2013年05月15日
第5戦スペインGP。今回も採点形式でレースを振り返っていきます。採点基準は以下の通りでございます。
10点:最高!
9点:とても良い
8点:良い
7点:まずまず良い
6点:普通
5点:良くない
4点:悪い
3点:最悪…。
…とこんな感じのざっくりしたものです。なので、点数というより、コメントの方に注目して頂けたらなと。では早速始めていきましょう。
■採点と短評
#1 セバスチャン・ベッテル (予選:3位/決勝:4位) 6点
レース途中で3ストップor4ストップの判断に迷い、3ストップを選択したベッテル。ただタイヤの消耗は予想以上であり、4ストップに切り替えたときには、ライバルは遥か彼方になっていた。完全な作戦失敗である。
レッドブルのタイヤの消耗はフェラーリやロータスに比べると厳しく、今後もこれがネックになってくる可能性は十分。このようなハンデを背負った状況でも勝てるようになれば、ベッテルの評価はさらに高まるのだろうが、果たしてどうなるか?
#2 マーク・ウェーバー (予選:7位/決勝:5位) 7点
定番のスタート失敗によって順位を下げたウェーバーだったが、いち早くピットに入ることで、この遅れをカバー。ただそこからのレースペースは思いのほか上がらず、望んでいた上位進出は果たせなかった。ウェーバーにとっては、またしても厳しい週末となったと言えるだろう。
#3 フェルナンド・アロンソ (予選:5位/決勝:優勝) 10点
スペインGPはフロントローしか勝てない。そんなジンクスを破るだけの力をアロンソは持っていた。GP2のスタートを見て発見したというラインを上手く利用し、オープニングラップを3位で戻ってきたアロンソ。ピット作戦で運よく2位に浮上し、すぐさまロズベルグをパスし、トップへ。
そこからは「見えない敵」であるライコネンとのマッチレース。3ストップ作戦を敢行したライバルに対し、アロンソは素晴らしいラップタイムをコンスタントに記録することで応戦。そして母国GPでの優勝という最高の結果を手にしたのであった。
今のアロンソ+フェラーリの安定感は素晴らしいし、おそらくどこに行っても速いだろう。次戦のモナコでも彼がレースの中心にいるのは間違いないし、2戦連続の優勝という芽も十分。期待したいところである。
#4 フェリペ・マッサ (予選:9位/決勝:3位) 9点
予選での一件で9位スタートを余儀なくされたマッサ。しかし序盤でしっかりと順位を上げ、表彰台まで持ってきたのは流石の一言。ただレースペースで僚友のアロンソに遅れを取ることが多いのが、気がかりな点。予選はかなり改善出来ているだけに、次のテーマはそこにあるのかもしれない。
#5 ジェンソン・バトン (予選:14位/決勝:8位) 9点
予選、そしてスタートの失敗によって、一時は17位までポジションを下げたバトン。しかしそこからの追い上げは見事であり、気付けばチームメイトより前でフィニッシュしていた。「バトン、ここにあり!」を示したレースだったかなと。
次戦は毎年、素晴らしい走りを披露している印象のあるモナコGP。例年通りの走りは期待できないかもしれないが、現状で出来得る最高の走りを見せてほしいところである。
#6 セルジオ・ペレス (予選:9位/決勝:9位) 7点
予選ではバトンに圧勝したものの、決勝ではタイヤマネジメントに苦しみ、チームメイトの先行を許した。ただ予選で見せた走りはチームにも好印象を与えたはずで、こういう走りを繰り返せば、チームからの信頼もより強固なものになっていくだろう。
#7 キミ・ライコネン (予選:4位/決勝:2位) 9点
3ストップ作戦を遂行し、優勝を目指したライコネンだったが、一歩及ばず2位。アロンソの速さが飛び抜けていたため、今回は2位でも十分かな…という印象である。3戦連続2位と安定感は抜群だが、ここらでもう一度勝っておきたいというのが、アイスマンの本音だろう。モナコの表彰台の一番高いところでシャンパンを煽る彼の姿を見てみたい。
#8 ロマン・グロージャン (予選:6位/決勝:リタイア) 6点
前戦、活躍を見せたグロージャンだったが、今回はトラブルで早々にリタイアを喫し、良いところを見せられなかった。次はホームGPとも言えるモナコなので、切り替えて次戦に臨んでほしいところ。
#9 ニコ・ロズベルグ (予選:1位/決勝:6位) 7点
予選ではポールポジションを獲得したものの、決勝ではずるずると順位を下げる展開。ただその中でも3ストップ作戦を遂行し、何とか6位フィニッシュを果たしたことは評価できるか?
