2008年08月02日

エースと呼ばれる所以

チームのエースピッチャーと言われるとどういった要素を思い
浮かべるでしょうか? 実力・実績と共に人柄というのも大きな
要素を占めるでしょう。先発ピッチャーとは出番があるのは基本
的に5試合に一つの登板というのが通常です。自分が出ないときにも
どうやってチームに貢献するかというのも重要になってきます。

Cleveland Indiansの新・旧エースピッチャーのお話をここで紹介
したいと思います。

旧エースはもちろんチームの組織に十年ほど在籍しており、昨年も
サイヤング賞を獲得したCCサバシア。やはり存在感もあり、クラブ
ハウス内でも雰囲気を和ませていたような気がします。そんな彼は
今シーズン途中にミルウォーキーへトレードされたのはみなさんも
知っての通りです。

スポーツの世界はビジネス。誰もが理解していることではありますが受け止める方は人それぞれでこれだけ親しまれていた選手が去るのは受け入れがたいファンも多いでしょう。けれどそれは選手だって一緒。特に自分の才能を見抜いてくれ、ドラフト指名してくれたチームで
ここまで育て上げられていれば思いはまた強いでしょう。

そんなCCサバシアは先日、クリーブランド地元紙Plain Dealerの一ページを自ら$12,870で購入し、ファン・チーム関係者・自分が関わっていたチャリティーなど様々な方たちに向けた感謝の手紙を載せました。公にこのような形でみなさまに感謝を伝えるメジャーリーガーがどれだけいるでしょうか。チームを長年支え、どん底も栄光も見たエースとしての最後の役目でしょうか。

そしてサバシアトレード後、チームの新エースとして君臨したのが
クリフ・リーです。オールスターでア・リーグの先発として投げたこと
でみなさんの脳裏に焼きついているでしょうか。彼は昨年は怪我など
に苦しみましたが今シーズンはチームの柱として活躍しています。

そんなリーのエースとしての自覚を物語るエピソードです。

先日お伝えした、5時間33分の激闘で先発だったのは
実はリーでした。今シーズンの彼にとっては珍しく制球に苦しみ
5回降板となってしまいました。その後はみなさんもご存知の通り
長い試合となってしまい、試合後は監督の記者会見も早々終わり
クラブハウスに戻ってみるとやはり次の日も早いことから選手達も
帰路への準備をすばやく終え帰っていく選手もちらほら。

けれど朝の1時を回っていても仕事をしないといけないのがスポーツ
記者。いち早く市民に選手達の言葉を伝える義務があります。けれど
そのインタビューに快く応じる選手というのもこれだけ遅くなり、敗戦
となれば少ないのが通常です。

ですが、リーのロッカーに目をやると彼はじっと座ってリポーターが来るのを待っていました。5回で降板してしまい帰ろうと思えば試合後すぐに帰る準備は出来ていたはず。けれど記者達に向かって「これで全員?」と考慮するほど待っていており崩れてしまった自分の投球について質問一つ一つに答えていました。

これこそエースとしての責任、チームの柱と自覚した上での行動でしょう。実力・実績だけではなく、人柄もエースと呼ばれるピッチャーがこれからも増えていき私達を楽しませて欲しいですね。

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posted by airyo3 |11:28 | ベースボール | コメント(0) | トラックバック(0)
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