2011年09月19日

2つのフットボール、光と影。

思えば、いつからこうなってしまったのか、、

かつて、この国で、『フットボール』 といえば
ボールを足だけで扱う 「サッカー」 ではなく、
手でもを扱える 「ラグビー」 を指していた時代がありました。

え?
「この国 って、ニュージーランドのこと?」ですか、って?

いやいや。
そこの若者よ、この国というのは、日本で間違いないですよ。

「・・いつの時代? 30年?40年前?」

いやいやいや。
ほんの20年前。
バブル弾けんとする、1991年。

早稲田・慶応・明治が対戦するとなれば、国立は満員。
日本選手権は、晴れ着姿の新成人が国立を賑やかす1月15日の風物詩。
「Number」 誌は、現在より発行頻度が少ない月2冊ペースにも関わらず
ラグビー特集は、年2回 (早明戦レビュー、日本選手権レビュー)。
そういえば、早明戦のチケットは、長らく完全抽選制のプラチナペーパーでしたね。

桜のジャージ・日本代表も強く、テストマッチも良くTV中継されていました。

1989年には、強豪スコットランドを撃破。
「サッカー」 に例えれば、ブラジル・スペインには及ばないものの
イングランドかフランスに勝ったような価値ある勝利。
1991年には、「サッカー」代表に先んじること11年、
ワールドカップで勝利を挙げています。

平尾、大八木、堀越、吉田、今泉・・
サッカーの選手は誰も知らなくても、
ラグビーの選手ならば云えた時代。

ここで。

日本のスポーツシーンを一変させた、一大ムーブメントが発生します。

1993年。
Jリーグ開幕で、おじいさんから子供にまで、サッカーの面白さが知れ渡り
ドーハの悲劇によって、サッカーの奥深さに魅入られました。
日本中に、広く、深く、浸透したことで
日本のサッカーは、この国のフットボールとなったのです。

サッカー界の革命は、ラグビー界にとって、言わば 「外乱」 でした。
しかし、ラグビー人気の低下を決定的にした 「内乱」 が遂に起こります。

1995年。
ラグビー・ワールドカップ、対ニュージーランド戦。
17-145、未だワースト記録として残る惨劇に、言葉を失いました。

私に追い討ちをかけたのは、ある雑誌で読んだ記事でした。
あるスター選手が、酔いの残った体で、W杯期間中の練習に出てきて
結局、その日、練習ができなかったとのこと。
こんなに意識の低い選手しか使えない状況に、愕然としました。


実力アップ、人気回復のため、
ラグビー界も、ただ手をこまねいていただけでない、
というのは、ラグビーを観なくなっても、伝わってはきました。

東西社会人リーグを統廃合して、トップリーグを新設、
レベルの高いリーグ戦のあと、ノックアウトラウンドも実施。
日本選手権も一発勝負から、大学・社会人の複数チームによる
トーナメントへ様変わりし、ラグビーシーズン自体が長くなりました。

たまに目にとまったCS放送を、しばし眺めてみれば
実力伯仲の試合、スタンドの熱気、といい感じ。
その一方、観客動員は増えてないように見え
一般的な知名度も上がってません。。


2006年、12月。
私は、国立競技場に居ました。
思いつきで出かけた早明戦は、昔と違って、当日券で入場できました。
それでも、スタンドの空席は目立ちませんでしたが。

前へ。
ゴール前、湯気立ち上る、スクラムの攻防。
押せ押せ! 耐えて!
野太い怒声と、黄色い悲鳴。

接近・展開・連続。
洒落たボール廻しから、大外にパスが飛ぶ。
一発独走トライの予感、ウェーブのように、歓声がウィングを追いかける。

ああいいな、
やっぱり、ラグビーっていいな。


そう思えるまで、10年以上、かかりました・・


今回のワールドカップ、残り2試合。
少しでも多くの人が、ラグビーっていいな、と思えるような
そんな試合が観たいです。

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posted by くーまん |07:33 | ビバ!闘球 (W杯ほか) | コメント(0) | トラックバック(0)
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2011年09月12日

「力なき者は立ち去れ!」 的、過酷なW杯予選P日程。 それでも負けるな、JAPAN。

力なき者は、早々に立ち去れ!