次戦は予選結果がレース結果に直接的な影響を及ぼしやすいモナコである。2戦連続でポールポジションを奪っているニコが「台風の目」になる可能性も十分かなと。期待したいところである。
#10 ルイス・ハミルトン (予選:2位/決勝:12位) 4点
予選こそ2位だったものの、決勝では信じられないようなドロップダウン。チームメイトが上手くタイヤを扱い、ポイント圏内でフィニッシュしている以上、今回の結果には言い訳は出来ないだろう。今回ダメだった要因を洗い出し、次戦以降の巻き返しに備えてほしい。
#11 ニコ・ヒュルケンベルグ (予選:15位/決勝:15位) 6点
今回、ヒュルケンベルグが目立ったのはピットレーンでの接触だけ。あの接触が無かったとしてもポイント圏内は厳しかっただろうし、チームメイトの後塵を拝する結果になったはず。次戦以降の巻き返しに期待したいところ。
#12 エステバン・グティエレス (予選:19位/決勝:11位) 8点
今シーズンは良いところなく、「解雇説」まで飛び出していたグティエレス。ただ今回はそんな声を吹き飛ばすような走りを披露し、決勝ではなんとファステストラップを記録。ポイント圏内までは届かなかったものの、十分に実力を見せたと言えるだろう。
ただ大事なのはこれを継続させることであり、ドライバーズサーキットと言われる次戦のモナコでも同じような走りを見せられたら、彼の評価は大きく変わるはず。モナコでのグティエレスには要注目である。
#14 ポール・ディ・レスタ (予選:10位/決勝:7位) 8点
予選、決勝ともに素晴らしい走りを披露したディレスタ。今シーズンの彼は一味違う印象を受けるし、こういうレースをシーズン通して続けていけば、トップチームから声がかかることもあり得るかなと。今後も注目していきたい。
#15 エイドリアン・スーティル (予選:13位/決勝:13位) 6点
序盤は順調なレースを続けていたが、ピットでトラブルが起こり、大きく後退。その後はファステストラップを更新する熱い走りを見せたが、ポイント圏内までは遠く及ばなかった。なぜかスーティルに悪いことが集中する流れが出来ており、結果を残すために、早くこの「負のスパイラル」から抜け出したいところ。
#16 パストール・マルドナド (予選:17位/決勝:14位) 6点
ペナルティを受けながらも、チームメイトには先行することに成功したマルドナド。去年、初優勝を飾った舞台で、ここまで苦労することになるとは…。今後も厳しいレースが続きそうである。がんばれ、師匠。
#17 バルテリ・ボッタス (予選:16位/決勝:16位) 4点
ボッタスにとってはデビューして以来、最も厳しいレースとなったかもしれない。強引とも言える3ストップ作戦によって遅れを取り、ペナルティを受けたマルドナドやヒュルケンベルグにさえ、先行されるという有様。「期待の新人」もマシンがダメなら、活躍できないか…。
#18 ジャン・エリック・ベルニュ (予選:12位/決勝:リタイア) 5点
予選では僅かな差でチームメイトに敗北。決勝ではピットレーンでの接触という不運があったものの、あれが無くても、ポイント圏内は遠かったかな…という印象。チームメイトが結果を残す中、そろそろベルニュも期待に応える走りが必要だろう。
#19 ダニエル・リカルド (予選:11位/決勝:10位) 7点
予選、決勝ともに存在感を示していたかなと。コース特性にマシンがハマれば、力を発揮するドライバーであることは、かなり証明されてきた。あとはマシンが苦しいときに結果を出せるドライバーになれるか。これが出来るようになれば、ウェーバーの後任の座も見えてくるかもしれない。ここが踏ん張りどころである。
#20 シャルル・ピック (予選:21位/決勝:17位) 7点
予選こそ停滞したものの、決勝ではボッタスに迫る走りを披露。アップデートの効果が確実に見え始めており、今後に向けて期待を抱かせるレースとなった。
#21 ギド・ヴァン・デル・ガルデ (予選:18位/決勝:リタイア) 8点
