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たぶん、こういうのがサッカーにおける“スモールベースボール”になっていくのかな〜沼津vs藤枝(3月25日)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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静岡にはJクラブが4つ存在ますが、共通点があります。それは、「新幹線が止まる街の隣をホームタウンとする」ということ。静岡の隣の清水、浜松の隣の磐田、そして、掛川の隣の藤枝と三島の隣の沼津ですね。そんな1戦。   ■前半

キックオフのホイッスルが鳴る前から沼津サポーターは「藤枝だけには負けられない〜♪」というチャントを繰り返しておりました。J3という同じカテゴリーでの同県対決ですから、やはり意識するところも出てくるのでしょう。しかし、J3におけるキャリアでは、藤枝の方が先輩です。新参者にデカい顔をさせるわけにはいかない。というわけで、前半10分を過ぎたあたりから藤枝が沼津を圧倒し、その勢いで枝本が先制ゴールを奪いました。     大石監督とともに着実なステップアップを遂げている藤枝のサッカーは、風間さんとか大木さんのサッカーを彷彿とさせるところがある。要するに、「止める蹴る」を大切にするパスサッカー。しかも、風間さんや大木さんもりもパスレンジが長め。なので、ハマったときの爽快感がハンパない。にしても、風間さんや大木さんがJ2で対決するなど、ここにきて、俄にパスサッカーが復権を遂げている印象があります。さしずめパスサッカー復権元年。     結局は日本人はパスサッカーが好き。それを政局に絡めて述べるならば、安倍政権って、思いっきり粗相をかましまくっているのに支持率があまり下がっていませんよね。その要因をワタクシなりに考えみたところ、そもそも安倍さんの政策は、端的にいってしまうと、“脱亜入欧”と“経済成長”にある。アジア諸国には上からの立場を崩さず、それでいて欧米諸国への迎合ははしたないほど。そういう外交スタンスと、そしてアベノミクスなわけですよ。     こういうスタイルが支持を集めるのって、煎じ詰めれば「昭和は輝いていた」的な高度成長期モデルへのノスタルジーだと思うのですよ。だから、デメリットだらけでも大人の大運動会を2020年に開催するんだと喜んでいる。それとパスサッカーへの愛情は同じかな、と。Jリーグ発足を機とする日本サッカーの高度成長期モデルは、要するにパスサッカーの追求でしたからね。高度成長期に身についた思考習慣というのは、その後の嗜好性を決定的に基礎づけるのかもしれません。       ■後半

そんなことを考えているうちにハーフタイムに。ちなみに前半の終盤戦は沼津がショートパスサッカーで圧倒し返して、しかも、その流れを逃すことなく小牧が同点ゴールを決めていたりします。そんなわけで1ー1で後半開始。後半になると、再び藤枝がイニシアティブを握り戻します。343を採用する藤枝の3トップは、なかなか実力者が揃っていて、彼らの職人芸が沼津を押し込んでいきます。     ここまで述べてきたように、藤枝も沼津もパスサッカーなのですよ。パスサッカー同士ゆえにパスのリズム感をめぐる争奪戦が繰り広げられる。パスサッカーで大切なのは、一にも二にもリズム感ですからね。でどうすればリズム感を獲得できるかというと、要するにフォアチェックを剥がせれば、ペースを引き寄せられる。相手もパスサッカーならば、攻められているうちに、自然とアンバランスになってくれるので、1本パスが通れば、スペースがいくらでもできている、ってなわけで。     そんな一進一退でギッチギチになっていた攻防は、意外な形で動く。細かくは判別できませんでしたが、藤枝ゴール前でのクリアがパチンコ状態になって、イーブンなはずのボールがなぜだか絶妙なスルーパスとなり、それに反応した沼津のストライカー薗田が、まんまと決めきりました。これで構図はハッキリと変わった。この試合で初めてビハインドとなった藤枝の浮き足立ち加減がハンパなくなった。前のめりなのに、肝心のパス、特にロングパスがとてもとてもアバウトに。     藤枝の浮き足立ちで、試合がヘンなテンションになりかけたのですが、ここから沼津が本領発揮。沼津も吉田監督の長期政権。しっかり“サッカー脳”を鍛えているらしい。「君らは“アスルクラロ鹿島”か!」とツッコミたくなるくらいに、上手に試合を進めた。ゆるゆるプレーして時計の針を早回ししただけでなく、セットプレーから沓掛が、さらにはカウンターから途中出場の前澤が駄目押しゴールをたたみかけるように奪う。静岡ダービーは新参者ながらホームの沼津が勝利を収めました。       ■日本代表への推薦状

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現地観戦記(2017)
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