2007年01月10日
巨人・優勝至上命令によって失った財産
工藤の移籍が新聞・ニュースをにぎわせている。 横浜ファンの自分としては大歓迎だし、工藤のコメントにあった 「自分を戦力として必要としてくれてる横浜に指名されて光栄だ」 と言うコメントには涙が出そうになった。 巨人に対して文句も愚痴も言わない姿は本当にプロ選手だと思った。 工藤はダイエーから巨人に移籍した時にはまさにVIP扱いで入団し 後々のコーチ候補として扱われていたのに、プロテクト枠から 外したのは、巨人サイドはちょっと配慮が足りなかったのではないか? そして、若い選手からしてみれば、工藤と言う肌で感じれるお手本が いなくなったわけだから、こちらのほうが大きな痛手かも知れない。 と言うのも、巨人の入団発表の新人選手コメントで必ずと言って出てくる言葉は 「工藤さんのように長い選手生活を・・・」 「工藤さんの投手術を学んで・・・」 と、工藤の名前である。それ程、工藤は成績以上に功績があったのである。 横浜には若手の左腕が多い。これは毎年のように左腕不足が言われ 毎年のように左腕を補強しているからである。 その割りに、伸びている選手は少ない。吉見、那須野、高宮は 期待されながらも結果が出ていない。 個人的には工藤には二桁勝利より、こうした若手の指導に何よりも期待している。 また、今回の工藤放出で思い出したのが、川相が巨人→中日に移籍したことである。 選手引退→コーチ就任を要望した巨人に対し、現役選手に こだわった川相は年棒ダウンながらも中日に移籍した。 確かに、その後の川相の成績は、たいした成績は残していない。 しかし、井端・荒木と言う二遊間のお手本となり、セリーグ屈指の守備陣を作り上げた。 また、野球に対して真摯に取り組み姿勢は、若手の意識に強く印象を与えたに違いない。 結局、川相は昨年で引退したが、 今年からは巨人ではなく、中日のコーチに就任した。 歴代1位の犠打数を誇り、何度もゴールデングラブ賞を獲得した卓越した守備を持つ川相は、 今後の中日の若手の良いお手本となり続けるだろう。 ここ数年優勝から遠ざかっている巨人からしてみれば、今年の優勝は ナベツネからの至上命令なのだろう。 下手すれば、今年の結果で清武代表や原監督のクビが飛ぶかもしれない。 しかし、工藤にしても、川相にしても、本当に手放してはいけない財産を目先の優勝のために手放してしまった。 横浜ファンからしてみれば、わがままを言って喧嘩別れをした門倉の 代わりに、工藤を獲得できたのは本当に「棚からぼた餅」である。 おそらく、今年の門倉は、良く見ても「10勝8敗」ぐらいの成績だろう。 下手すれば負け越しも考えられる。 原監督は「ローテを一年間守れる強い選手」と評したが、優勝しか許されない巨人軍ではローテを1年守っても、ある程度の貯金を作れる投手でなければ大枚をはたいて獲得する意味がない。 西村、野間口、木佐貫と言う有望な若手に場数を踏ませ、工藤と言う 良いお手本を見せるほうが、長期的には良かったのではないか? 今回の件で、清武代表は「血の入れ換え」と表現したが、 今回の輸血で血行が悪くなり、顔色までもが蒼白にならないことだけを祈りたい。
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posted by a300764 |23:32 |
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