彼にとっては今シーズンベストの週末だったはず。予選では「ボトム4」の中で最上位を手にし、決勝でもリタイアするまで、そのポジションをキープしていた。ピックと同じような車を与えられたら、仕事が出来る…ということをチームに証明したのは今後を考えても大きなことだろう。今後のVDGには要注目である。
#22 ジュール・ビアンキ (予選:20位/決勝:18位) 7点
予選ではピックの前に出たものの、伏兵VDGに先行を許す結果に。決勝ではオープニングラップでの接触によって苦しい展開を余儀なくされた。その中でもしっかりチームメイトに勝利しており、面目は保った格好である。
#23 マックス・チルトン (予選:22位/決勝:19位) 6点
予選、決勝ともにチームメイトに負けるお決まりのパターン。ただ少しずつチームメイトとの差は縮まっている印象を受けるし、徐々にF1の世界に慣れてきたのかもしれない。今後に向けての視界は良好か?
■独り言
フリーな空間で走れたら手が付けられないが、逆に密集の中で走ると、タイヤが持たない…という弱点を露呈したベッテル。このままだとレース戦略も限られてくるし、厳しい状況に立たされるレースが出てくるかなと。
一方のアロンソ、ライコネンはタイヤに優しく、どんな状況下でも安定した速さを見せることが可能。ただアロンソの方がより速さ、ライコネンの方がより安定感に特化した印象は受けるが…。この辺りの微妙な違いが今後も大きく影響を及ぼすことになるのかなと。
次戦は伝統のモナコGP。ご存じのとおり、予選結果が大きな影響を及ぼすコースであり、その点でアロンソやライコネンにとってはハンデを背負う可能性も十分。逆にレースペースに難があるメルセデス勢の躍進も考えられ、今シーズンで一番読めないレースになりそうな予感である。
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2013年04月22日
第4戦バーレーンGP。今回も採点形式でレースを振り返っていきます。採点基準は以下の通りでございます。
10点:最高!
9点:とても良い
8点:良い
7点:まずまず良い
6点:普通
5点:良くない
4点:悪い
3点:最悪…。
…とこんな感じのざっくりしたものです。なので、点数というより、コメントの方に注目して頂けたらなと。では早速始めていきましょう。
■採点と短評
#1 セバスチャン・ベッテル (予選:2位/決勝:優勝) 10点
アロンソという最大のライバルが自滅し、今回は楽勝のレースとなったベッテル。一人だけ次元の違う走りを見せていたし、抜け出せば強い…ということを改めて証明する結果となった。これでポイントランキングでも一歩抜け出すことに成功したし、今年のチャンピオンシップも牛耳りそうな予感がしてきた。
#2 マーク・ウェーバー (予選:7位/決勝:7位) 4点
チームメイトが優勝する中、予選結果からポジションを上げられず、フィニッシュしたウェーバー。タイヤマネジメントに苦しんだだけではなく、バトルでも接触が目立ち、精彩を欠いた。あのマレーシアでの一件以降、本調子ではないのが気になるところである。
#3 フェルナンド・アロンソ (予選:3位/決勝:8位) 7点
DRSのトラブルによって貴重なポイントを失ってしまったアロンソ。普通にレースが出来ていれば、2位は堅かっただけに惜しいポイントを落としたと言える。ただDRSが無い中での精一杯の走りはしていたし、ポイント圏内まで持ってきたのは流石と言えるだろう。
次戦はアロンソの地元、スペインGP。地元GPではいつも以上の力を発揮するアロンソがどんな走りを披露するか?間違いなく一番の注目ポイントになるだろう。
#4 フェリペ・マッサ (予選:4位/決勝:15位) 6点
プライムタイヤでのスタートという他とは異なる作戦でレースに挑んだマッサ。普通にレースできていれば、面白い存在になっただろうが、実際はそうはいかず…。スーティルとの接触がケチのつけ始めで、その後は2度に渡るタイヤトラブル。こういう散々なレースはすぐに忘れて、次に繋げてほしいものである。
#5 ジェンソン・バトン (予選:9位/決勝:10位) 6点