4年に1度、この季節がやってきて。
予選プールの日程を眺めては
いつも、そう思い知らされます。

ラグビー・ワールドカップ。

予選プールA組に配された日本は、
初戦をのぞいた3試合、全てにおいて
対戦国より短いスパンで、戦うことになっています。

2011 ラグビーワールドカップ日程


上の日程表でみていきましょう。
緒戦・強豪フランス戦は、開幕2日目。

第2戦は
中5日、開催国にしてランク1位、ニュージーランド。
中6日の優勝候補との戦いとなります。

第3戦は
中4日、ここのところテストマッチでは勝っているトンガ。
中6日の相手に、W杯20年ぶりの勝利を目指しますが・・

第4戦は
中5日、前回大会ロスタイムで追いついたカナダ。
中8日の相手に、4年越しの決着戦を挑みますが・・

予選5日を残して、敗退決定が濃厚です。。


なぜイコールコンディションでない、変則日程となるのか。

これは簡単で、予選が5か国で行われているため。
なので、大体がプール内のランキング最下位である日本は
前回フランス大会も、その前も、このように
厳しい日程を強いられるわけですね。。

力なき者は、早々に立ち去れい! と。

・・しかし、よくよくIRBランキングをみてみると
トンガ12位、日本13位、カナダ14位。
カナダのほうが、下じゃん!!

もし、カナダの日程で試合が行えるとすると
第1戦の相手トンガは、ニュージーランドと開幕戦をしての
中4日、1勝を目指すにはもってこい。

第2戦は
中3日で、フランス戦、相手は
中7日ですが、逆にメンバーをターンオーバーするには最適。

第3戦は
中8日で、カナダ戦、相手は
中5日、目標とする、初の1大会2勝も夢ではありません。

第4戦は
中4日で、王国ニュージーランド戦、相手は
中7日ですが、予選最終戦で戦えるのも、おつなものでしょう。

しかしまあ、タラレバを云っても仕方ありません。

今回のワールドカップで、なんとか1勝する。
そして、次のワールドカップまでの間に、少しでもランキングを上げる。
そうやって少しづつ、ワールドカップで結果を残せる態勢に
していくしかないですね。。


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posted by くーまん |07:30 | ビバ!闘球 (W杯ほか) | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年09月13日

激闘ロスタイム。 W杯、日本vsフィジー戦。

ラグビー ワールドカップ 2007 プールB 第2戦
2007/09/12(水)18:00(現地)/25:00(日本) @フランス・トゥールーズ
日本 - フィジー

4点差。 
80分を過ぎて、ロスタイム。
逆転と、16年ぶりの勝利を目指して、
延々、4分以上も、ボールを廻す日本。

スタンドからは、”ジャポン” コール。

行け! 行け! 行け!! 

右サイド、ゴール目前でのペナルティから、左サイドへ。
インゴールめがけてキックされたボールは・・
フィジーに蹴りだされ、ノーサイドとなった。。


《前半》

日本は3点を先制されるものの、PGを続けて成功させる。
日本 6-3 フィジー

このまま、前半終了か・・ と思ったのもつかの間、
敵陣で箕内主将がこぼしたボールを拾われ、約80mの独走を許す。
日本 6-10 フィジー

・・第一線を抜けたら、もう速すぎで、止まんない。。 

ロスタイム、フィジーにシンビン。
角度のないPGを決めたところで、前半を終了した。
日本 9-10 フィジー

《後半》

後半開始、早々。
相手が一人足りない好機を活かし、またもやPG成功!
再逆転!
日本 12-10 フィジー

48分、タックルで止め損なったところを
うまくパスをつながれて、またもやトライ・・
やはり、動き出されたら、止められない・・
日本 12-17 フィジー

やはり・・ そうは上手くいかないよね。。
と、思った直後。
49分、FWトンプソンが、今大会、日本初トライ!
日本 19-17 フィジー

しかし・・
54分にPG、
56分には、右サイドを突破されると、やはり止められない。。
(キックは失敗)
日本 19-25 フィジー

61分、SH矢冨が、ペナルティから速攻で左サイドを突破!
(早明戦・矢冨くんの記事は、こちら)
反則を誘うと、ドライビングモールから、相馬がトライ!
(キックは失敗)
日本 24-25 フィジー

