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プロ監督同士のグッドゲーム〜岐阜vs山口(2月26日)の周辺をウロウロと…☆現地観戦記☆

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岐阜と山口、本文の中で縷々述べていきますが、いろんな意味でダービー的要素が強いというか、共通点のあるチーム同士というか、好敵手な感じのマッチアップでした。結論を先に述べるならば、とにかく面白かったです。

■前半

岐阜は、今シーズンから甲府や京都で定評を得たパスサッカーを信条とする大木さんが監督として招聘されましたね。ザッケローニJAPANがブラジルで散ってしばらくは、反動的にパスサッカーへのアンチテーゼが続きましたが、ようやく大木さんもパスサッカーも捲土重来です。心配の種としては、甲府時代だったか京都時代だったかに「たけし軍団」なんて言われていたこと。ここ数週間で世間を賑わしている三又又三的ポジションの選手が出てこないことを祈るのみ。     ただ、オシムチックな「スーパーわ~わ~カウンターサッカー」を展開する山口とは、やや相性が悪いというか、組み合わせが良すぎるというか、「飛んで火に入る何とやら」ってな感じでしたね。高速カウンターはショートパスサッカーを大好物としますから。そこで、大木さんは前半のうちに右SBの田森を下げ、アタッカーのパウロを投入することで修正を図る。田森は大木チルドレンですけど、「たけし」と「タモリ」ですからね、合わないときは合わないのかも。     対する山口を率いるのは、もはや名将の風格さえ漂う上野展裕。毎年毎年、主力を引き抜かれても、全くブレることなく、縦に思いっきり速くて迫力のある攻撃を繰り出すチームを作ってくる。このブレなさ加減は、往年のマリノスのバンディエラだった上野良治くらいブレない。上野良治も「自分は、こーゆープレースタイルなんで」ってのがブレませんでしたが、「上野」という名字にはブレないJリーガーを輩出する何かがあるのでしょうか。      そんなレノファはレノファらしく、電光石火の一撃で先制点を奪ってしまいます。岸田和人の抜け出しからのゴール。岸田の抜け出しについては、2点目の方がえげつなかった。最終ラインから縦一本でPKを奪っちゃうんですから。このときPKを献上したのは岐阜CBの青木翼だったんですかね。ヘニキが凄く慰めていたし。そして、青木はその後、1点差に追い上げるヘディングシュートを決めました。自作自演の青木劇場とでも言いましょうか。       ■後半

後半になると、俄然、岐阜が山口を圧倒します。その中心にいたのは一応、スタートポジションがCFだったのであろう風間宏矢。流動的なポジショニングから、正確のトラップでボールを受けると、相手のチェックをしっかりと剥がしてから、パスを繋いでいく。まさにリアル風間チルドレン。リアル風間チルドレンが大木イズムを体現するというのも、なにかと示唆深い。そして、その結果、お約束の攻め倦ね状態が発生するのも、何かを暗示している。     そんな中で、それでも岐阜は同点ゴールの門をこじ開けました。決めたのはインサイドハーフとして先発していた永島悠史。相手ゴール前でこぼれ球を回収すると、かな~り難しい体勢から、ズドンとシュートを決めて見せた。凄かったですね~。京都からレンタル中の選手で、ハタチかそこららしいです。若者ゆえの思いっきりの良さが美しかった。開幕戦であるという要素が、その思い切りの良さを後押ししたのかもしれません。アッパレです。     これで完全に岐阜のペースとなるのかと思いきや、上野監督もプロフェッショナルですから、ただ指をくわえてみているようなことにはならない。去年までの主力で今年も残留した切り札・鳥養を投入し、一気にペースを引き戻します。勝ち越しゴールとまではいきませんでしたが、山口の場合、そんなことはどうでもよい。極端に言えば、ボールなんて見ていなくとも、75分を過ぎてもスタミナが尽きない、一糸乱れぬ迫力溢れる上下動を眺めているだけでお腹いっぱいになります。     就任して僅かな期間で、すっかりショートパスイズムを浸透させて、若手選手を何人も抜擢した大木さんも、何年にもわたって、「これぞ山口の爽快なサッカー!」ってのを維持している上野さんも、本当の意味でのプロフェッショナルな監督さん。プロフェッショナルな監督が率いたチーム同士の対戦は、とにかく楽しいのです。関係ないですが前任者には、少しでも早いご回復をお祈りするしかないのです。純粋に体調を心配しているのであって、それ以上の含意はいっさいございません。       ■日本代表への推薦状

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