タイヤマネジメントを得意とするバトンを持ってしても、4ストップを強いられるマクラーレンのマシンは相当タイヤに厳しいのだろう。ただペレスとのバトルで必要以上にタイヤを使ってしまった…というバトンらしくない走りがあったのは事実だけどね。次戦もタイヤに厳しいバルセロナだし、アップデートが無い限り、苦戦は必至かもしれない。
#6 セルジオ・ペレス (予選:12位/決勝:6位) 8点
予選12位から決勝は6位。結果だけを見ると見事な走りなんだろうけど、ちょっと評価しずらいかなと…。この管理人の思いは、バトンのコメントに代弁されているので、こちらをどうぞ。
「無線でとてもうるさかったと思うし、感情が高ぶっていた。でも、再び同じことを言いたい。レースは素晴らしかった。そうしていたのはチェコ(ペレス)だけではなかった。彼はアグレッシブ過ぎたと言いたい。300km/hでチームメイトの並んで、ホイールがつぶかるとは思わないものだ。」
「ちょっと驚いたし、そう感じたのは僕だけではないと思う。そのようなことはカートでやることだし、通常であればそこから脱皮するものだ。」
バトンが言うように、ペレスの走りはアグレッシブ過ぎる…と管理人も感じる。あの走りを続けていると、いつか大きな事故が起きてしまいそうな気さえ…。事故を起こしたときに反省しても遅い訳で、今のうちから矯正していくことも一つではないかなと。
グロージャンはこの矯正に成功し、安定感のあるドライバーへと脱皮しようとしている。それが出来ないと真のトップドライバーにはなれないし、ペレスにもそろそろ自覚してほしいところである。
#7 キミ・ライコネン (予選:8位/決勝:2位) 9点
予選こそ苦しんだものの、決勝ではしっかり2位まで押し上げてきたライコネン。バーレーンでも抜群のタイヤマネジメント力を発揮し、ライバルとは異なる2ストップ作戦を遂行。これが好結果へと繋がった。
そんなライコネンの課題を挙げるとすれば、やはり予選になるのだろう。最悪でも3列目までに入っていないと、ベッテルやアロンソに勝つのは厳しくなるのは、今までのレースでわかったはず。逆に予選が改善されたら、「鬼に金棒」になる訳で、チャンピオンシップがライコネン中心に回っていく…なんてこともあり得るのかなと。
#8 ロマン・グロージャン (予選:11位/決勝:3位) 9点
今シーズンベストと言えるようなレースを展開したグロージャン。タイヤマネジメントも見事だったし、レース中のバトルも上手く切り抜けていた印象を受ける。グロージャンの成長を感じたレースであった。
ただ問題なのは、こういう走りを継続できるか?という点。今シーズンは「ダメなレース」と「良いレース」を交互にしていることを考えても、彼に真の評価を下すのは次戦以降になってくるのかもしれない。
#9 ルイス・ハミルトン (予選:10位/決勝:5位) 9点
レース中盤は存在感がまったくなかったハミルトンだったが、気付けば5位でフィニッシュ。リアタイヤに厳しいマシンをうまく乗りこなし、ここまで持ってきたのは立派だった。昔は「タイヤに厳しいドライバー」というレッテルがあったが、今のハミルトンにそれは不要であることを証明したレースだったと言える。
#10 ニコ・ロズベルグ (予選:1位/決勝:9位) 6点
予選はポールポジション。しかし決勝は9位。思ったようなレースが出来ず、本人は忸怩たる思いを抱えていることだろう。もう少し決勝寄りのセッティングに取り組むべきなのは今回で明確になったし、次戦以降の巻き返しに期待したい。
#11 ニコ・ヒュルケンベルグ (予選:14位/決勝:12位) 7点
想像以上に苦しい週末になったヒュルケンベルグ。前所属チームが大活躍を見せる中、中団をウロウロするのは歯痒さもあるはず。しかし自分で選んだ道なんだから、ザウバーで結果を残すことに集中してほしいところ。それが出来ないと、みるみる評価は下落する。
#12 エステバン・グティエレス (予選:22位/決勝:18位) 3点
予選ではQ1敗退。決勝ではタイヤマネジメントに苦しみ、ピックに敗北。ここまで4戦で輝いたことは一度もないし、残念ながら彼に才能は感じない。ヨーロッパラウンドが始まる次戦から立て直すことは出来るか?