あと、1点。。
おおっ、観客席から、”ジャポン・コール”だっ。

70分、5mスクラムからの突進、止まらない。。
日本 24-32 フィジー

73分、35mのPG。。
日本 24-35 フィジー

・・ここまでか。。

77分、ドライビングモールから、中央へ廻すと
トンプソンが、この日、2本目のトライ!
日本 31-35 フィジー

まだまだっ!!


《プールB 第1戦》
2007/09/08(土)15:45(現地)/22:45(日本) @フランス・リヨン
日本 3-91 オーストラリア

《プールB 第2戦》
2007/09/12(水)18:00(現地)/25:00(日本) @フランス・トゥールーズ
日本 31-35 フィジー

《プールB 第3戦》
2007/09/20(木)(現地)-(日本) @イギリス・カーディフ
日本 - ウェールズ
 
《プールB 第4戦》
2007/09/25(火)(現地)-(日本) @フランス・ボルドー
日本 - カナダ


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posted by くーまん |04:19 | ビバ!闘球 (W杯ほか) | コメント(6) | トラックバック(0)
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2007年09月08日

ワールドカップ開幕。 日本vsオーストラリア!

ラグビー ワールドカップ 2007 プールB 第1戦
2007/09/08(土)15:45(現地)/22:45(日本) @フランス・リヨン
日本 - オーストラリア
 
日本の目標は、16年ぶりの白星、そして初の2勝、なのですが。
それに立ちはだかるは、オーストラリア。。
奇しくも、本家ワールドカップ・ドイツ大会のジーコ・ジャパンと
同じ国と、初戦であいまみえることになりました。

’91年大会、’99年大会で優勝、前回大会は準優勝、
今大会も優勝候補の最右翼に対して、いかに立ち向かうか。
  
問題は、一番いい勝負ができそうなフィジー戦を、
この4日後に行わなければならないという日程ですね。。
しかも、フィジーと比べて、休養期間が短いという。。
 
因みに、プールB第3戦ウェールズ戦から、最終戦までも、
同じく、相手より、試合期間が短いという仕打ち。。
 
実は、これは今大会に限ったことではなく、
前回大会でも、同じ目に遭っているのです。
 
”不運”ではなく、
『弱い国は、早く消えろ』
と、いうメッセージのように、思えてなりません。。
 
白星が望めそうなフィジー戦に、全力を注ぐ。
しかし!
オーストラリア戦にも誇りを魅せる、ということで。
 
ジョン・カーワン監督が選んだ戦略は、
スタメン (15人) ユニットを、2組つくり、
第1戦、第2戦に挑むこと、でした。
 
これが、吉とでるか、凶とでるか。
 
アキレス腱断裂から復帰した大畑大介が、再び
違うほうの脚を切って、緊急帰国したのは、残念無念なのですが。。

なんとか、ワラビーズに、一泡 (1トライでも・・) ふかせてもらって。
フィジー戦への景気づけにしてほしいです。


《プールB 第2戦》
2007/09/12(水)(現地)-(日本) @フランス・トゥールーズ
日本 - フィジー
 
《プールB 第3戦》
2007/09/20(木)(現地)-(日本) @イギリス・カーディフ
日本 - ウェールズ
 
《プールB 第4戦》
2007/09/25(火)(現地)-(日本) @フランス・ボルドー
日本 - カナダ


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posted by くーまん |20:59 | ビバ!闘球 (W杯ほか) | コメント(4) | トラックバック(0)
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2007年02月05日

激闘! ラグビーMSカップ決勝、ロスタイム。

ラグビー・トップリーグ マイクロソフトカップ決勝戦
2006/02/04(日) @東京・秩父宮ラグビー場
東芝ブレイブルーパス - サントリー・サンゴリアス
(リーグ1位)           (リーグ2位)
 
