フトボル男

マンチェスター・ユナイテッドの気になる三つの点

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2年目のモウリーニョということで、好調な滑り出しを見せたマンチェスター・ユナイテッド。開幕戦に続き、2節も大勝。ウェストハム戦とスワンズ戦は共に同じスコアとなったが、内容はだいぶ異なった。前節のウェストハムが攻守ともに何も無い空っぽ4141だったのに対して、スワンズの守備時532はきっちりしていた。攻撃の初手から、ユナイテッドのSB裏をポグバがカバーするのを見越したランを組み合わせた攻撃でHSを狙うところはまずまずだったけど、ユナイテッドが支配し、スワンズは532守備で耐え忍ぶという展開。 今回はユナテイッドの大勝の中にも見えた気になったこと3つについて書く。

【誰が抜けるのか】 スワンズにとっては主にDFを強いられる展開だけど、2トップのプレスバック込みの3CHの上下動。CH脇のケアはDFラインとの連動でスペースを狭くしてケア。ユナイテッドのビルドアップ時はSBを捨てつつ、ポグバはマークの受け渡しで見る。ハーフラインを超えたら442変換でSBをチェックするなど、1~2列目の守備は及第点なスワンズ。 スワンズのWBとCHにとっては、とにかくラッシュフォードが恐い。CH脇に入りつつ、ルカクの補完もあるタスク。だから、バランスを取っているブリントが孤立する気配はあるのだけど、ムヒタリアンとマタが絡んでサポート。マティッチは組み立てで計算できないけど、SB位置に入ってブリントの位置を上げて、中央はポグバみたいなのもあった。 気になったのは、ユナイテッドのネガトラを考慮したリスク管理のもとで行われるペナ幅アタックの構造。 ラッシュフォードがHSレーンで受けることを厭わないし、マティッチがSBポジションに入ってブリントを上げたり、ムヒタリアンなどが絡むけど、スワンズのWB裏は誰が抜けるか?ブリントは違うよね?の流れで渋滞気味。スワンズもエントレリネアスをされても極力CH脇は3CHとDFラインでコントロールしようという狙いが見えるため、相当な精度が無いと無理。そのための奥行きだったりするけど、誰が抜けるの?って話。 ムヒタリアンとルカクが降りて、3CHの横スラでDFラインの前のスペースをどうしようかで遣り繰り。

個人的にはユナイテッドの面々は高さがあるので、DFラインを動かすためにも早いタイミングで上げるのも手だと思ったり。または、マティッチを中央ゾーンで待機させて、ポグバでDFラインをランニングで抜いて(ムヒタリアンは列調整→SBと横ライン形成)、ボールサイドの2列目を消す→時間のあるSBに選択肢を与えることで、スワンズの3CHの横スラを極端化orWBが迎撃に出た場合はその裏が分かり易いので使いましょう。

でも、試合展開はあまり観たくなかった現象が出た。ポグバを左CHにしてマティッチと位置交換をする方が、手数に対してボールの循環と左CHとしてのポグバの右足を考えると、ルカク当てやらDFラインの裏へデリケートなボールもいけそうだけど、ポグバの守備範囲が広くなりすぎて損得勘定は大丈夫なのかなと思ったり。デメリットについては後述。

ムヒタリアンが枚数調整で列移動して、中央のマティッチと並列化。ポグバは2トップ脇~3CH前、マタはトップ下化、ラッシュフォードはエントレリネアス準備と攻撃の形がズレていくけど、誰が裏を取るのかが不透明なまま前半。SBに時間がある展開だからこそバレンシアの上下動だけしか利点が無いのが勿体無い。

【左サイドの寂しさ】 後半、ポグバが2トップ脇で持つと、3CHを維持してライン形成。一方で、マティッチが持つとCHが牽制。出し所に困ってブリントに叩くと、442変換していたWBが果敢にチェック。ブリントにとっての縦のラインには誰も居らず。ラッシュフォードはエントレ準備で3CH脇。ラッシュフォードへのパスコースはDFが中切りしているから無理。ルカクはDFラインに。ここで誰かしらがサイド流れの仕組みがあればサイド裏を取れそうな雰囲気。ルカクとラッシュフォードの前後の補完関係は、ルカク降り+ラッシュフォード裏抜けで証明されているけど、それはあくまでもルカクが左足を活かすためのエリア限定の話。左サイドに流れてもルカクに旨味は無い訳で。だからこそ、ムヒタリアンが抜けたりしたら面白い。けれど、ポグバとの列調整といったタスクがあるから、基本的にはバイタル~3CH前のスペース。そこに孤立したような寂しい左サイドはどうなるのか。ただ、前線がルカクなので単なるロングボールでも結構いけそうなのがね。

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