#14 ポール・ディ・レスタ (予選:5位/決勝:4位) 9点
「キャリアベスト」とも言えるような走りを披露したディレスタ。周りのドライバーがタイヤマネジメントに苦しみ、4ストップのドライバーまで現れる中、2ストップ作戦を遂行したのは特筆すべき点だろう。表彰台こそ逃したものの、こういう走りを続けていれば、いずれチャンスは回ってくるはず。
#15 エイドリアン・スーティル (予選:6位/決勝:13位) 7点
1周目のマッサとの接触によって散々なレースになってしまった。ただ最下位に落ちてからもファステストラップを記録するなど「諦めないレース」を見せていたのは今後に繋がる点。マシンは好調だし、前戦から続く「負の連鎖」から早く抜け出してほしいところ。
#16 パストール・マルドナド (予選:17位/決勝:11位) 8点
予選こそQ1敗退に終わったものの、決勝では順調に順位を上げていったマルドナド。ポイント圏内まであと1つと迫る力走を見せたのは非常に評価できる。こういう走りを続けることで、チームの士気も向上するはず。
#17 バルテリ・ボッタス (予選:15位/決勝:14位) 6点
課題の予選ではチームメイトに勝利した(同タイムだったものの…)が、得意のレースではタイヤマネジメントに苦しみ、思うようなレースは出来なかった。今回のレースでまたひとつ学習出来ただろうし、この経験が今後に繋がることを願うばかりである。
#18 ジャン・エリック・ベルニュ (予選:16位/決勝:リタイア) 5点
1周目の接触によってリタイヤに終わってしまった。ただ走っていても上位進出は厳しかっただろう。次戦以降の巻き返しが必要。
#19 ダニエル・リカルド (予選:13位/決勝:16位) 6点
フロントタイヤに厳しい上海では素晴らしい走りを披露したリカルドだったが、リアタイヤに厳しいバーレーンでは速さを発揮できず。マシンに合わないサーキットでもある程度の結果を残せるようになれば本物なんだろうけど、まだそれが出来るドライバーではないのかなと。
#20 シャルル・ピック (予選:18位/決勝:17位) 9点
目標であったビアンキに勝利しただけでなく、グティエレスにも勝利することに成功したピック。今回から投入されたアップデートが効果を発揮したのは間違いないだろうが、この結果にはドライバーの力も大きく関係しているはず。これでビアンキ対ピックがますます面白くなりそうである。
#21 ギド・ヴァン・デル・ガルデ (予選:20位/決勝:21位) 5点
1周目の接触ですべてを失ったレース。チームメイトが結果を残す中、こういうレースを続けていると印象はどんどん悪くなる。
#22 ジュール・ビアンキ (予選:19位/決勝:19位) 6点
チームメイトとは対象的に、週末通してマシンのセッティングを煮詰めきれず、苦しいレースとなってしまった。その中でもチームメイトに勝利したのは流石だが、今のビアンキに求められているのはもっと高い次元の戦い。次戦の巻き返しに期待したい。
#23 マックス・チルトン (予選:21位/決勝:20位) 7点
チルトンにとっては今シーズンで最も手応えのあったレースだったのではないだろうか。ここに来てやっとセッティングを見出すことに成功したようで、予選、決勝ともにビアンキに迫る走りを見せていた。この流れを続けていきたいところ。
■フライアウェイ総括
今回でフライアウェイの4戦が終了し、次戦からヨーロッパラウンドに突入する。ぼちぼち勢力図も固まり始めているので、各チームのまとめを簡単に最後に書いておこうかなと。
