レッツゴーKEIBA~競馬の力を伝えたい~

レースを支配した恐るべき強さを見せつけたキタサンブラック、ジャパンC回顧

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布石は前々走の宝塚記念。2番手争いに押される形になり、予定より少し早いペースで飛ばしてしまって最初の1000Mが59秒1。馬場も考えれば暴走にも近いハイペース。しかしキタサンブラックは最後の50Mまでこらえて展開のはまった後続2頭にはさされたものの先行馬は全滅となってしまいました。このレースで「キタサンブラックに絡んだらつぶされてしまう」という意識が刷り込まれます。

そしてJC。宝塚記念があったとはいえ、天皇賞春のような楽なペースで行くのであれば2番手をとりたい各馬がキタサンブラックの出方をうかがうように出していく。しかしキタサンブラックは2ハロン目で11秒3を刻みます。この脚を使って後続を離しにかかり、これに後続はおびえます。ついていったのは宝塚記念でつぶされたにもかかわらず強気に取りに行ったワンアンドオンリー田辺騎手くらいで、リアルスティールも外枠からではあそこまでしか行けないでしょうね。ついていくとしたらゴールドアクターだったんでしょうが、ちょっと走りが重たそうでしたから、キタサンブラックの位置を見れるところまででした。

ここで先手を取り切ったならあとは武豊騎手のもの。天皇賞春と同じでペースを落とすことなく一定のペースで淡々と逃げているので後続は動くに動けない。天皇賞秋でもそうでしたがもう東京は高速馬場ではないし週中の雪・雨の影響でこのペースでも全然遅くない。それでも4コーナーで各馬手を動かしキタサンブラックを追っていく構え。しかしキタサンブラックは持ったまま後続を待ち構えていました。そして残り300Mの地点で追い出すと凄い脚を使って後続を離します。この残り300Mの脚が一介の逃げ馬とは違うところなんですよね。勝負所で離されてしまうと追ってくる馬も人も苦しいはず。リアルスティールはこれに参った感じで、ゴールドアクターはジリジリとしか伸びてくれない。サウンズオブアースとシュヴァルグランが追ってきたものの、影すら踏ませずに完勝。G1.3勝目を挙げました。

このレースを終わって思い出したのがダイワスカーレットです。アンカツさんが「ダイワスカーレットはユタカちゃんの方が合う」といっていたのを思い出して、もし武豊騎手がダイワスカーレットに乗っていたらこういう競馬をしたんだろうなと思いました。

春のころと比べてもさらにワンランク上のステージに上がった感じのあるキタサンブラック。逃げることが分かっている1番人気が逃げているのに他馬がついていくのをためらう、道中も金縛りにあったように動くことができない。本当に強い超一流馬が見せる「レースを支配」した圧巻のパフォーマンスでした。ドゥラメンテを倒せなかったのは心残りかもしれませんがもうモーリスと並んで現役では抜けた存在と言っていいでしょう。気は早いですが年末・冬のグランプリ有馬記念でもその外連味なき逃げで驚かせてくれることでしょう。



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