後半、インジャリー・タイム4分を越えたところで、笛が鳴る。
東芝 713 サントリー、6点差。
サントリー、自陣ゴール前中央で、必死の防戦。
 
試合終了の笛か?
いや、東芝の反則。
反則では、試合終了にならない。

サントリー・ボールで、試合は再開される。
流れが切れれば、即、ノーサイドとなる。

東芝は、今年1年、こだわってきたドライビング・モールで
サントリーを押し込む。
なんとか、その濁流を断ち切ろうとするサントリー。
 
2万人を飲み込んだ秩父宮、祈りと悲鳴が交差するなか、
じりじりと前進する東芝。
シンビンから復帰したバツベイ、
サントリーの選手を2人、3人と、ひきずりながら
遂に、右手一本でボールをインゴールに叩きつけた。

東芝 1213 サントリーひざから崩れ落ちるサントリーの選手たち。
まだ、負けたわけではない、立ちあがってくれ。。
このあとのコンバージョンをとめられれば。。
 
しかし、キックは、ほぼ中央から。。
そして蹴られた楕円球は、いともたやすくバーを越えていき。。

東芝 1413 サントリー、逆転。

ついに、試合終了のホイッスル。
東芝、3連覇なる。


・・・。
いやー、清宮克幸監督のファンとして、
サントリーを応援していたのですが。。
最後の最後でやられちゃいました。。

V3戦、ロスタイムの大逆転ということで、
神戸製鋼の、三洋電機戦を思い出しました・・
 ※第43回全国社会人大会 決勝 
  2000/01/08
  神戸製鋼 18-16 三洋電機
   
あのときは、イアン・ウィリアムスの50m独走トライに
熱狂し、さぶいぼがたったものですが。。
やられるほうになってみると、これは相当つらかった。。

しかし。。
東芝、サントリー、両チームの選手とも、
ほんと、良い試合を魅せてくれました!

惜しむらくは、関西では、地上波の生中継がなかったこと。。
ラグビーの醍醐味が、いっぱいつまった良い試合だっただけに
たくさんの人に観てもらえなかったことが、残念でなりません。。
 
私は、スカパーで観られたので、良かったのですが。。

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posted by くーまん |00:11 | ビバ!闘球 (W杯ほか) | コメント(0) | トラックバック(1)
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2006年12月03日

ビバ! 早明戦!

関東大学ラグビー  対抗戦
2006/12/03  @国立競技場
早稲田大学  43―21  明治大学
  
初めてのラグビー生観戦は、勝ったほうが優勝の早明戦!
9年振りにやってきた国立は、仏W杯最終予選以来です。
晴天、満員。
最高のコンディションでキックオフ。
  
アメフトにはまる前は、ラグビーが大好きで、
早稲田に憬れてた私にとっては、たまらない一戦となりました!
  
得点経過は…  もう、いいですよね。
また、「新聞じゃねえぞ」って、書かれちゃいますし(笑)
  
  
ポイントができる。
あっというまに、早稲田にボールがでる。  早い。
突破をはかる、早稲田バックス陣。
切り裂かれる、明治ディフェンス。
この繰り返しでした。
  
その中心にいたのが、早稲田#9。
スクラム・ハーフ、矢富勇毅くんでした。
  
とにかく密集への寄りが、迅い。
球出しが、速い。
自分で持って走っても、もちろん疾い。
途中から、矢富くんだけを観ていましたからね(笑)
いやもう、魅とれちゃいました。
  
私が、スタンドのてっぺんから観ているように
ピッチ上のすべてを俯瞰するように把握できているんでしょうね。
すごい選手がいるんですね。
 
 
そして明治も、最後まで意地を観せてくれました!
とにかく、楽しませてもらいましたよ。

ビバ! ラグビー!
ビバ! 早明戦!

061203_140057.JPG


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posted by くーまん |17:00 | ビバ!闘球 (W杯ほか) | コメント(0) | トラックバック(0)
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