レッドブルはタイヤマネジメントにまだ一抹の不安を抱えており、今後も苦しむレースが意外に出てくる気がする。もちろんハマったときは手が付けられないほど速いのは今回証明された訳だけども。
フェラーリは予選、決勝とも安定して速い。ただ思いもよらない形でポイントを落としており、これが今後に悪影響を及ぼさなければいいなと。マシンのポテンシャルは高く、巻き返せる機会は十分にあるはずなので、今後も期待大。
マクラーレンは厳しい。まだ新車の特性を掴みきれていない気がするし、当面も苦しみそうな予感。次戦投入予定と言われる大型アップデートが機能するかどうかが浮沈のカギになってきそう。
ロータスは決勝での安定感だけだと一番かなと。それだけに予選結果の悪さが気になるし、そこを改善出来れば、レッドブルやフェラーリと真っ向勝負できるようになるはず。まぁ難しいところだとは思うけどね。
メルセデスはやはりタイヤに厳しそう。特にリアタイヤの摩耗に苦しみやすい傾向にあるので、リアタイヤに厳しいサーキットにいくと、とことん結果が残せなくなる予感。それに開発力も…なチームだし、例年通りここから尻つぼみになるような気もする。
ザウバーも苦しい。去年のような速さは完全に影をひそめてしまっているし、ポイントもヒュルケンベルグ一人で稼がなければいけないような状況。このままだとトロロッソとの争いにさえ負けてしまうかもしれない。
フォースインディアは素晴らしいマシンを作り上げてきた。予選、決勝ともに安定して速いし、タイヤにも優しい。今後も台風の目になっていくことは間違いないだろう。
ウイリアムズはザウバー以上に厳しい。どこのコースに行っても安定して遅いし、このままだと下位2チームにも捕えられそうな雰囲気さえ漂う。どうやらリア周りに問題を抱えているらしく、これが解決しない限りは浮上も難しいだろう。シーズン開始直後にして、山場を迎えている印象である。
トロロッソはまずまず。リアタイヤに厳しいサーキットでは今後も苦しむだろうが、フロントタイヤに厳しいサーキットでは上位さえも脅かす存在になれるかもしれない。良さを残しつつ、悪いところを改善できれば、思わぬ上位進出も見えてくるかも。
ケータハムはマルシャに負けることが多かったが、大型アップデートのおかげで、地位を逆転した様子。またコバライネンを再起用したことで、セッティング面での改善も図れそうな雰囲気である。今後はウイリアムズやザウバーにどこまで迫れるか?を見ていきたい。
マルシャはここからどれだけアップデートを持ち込めるか?に期待。マシン自体の素性は良さそうだし、うまく開発していけば、再びケータハムの前に出るだけでなく、さらなる上位も目指せるかもしれない。パット・シモンズの本領発揮に期待である。
■独り言
次戦からはいよいよヨーロッパラウンドの幕開け。その幕開けがアロンソの地元からスタートというのが何とも心憎いところである。
彼の庭とも言えるバルセロナで、ベッテルやライコネンなどのライバルたちはどんな走りを見せるのか。そしてアロンソは彼らに打ち勝ち、地元で美酒に酔えるのか?次戦の注目点はここに尽きる。
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2013年04月16日
第3戦中国GP。今回も採点形式でレースを振り返っていきます。採点基準は以下の通りでございます。
10点:最高!
