スポーツと共に・・・

日米スポーツの違い。

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日米のスポーツ文化の違いについてレポートを書きました。
それに対して素晴らしい成績を頂き、コメント内でもアップして
という声もあったので、その内容について今回は書こうと思います。

まずはスポーツ文化そのものではなく文化の違いというものにも
クローズアップしました。始めにそれぞれの国の街を歩いてみると
何が見えるかなども綴りました。アメリカの公園などにはバスケット
ボールコートが多々存在します。そこでは常に、知らない相手でも
声を掛け合い 5 on 5のゲームが所々で始まります。こういったストリートの場から生まれたNBA選手もいます。バスケットボールがあったからこそ道を踏み外さずに人生を歩むことが出来たと語る方々もいます。

けれど日本では、最近バスケットフープが多く建設され始めているもののあくまでコートではなく、フープなのです。日本の体格差を考えれば、走るバスケットボールというのがスタイルとして確立しても良いはずです。けれどフープだけが公園に建設される事によってシュート練習に収まるか、ハーフコートでの試合になってしまうのです。

さて文化の違いもクローズアップしました。

~レジャーの違い~

日本にはレジャーが多すぎる。
カラオケ・パチンコ・競馬などなど暇になればする事がいくらでもあるような気がします。この夏、道頓堀付近で新鮮な光景を目の当たりにしました。それはあるパチンコ店のオープン日でした。これはなんの行列なのだろうとたこ焼きを食べながら見ていてその開店時には驚かされました。

20071212-00.JPG
アメリカやヨーロッパで感じたのはレジャーが少ないのです。確かに 一般的な映画などはありますが、日本に比べると断然少ないように 感じます。だからパブに行ったりして、結局は仲間同士でスポーツを 見てそれについて議論したり、予想したりするという事に繋がります。 アメリカでは毎日のようにスポーツがテレビである事もあり、家でビールを片手にスポーツ観戦で盛り上がる文化というのも発展しています。 ~シーズン制?部活制?~ アメリカではシーズン制で季節により行うスポーツが違います。 それに伴い大学生までもが一年を通して、二つのスポーツに関わる 事だって少なくはありません。プロの選手でもDeion Sandersなんかは アメフトと野球を共にプロで経験したというのもあります。多くの NBA選手は違うスポーツでもプロで十分やっていけたという話はよく 聞きます。けれども日本の部活制度を否定する訳ではありませんが、 一つのスポーツに集中するのは良くも悪くも可能性を潰してしまう事も ありうるのです。他のスポーツをやる事によって得ることだってある かもしれません。色んな体の部分を鍛える事になるかもしれません。 そして大人になるとこれが反映してしまったりします。やはり学生の頃 自分がやっていたスポーツのプロは興味がありますよね。野球少年 だった方は甲子園・プロを一度は夢見たでしょうし、そこに興味が行くのは普通の流れといったところでしょう。けれど、残念な事に多くの方がそこで終わり他のスポーツには興味を持たなくなってしまう。ルールが分からない・興味がない・経験した事がないだけにあのスポーツは・・・と自分の思いだけで物事を言ってしまう人もいます。 子供や学生の頃に多くのスポーツに触れる機会があればこういった事は ないかもしれません。 ~ステレオタイプ?~ アメフトを例に出して金曜は高校を、土曜は大学を、日曜は プロを熱心に応援できる行動派、そしてそのコミュ二ティー に加わる事が大好きなおおらかなアメリカ人の性格。逆に高校野球の 甲子園などをピックアップしてみて、初戦などはメディアも人もまずは 観察者になり、人気スターが出てくれば急に満員になってしまう甲子園 などを比較しました。
20071212-01.JPG
~ボランティアの違い~
20071212-02.JPG
アメリカではNCAAのファイナル・フォーのイベントを手伝った経験、そして日本では世界陸上を手伝った経験を元に書きました。明らかに日本の経験の方が大会自体に関わったはずなのですが、アメリカでの小さなイベントでの経験の方が重宝された感じがありました。スポーツのビッグイベントはもはやボランティア抜きには開催できなくなってきています。スポーツ文化が発展していくためには、ボランティア・そしてインターンという役割をもう少し重く考え価値観を変えていく必要があるように思います。自らの経験からアメリカと日本でのスポーツボランティアの価値のずれは身に染みて感じさせられました。 ~日本のこれから~ まだまだスポーツの歴史に差がある事を考慮すれば、日本もこれからスポーツ文化が更に成長をしていく可能性は十分にあると思います。今はアメリカや欧州の取り組みを真似てみたり研究をしていますが、いずれはそれを日本化にして自らの文化を作り上げる日が楽しみです。2016年のオリンピック招致、2018年W杯の招致に試みて失敗に終わったとしてもこれらから得る何かは必ず存在すると思います。改めて日本のスポーツの向かう先というのを知る事ができる良いチャンスになるのではないでしょうか。 これはあくまで私が書いたレポートを元に書いた記事ですので、全く違う意見をお持ちの方も多く存在するかとは思います。これは私自身の経験と意見を基づいて書いたものですので、そこを考慮して頂ければと思います。 人気ブログランキングへ一票を!




