レッツゴーKEIBA~競馬の力を伝えたい~

マルターズアポジー、ゴールドドリームに見る強い相手と戦うことの意義

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今週は4つの重賞が行われ土曜日に行われたステイヤーズSはアルバート、京都牝馬Sはレッツゴードンキが断然の一番人気で貫録を示しました。それに対し、日曜日のフェブラリーSはゴールドドリームが、小倉大賞典はマルターズアポジーが人気はしていたものの前走G1の大敗から巻き返して見せるという結果を残しました。

ゴールドドリームはダート馬なのにダートスタートが苦手という難儀な馬で、今回は芝スタートがよかったし、パサパサのパワーが必要なダートもよくこなしてくれました。今回で勝負付けが済んだとは思いませんが、新たなるダート王に近づいたと言えるでしょう。カフジテイクはよくぞこんな馬場であの脚を使ったなと。津村騎手は自分のミスと談話を残していますが、できることはすべてやったのではないかなと思います。

各馬短評の時に書きましたがゴールドドリームは「チャンピオンズCで強い相手と戦った経験」が間違いなく活きたと思います。私の持論ではありますが、特に3~4歳のダート馬は強い古馬を相手にする場合は1、2回は跳ね返されても問題ない、むしろいい経験になると思っていて、古馬にもとめられずに連戦連勝はアロンダイトやカネヒキリ(武蔵野Sは同世代のサンライズバッカスの2着)くらいで、ベストマッチョも根岸Sで跳ね返されたし、グレンツェントもみやこSで1回跳ね返されました。あのエスポワールシチーですら平安S、フェブラリーSで勢いを止められています。しかし、エスポのその後は周知の事実、現時点でどこが通用してどこが足りないのか?そこを明確にしてくれるのが強敵との対戦なのです。ゴールドドリームは通用したそのパワーを存分に活かせる競馬を選択し結果を出しました。前述の通り馬場も向きましたね。

そして小倉大賞典のマルターズアポジー。生涯でハナを譲った試しがなく、実は4角先頭で直線を迎えられなかったこともない当馬が初めて挑んだ強敵が揃うG1・有馬記念。距離が長かったこともあって15着に敗れました。逃げ粘るどころか、4角先頭すら許してもらえなかった強敵との戦い。武士沢騎手、マルターズアポジーはショックだったでしょう。でも、それで終わらなかったのがこのコンビ。確かに逃げ切れなかったし、直線を迎える前に勝負をつけられてしまったが、あの相手でも楽々と先手を奪えたスピード自体は通用する。では足りなかったのはどこか?もう一度やるときはどうしたらもっと頑張れるかを考えた結果、自慢のスピードで一気にハナを奪い、2番手を欲しがる後続に突かれる事を利用してハイラップで後続に足を使わせる下手をすれば自分もつぶれるギリギリの作戦。でも上のレベルで戦うにはこれくらいできてもらわないとという武士沢騎手のエスコートに見事応えたマルターズアポジー。完全に一皮むけた姿を見せてくれました。ついていった他の先行馬はバタバタになってしまっていましたし、ヒストリカルやクラリティスカイなどの重賞の常連にも完勝。大阪杯に出て来れば今度はある程度通用するのではないかと思わせる完勝でした。

強敵と戦うことは人馬にさらなる成長をもたらすことがあります。もちろん跳ね返されて自信を失い迷走してしまう馬も少なくありませんが、「強敵と戦う意義」を改めて実感した今週の重賞だったと思います。



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