9点:とても良い
8点:良い
7点:まずまず良い
6点:普通
5点:良くない
4点:悪い
3点:最悪…。
…とこんな感じのざっくりしたものです。なので、点数というより、コメントの方に注目して頂けたらなと。では早速始めていきましょう。
■採点と短評
#1 セバスチャン・ベッテル (予選:4位/決勝:9位) 9点
予選の戦略によって全てが決まってしまった週末だったと言えるだろう。Q3を戦わないことを決め、プライムタイヤでのスタートを選択したベッテルだったが、序盤にヒュルケンベルグに抑えられたこともあって、その作戦を活かせず。
前が開けてからは懸命のプッシュを見せたが、表彰台にはあと一歩及ばなかった。4位に終わったものの、最後の鬼気迫る追い上げには心を動かされたファンも多いことだろう。ベッテルの精神力の強さが現れた場面だったと言える。
#2 マーク・ウェーバー (予選:22位/決勝:リタイア) 4点
ウェーバーにとっては、早く忘れたい週末になってしまったことだろう。Q2での「ガス欠」がケチのつけ始めで、レースでは1周でオプションタイヤを捨てるという積極策で追い上げを図ったものの、自身のミスでベルニュと接触。最終的には右リアタイヤが外れ、万事休す…となった。しかもベルニュとの接触によって次戦3グリッドダウンも決まり、踏んだり蹴ったりの週末であった。
#3 フェルナンド・アロンソ (予選:3位/決勝:優勝) 10点
様々な作戦を行うチームが入り混じる中、最終的に笑ったのは「王道」とも言える作戦を採ったアロンソだった。予選3位のポジションを得たアロンソはスタートで2位に浮上。またオプションタイヤの摩耗に苦しむハミルトンを早々とパスし、そこからも安定したペースを刻み続けた。まさに「完勝」と言えるレースであったかなと。
ちなみにこの勝利でアロンソは通算31勝目。マンセルの記録に並び、歴代4位タイとなった。上にいるドライバーはミハエル・シューマッハー、アラン・プロスト、アイルトン・セナだけであることを考えると、アロンソの凄さはより際立つはず。どこまで記録が伸びていくのか…注目したい。
#4 フェリペ・マッサ (予選:5位/決勝:6位) 7点
どれだけピットに入りたくても、ピットで作業を出来るのは1チームで1台のみ。前を走っていたアロンソが先にピットインしたため、オプションからプライムへの交換が1周遅れたマッサ。そこで背負ってしまったビハインドを中々返すことが出来ず、6位という結果に終わってしまった。良い走りは出来ているだけに少し可哀想なレースになったと言えるだろう。
#5 ジェンソン・バトン (予選:8位/決勝:5位) 9点
プライムタイヤをしっかりと持たせ、2ストップ作戦を遂行したバトン。序盤の競り合いに惑わされることなく、淡々と自らのペースを刻み続けたのは流石の一言である。持てる力を存分に発揮した言えるバトンだが、得られた結果は5位。もっと上位で走るバトンの姿を見られる日はいつやってくるのだろうか?
#6 セルジオ・ペレス (予選:12位/決勝:11位) 5点
チームメイトが同じ作戦で5位を手にしている訳で、この結果では到底満足出来ない。またレース中はライコネンを押し出すような場面があり、これも減点要素。次戦は目に見える結果でチームに貢献したいところ。
#7 キミ・ライコネン (予選:2位/決勝:2位) 9点
レース途中のペレスとの接触によって、マシンに傷を負ってしまったライコネン。そんな状況の中でもきっちりと2位という結果を持ち帰ってくるのは、流石の一言。次は不利を被ることなく、優勝を目指してほしいところである。
#8 ロマン・グロージャン (予選:6位/決勝:10位) 4点
予選6位から順位を4つ落として、10位でフィニッシュしたグロージャン。レース中も目立つ場面が皆無だし、今の状況は少しヤバいかなと。クラッシュや失敗を恐れるあまり、チャレンジすることを失っているのなら、将来は開けてこない。この辺りのバランスをしっかりと取れるドライバーへと成長してほしいところである。
#9 ルイス・ハミルトン (予選:1位/決勝:3位) 9点
序盤はオプションタイヤの摩耗に苦しんだものの、そこを乗り越えるとまずまずのレースペースを披露。アロンソとライコネンの先行こそ許したものの、マシンの力を十二分に発揮したレースを展開したことは評価に値する。次戦への期待も大だ。
