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控え目に言って末期症状〜新潟vs鹿島(9月16日)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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鹿島といえば大洗、大洗といえば北海道行きのフェリーです。で、北海道行きのフェリーといえば新潟みたいなところがありますので、この一戦は“フェリーダービー”ということになります。

■前半   目下、大苦戦の新潟を率いているのは呂比須ワグナー。『エルゴラッソ』か何かのインタビューで、「選手にはクロスを何百本でも入れてほしい。自分が現役のときには、そうやって得点を決めてきた。」みたいな発言が書かれていましたが、これを見て、かつて、日本代表の得点力不足が取り沙汰されたときに、代表の練習でひたすらシュート練習を繰り返させたジーコを思い出してしまったのはワタクシだけでしょうか?     まあ、そういう指導スタイルなのでしょう。それはピッチで展開される光景からも理解できる。例えばカウンターを例にとってみても、単騎でゴリゴリ行く(セカンドアタックはない)か、各駅停車で繋いでいくかのどちらかしかない。3人くらいでポンポンポンと阿吽の呼吸で崩していくオートマチズムはまるで皆無。なんだかラモス時代の岐阜を見ているようだ。ジーコ、ラモス、そして呂比須。Jリーグ創世期のブラジリアン功労者の名前が揃ってしまったぞ。     呂比須監督の組織よりも“個”を重視する姿勢は守備において、より顕著に現れます。もうね、中盤のディフェンスがミハイロ・ペトロビッチなのですよ。擬音語1語で表現するならば“スカスカ”。相手にボールを奪われると、次の瞬間には自陣ゴール前に押し込まれてしまっている。「中盤でのプレスって何ですか? それっておいしいの??」状態ですから、鹿島のWボランチはサイドチェンジを大奮発。新潟守備陣のスライドが間に合うわけないから、鹿島両SBもクロスを大奮発です。     それをキーパーの大谷やら、最終ラインの4人やら、はたまたペナルティエリア内までドン引きに戻った中盤の選手たちが、ほうほうの体で掻き出して、どうにかこうにかしのぐという展開がキックオフから延々と続きます。でも、サッカーの魔力は、それでもなぜか謎の2ゴールで新潟が前半のうちにリードを奪ってしまうところ。どちらもカウンターからタンキとホニが決めました。こういうことがあるから、ジーコやらラモスやらもう1人は勘違いしてしまうのです。       ■後半

まぁ、奇跡的にリードをしたとしても、偶発的な事象である以上、残りの時間が多ければ、結局は必然が待っているわけで。後半開始早々、新潟の選手やサポーターは夢から強制的に醒まされます。コーナーキックからレアンドロがヘディングで一点差に追い上げると、後は守備陣がペンペンにされての同点ゴール、さらには逆転ゴールのハットトリック。コーナーキックで相手アタッカーをフリーにしてしまう。これはおそらく、偶然ではなく必然、守備組織がペンペンにされるのは、どこからどうみても必然でございました。多分、夢から醒めていないのは、監督だけ。     鹿島に目線を移すと、レアンドロの面目躍如といった感じですよね。特に逆転となったシュートとか、さすがはブラジル人、というか日本人ならいかにも外しそうなシュートでしたが、それを決めきりました。新潟の中盤がスカスカだったので、ボランチの配球が一気にゴール前に届いてしまうゆえ、土居とレアンドロの鹿島2列目は、却って埋没してしまっている感が、前半にはあったものの、後半になっての大爆発。もはや大岩チルドレンといって過言でないでしょう。     要するに、新潟は今シーズン、2回に渡って監督選びに失敗したということです。でも、だからと言って「強化部は追放だ!」なんて短絡的なことを言っちゃだめですよ。だってタンキ、凄かったですもん。空中戦の勝率とか存在感とか。それにホニも凄かったですもん。そのスピード、岡野レベル。このあたりは新潟伝統のブラジル人発掘力です。それを支えているなが、Jリーグ創世期戦士の神田さん。そう、ラモスやジーコやもう1人はともあれ、神田さんは失っちゃいかんのです。     それにしても残酷でした。何が残酷って、同点に追いつかれ逆転されたのがタンキを交代させた後だったということ。そんなん、無理ですやん、タンキなしで鹿島に応戦するとか。そしてPKを献上して、決定的な4失点目。この状況を日本語で、どう表現するかといいますと「刀折れ矢尽きる」というのです。なんか、戊辰戦争での榎本軍を彷彿とさせる。給路なき消耗戦。ロスタイムが6分もあったのですが、逆にそれが悲しさを倍増させました。       ■日本代表への推薦状

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