レッツゴーKEIBA~競馬の力を伝えたい~

勝負の決め手は3コーナーまでのポジション争い、桜花賞回顧

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ソウルスターリングがまさかの3着に敗れた今年の桜花賞。制したのは勝負師・池添騎手に乗り替わったレーヌミノルでした。ソウルスターリングに本来の伸びがなかったことを差し引くとしても、私は1~3着の差はスタート直後の位置取りにあったと考えます。

ロケットスタートを決めたのはベルカプリ。リスグラシューとレーヌミノルもいいスタートを切り、ソウルスターリングは普通でした。徐々に隊列が出来上がってくる訳ですが、馬場状態を考慮して前目のポジションを狙う馬が多く、さすがG1というべきかみんな速い。そんなペースでもレーヌミノルは馬なりで楽々前目につけます。むしろ手綱を引っ張るくらいの手ごたえで、いつすっ飛んで行ってもおかしくない感じもありました。ソウルスターリングも楽に追走。すぐ内のウゼットジョリーがスタートを決め、さらに前目のポジションを取りにいったことで「これはいいな」と思いました。ウゼットジョリーを前において競馬ができて操縦もしやすいだろうと思ったからです。リスグラシューは促しながらで追走に苦労したように見えます。

ウゼットジョリーが予想以上に勢いよく上がって行ってレーヌミノルもかわしに行きます。ここでウゼットジョリーに交わされた瞬間、レーヌミノルが少し左に動きウゼットジョリーの「後ろはもらうよ」といったアクション。これ以上出していくわけにもいかないソウルスターリングはウゼットジョリーについていくことを諦めざるを得ません。この3コーナーまでのポジション争いはレーヌミノルのスタートのうまさと初速が存分に活きた場面でしょう。当然ソウルより内枠だったこともよかったのですが、たとえ枠が逆でもこのポジションの争いはレーヌミノルが勝っていたように思います。

ウゼットジョリーに入られたソウルスターリングは、ならばとレーヌミノルの後ろを取りに行きます。しかし「絶対にここに入れない」といった感じでリスグラシューが入ってきます。この2頭のポジションに関しては完全に枠の差。結果、ソウルスターリングは前に壁を作れずにレーヌミノルより1頭分外を回されることになります。リスグラシューもソウルスターリングにポジションを取らせないことはできましたが、馬群のど真ん中。苦しい位置で競馬せざるを得なくなってしまいました。

ここのポジション取りが1~3着馬の明暗を分けることになったと思います。久しぶりの図でポイントになった3コーナーまでのポジション取りを解説します。今回の対象馬は⑥リスグラシュー、⑩レーヌミノル、⑬ウゼットジョリー、⑭ソウルスターリングです。※対象馬のみを簡略化しています。 図1

図2

図3

図4

図5 武豊騎手は完全にソウルスターリングに外を回させる目的でポジションを取りましたね。対するルメール騎手はこれに応戦してリスグラシューを馬群に閉じ込めるように内に絞ってきました。この辺は熱いやりあいです。池添騎手もソウルに好きなポジションを取らせない目的も当然あったでしょうが、前に馬を置いてレーヌミノルの行く気持ちを抑える方が大事だったでしょう。

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