2007年12月19日

DリーグからNBAへの道

現在NBAはレギュラー・シーズンの真っ只中。全てのNBAチームは、このレギュラー・シーズンに先駆けて行われたプレ・シーズン・マッチ前(9月末から10月上旬)よりトレーニング・キャンプ(ヨーロッパ含む)を行った。サマー・リーグは試合形式でメディア露出が高く自然と知名度も高いが、実はこのトレーニング・キャンプの方が招待されるにも、また生き残るにもはるかに難関である。ドラフト1巡目でギャランティーをもらえた選手以外で新人がNBAのコートに立つためには、まずこのトレーニング・キャンプに召集されなくてはならない。

では、このトレーニング・キャンプには毎年Dリーグからどれくらいの選手が招集されているのだろうか?トレーニング・キャンプには、NBA全30チームに各10人余りの選手が登録される。そのうち今シーズンは、85名の選手が過去にDリーグでのプレー経験があることがわかった。また、そのうち昨シーズン(2006-07)にDリーグでプレーした選手は52名であると発表された。

この数字を1年前と比較してみると、昨年NBAトレーニング・キャンプに召集されたDリーグ経験者(卒業生?)は64名で、そのうち前年度(2005-06)にDリーグでプレーした選手は49名であった。このことから、年々より多くの選手がDリーグでの経験を元に成長し、NBAの(プレ・シーズン)レベルに到達している事がわかる。

これは多くのNBA挑戦者に勇気を与えるだろうし、またDリーグ関係者にも本来のリーグの役割が果たせているという自信を与えることだろう。

また注目したいのは、昨年のコール・アップされたプレーヤーが全てDリーグからの召集であるという事実である。これは近年のDリーグと他のマイナーリーグとの差を明確にしたものであると言える。

より詳しく個人を追っていくと、NBAにコール・アップされAその後もNBAで生き残っている選手は、Dリーグでのシーズン中もかなり突出した結果を残している。これは、Dリーグでプレーできれば誰でもNBAに上がれるというわけではないということを示している。(一度コールアップを受けてもすぐにDリーグに戻される選手もいるし、そこから再度コール・アップされるケースもありえる。)

以上のような事実は、決してNBAへの挑戦を悲観的にするものではない。しかし、NBAへの道がどれだけ高く狭く、そして険しいものかという実態を正確に知るための重要な材料になるのではないだろうか。

今シーズン、田臥勇太選手は、Anaheim Arsenal(アナハイム・アーセナル)に所属し、NBAへの挑戦を続けている。再び"Yuta Tabu-se-"の名がNBAのコートでアナウンスされる日が待ち遠しい。

(余談:以前観戦した試合では、英語発音で"Ta Boo Se-"(たぶーせー)のような感じで、”ぶ”と”せ”をかなり長く伸ばして発音・アナウンスされていたのを思い出します。)


以下、シーズン前の1カ月あたりのNBAでの重要な日程表。

9/29 NBAトレーニング・キャンプ開始
10/6 NBAプレシーズン・マッチ開始
10/26 NBAプレシーズン・マッチ終了
10/29 NBAシーズン・ロスター締め切り
10/30 NBAレギュラーシーズン開幕
11/1 NBDLドラフト会議

今年は10/30(火)のシーズ開幕に向けて、10/29(月)6pm E.T.(東海岸時間) に最終ロスターが締め切られた。

これに平行して、NBDLではオープン・トライアウトが9月中旬から10月下旬にかけて行われてきた。そしてNBAのシーズン開幕直後の11/1にNBDLでもドラフトが行われ、その後NBDL各チームでもトレーニング・キャンプが行われた。Dリーグシーズンは、11/23より始まっている。

(NBA.COM参照)

posted by MH |12:19 | NBA | コメント(0) | トラックバック(0)
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