん

LAからのコメントありがとうございます。Galaxyファンとしては残念な結果となってしまいましたね。地元でのGalaxy人気についての情報ありがとうございます。

サッカーをプレイする人口は小・中学生までは多いと思うのですがやはりプロアスリートを目指す運動能力を誇る子達はお金になるアメフト・バスケを選んでしまうというのは仕方がない流れかと思います。

選手会とリーグ側の交渉が今オフにも再開してくると思いますが、こちらの行方が今後アメリカでのサッカーの進展を左右してくるかもしれませんね。

ベッカム渡米から三年

私はLAに住んでいるということもあり、Galaxyファンです。今年はかなり熱くなったシーズンで、GalaxyホームのHome Depot Center にも息子と結構足を運びました。昨晩は本当にやり切れませんでした。RSLはレギュラーシーズンでは西地区5位だったのです。ところで、LA最大の新聞 LA Times のウェブサイトに面白い調査結果があったのでご覧下さい: http://latimesblogs.latimes.com/sports_blog/2009/10/wednesdays-poll-which-is-your-favorite-local-sports-team.html
これはLAに限定しての調査結果ですが、私の周りにも結構ファンがいますが、大学フットボールの人気にあらためて恐れ入ったのと、Galaxyの人気が意外に高く少々驚きました。地域、場所でかなり人気スポーツは違うのでしょうが、時間は掛かるものの(プロ)サッカーも着実に人気が上がっていくのではないでしょうか。そしてそのためには、プロサッカー選手の稼ぎがどれだけ上がっていくのかがキーだと思います。現状、アメフト、野球、バスケ等との格差がありすぎ、どうしてもティーネイジャーになると、サッカーからそれらに移ってしまう子が多いような気がします。

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アメリカのシアトル・LAに2歳から合計9年間住んでいて、日本で同志社国際中高を経て、オハイオ州にあるBaldwin-Wallace Collegeを卒業。Sport Management専攻、Business Administration副専攻で大学のSports Information Officeでインターンシップや世界陸上ボランティアを経験。2007年秋学期に違うスポーツの世界を学ぶためイギリスへ3ヶ月の留学も経験。2008年シーズンから二年間メジャーリーグの球団:Cleveland Indiansでメディア・リレーションズインターン兼通訳として働きました。
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