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スポーツ談話
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日本と欧米のスポーツ文化と歴史について

かなり長文になりますが、研究やレポートのお役に立てれば宜しいかとおもいます
これは私自身の経験と意見を基づいて書いたものですので、そこを考慮して頂ければと思います


所属チーム(地元クラブ)について

日本のスポーツは『学校教育』を中心に発展してきたと思います
教育の一環で高校野球やラグビーは試合前後、サッカーはグランドに出入りする時に挨拶をするんだとおもいます
アメリカではどうですか?(見たことないのでわかりません)

日米は学校中心で欧州は地元クラブ中心です

乱暴な言い方かも知れませんが、日本では学校を卒業したら競技するチームがないです
どうしても競技したければ、草チームに入るか作るかです(プロは別)

一方、ドイツやスペインの地元クラブはover30years oldやover40などのチームが存在していつまでも競技できます
アメリカはどうですか?

イチローや松阪は甲子園に出場して、ドラフトでプロ、ポスティングでメジャー
ジノビリやノビツキーは地元クラブで育ってNBA(世界一のリーグ)に移籍
シャビやメッシは地元クラブで育ってトップチームに昇格

イチローや松阪は引退しても(解説、コーチや監督にはなれるでしょうが)競技できる環境がありません
ジノビリやノビツキーはNBAを退団しても地元クラブに戻って競技できる環境があります
バルサにはカルロス・レシャックって人がいます(詳細はwikipediaにて)


プロ選手の発祥から過程、現在について

昔、日本では、学校を卒業して社会人になって所属校がなくなりプレーできなくなる、ということがありました
そこで、ある企業が商品を売るために大学OBのトップ選手を集めてプロ野球選手とメジャーと対戦したのが始まりです

欧州(サッカー)のプロ選手の発祥は、『地元クラブの上手い選手が他のクラブに移らないように』 『地元クラブを勝たせるために』、ってところから始まったそうです

スポンサー(企業)の商品を売りたい→チームを造る→有名な選手を獲得する→チームが強くなって有名になる→商品が売れてスポンサー(企業)が儲かる
地元クラブを強くしたい→実力のある選手を育てる→トップチームで活躍する→スポンサーが投資する→クラブが大きくなる

日本のスポーツは企業を中心に発展して停滞したら、特効薬として外人助っ人や大金で有力選手を強奪する
欧州のスポーツ(バルサ)は地元クラブを中心に発展して世界的なビッグクラブへ成長し、原石(地元の子供)を磨き上げる

ちなみに私は大阪生まれ大阪育ち大阪在住です。貧乏で弱小だった頃が懐かしい・・・
バルサにとっての"地元"は"世界"ってことです

アメリカはどうですか?ドラフト?生え抜き?


シーズン制とidentityについて

英語のsportって言葉には娯楽、たわむれ、日常を離れて楽しむって意味があります
だから欧米では季節(シーズン)に合ったsportを選んで遊んでるんです

欧州の場合、遊びや楽しみの延長でプロが誕生し、活躍・貢献するために、一年中同じ種目をプレーしてるんじゃないですか
だから現在、複数の競技でプロとして活躍する選手がいないのでは

ジェフ・ウィルソンというニュージーランド人を紹介します
ニュージーランドでは、夏はクリケット(Black Caps)・冬はラグビー(All Blacks)が一番人気のスポーツで、ウィルソンは5年程前まで両方で代表capを保持する選手がいました。
そして、ある年、『今年は、クリケットに集中したいからラグビーしない』と言ったことがあります。
(日本で生まれ育った私には解らない悩みです)

一方、日本にシーズン制がないのは、日本発祥のスポーツ(剣道や柔道など)が影響してると考えています

現在、スポーツになっている剣道(術)や柔道(術)って、戦場で生き延びるため、喧嘩に勝つため、護身のために生まれた術(すべ)・訓練・修行だそうです
戦争や喧嘩にシーズンはないですし、参加者全員プロでもアマでもなく、"命懸け"です。

失敗したら(最悪の場合)死を招きますから、遊んだり楽しんでる場合ではなかったのです
私がおもう日本スポーツのidentityは、楽しむことが中心ではなく、鍛錬すること(いわゆる根性)が中心です

日本では、コーチや監督(教師)がミスした選手を怒鳴りつけたり、(最悪の場合)手を挙げることがあります
欧米ではどうでしょう?(手を挙げたら逮捕ですね)
褒めて伸ばす、良いところを伸ばすことが多いですよね?


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[[center|airyo3-105667.jpg]]

アメリカのシアトル・LAに2歳から合計9年間住んでいて、日本で同志社国際中高を経て、オハイオ州にあるBaldwin-Wallace Collegeを卒業。Sport Management専攻、Business Administration副専攻で大学のSports Information Officeでインターンシップや世界陸上ボランティアを経験。2007年秋学期に違うスポーツの世界を学ぶためイギリスへ3ヶ月の留学も経験。2008年シーズンから二年間メジャーリーグの球団:Cleveland Indiansでメディア・リレーションズインターン兼通訳として働きました。
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(08月13日現在)

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