#10 ニコ・ロズベルグ (予選:4位/決勝:リタイア) 6点
今シーズンはチームメイトの影に隠れがちのロズベルグだが、その傾向は今回も変わらず。このままだと「セカンドドライバー」のポジションに落ち着いてしまいそうなオーラさえ…。どこかでこの悪い流れを断ち切りたい。
#11 ニコ・ヒュルケンベルグ (予選:10位/決勝:9位) 8点
序盤はベッテルを抑えて、レースをリードする等、見せ場を多く作った今回のヒュルケンベルグ。しかしピット作業の度に順位を落とすというザウバー恒例の現象にハマってしまい、そこまでの上位進出は果たせなかった。ただ「魅せる走り」は出来ており、評価はできる。
#12 エステバン・グティエレス (予選:17位/決勝:リタイア) 3点
予選はQ1敗退。決勝はスーティルに追突し、リタイア。ペイドライバーを起用しないといけないチーム事情はあるにせよ、もう少しマシなドライバーはいなかったのかなと。
#14 ポール・ディ・レスタ (予選:11位/決勝:8位) 8点
地味ながらもしっかりとポイントをゲット。プライムでのスタートを結果に結びつけたことは評価できるし、これを継続的に続けていきたいところ。あとはもう少し目立った活躍が出来ればいいんだけどね…。
#15 エイドリアン・スーティル (予選:13位/決勝:リタイア) 7点
まずまずのレースを展開していたが、グティエレスに撃墜され、リタイアに終わった。まともに走っていたら、ポイント圏内は堅かっただろうし、惜しいレースを落としたと言える。
#16 パストール・マルドナド (予選:14位/決勝:14位) 5点
予選ではルーキーの前に立ったものの、レースでは後塵を拝す結果に。そろそろ目に見える結果を残していかないと厳しい。「師匠」はシーズン序盤にして大きな正念場を迎えている。
#17 バルテリ・ボッタス (予選:16位/決勝:13位) 7点
予選はイマイチなものの、決勝ではしっかりと順位を上げていくのがここ3戦のボッタスの傾向。安定して走れるのは素晴らしいことだが、1ランク上のドライバーになるためには「一発の速さ」も必要。今後はその部分の成長を期待したい。
#18 ジャン・エリック・ベルニュ (予選:15位/決勝:12位) 6点
決勝では粘り強い走りでポジションを上げたものの、チームメイトの結果に比べると物足りないかなと。ベルニュの場合、安定感は良い物を持っているだけに、後は「一発の速さ」を見せてほしいところ。この課題を乗り越えない限り、未来は開けてこない。
#19 ダニエル・リカルド (予選:7位/決勝:7位) 9点
予選7位、決勝でもその順位をしっかりとキープしたことは称賛に値する。こういう走りを続けていけば、来季の残留またはレッドブル昇格といった夢も膨らんでいくはず。今後も期待したいところだ。
#20 シャルル・ピック (予選:21位/決勝:16位) 7点
予選は最悪の出来だったが、決勝では目標であるビアンキの前に出るシーンもあり、上々のレースだったと言える。大きなアップデートもない中、こういう走りを披露できたことは評価に値するし、今後にも繋がってくるだろう。
#21 ギド・ヴァン・デル・ガルデ (予選:20位/決勝:18位) 6点
予選でチームメイトに勝ったことが彼のハイライトだろう。決勝ではほとんど見せ場を作れなかった。
#22 ジュール・ビアンキ (予選:18位/決勝:15位) 7点
タイヤマネジメントに苦しみ、いつも以上にピックに接近されるレースとなった。ただこういう苦労が今後の成長にも繋がっていくだろうし、彼には今後も注目していきたい。
#23 マックス・チルトン (予選:19位/決勝:17位) 6点
ケータハムの1台に勝てたことは良かったが、マシンの力から考えると、もう少しピックと競り合えても良いはず。次戦に期待したい。
■独り言
しっかり予選を戦った3人がそのまま表彰台に乗った…というのはとても喜ばしい結果だったかなと。また「戦うことを避けさせる」ようなタイヤを作らせているFIAは、今回の件を踏まえて、今後のことをもう少し考えるべきだと思う。今の姿は果たしてモータースポーツの最高峰であるF1に相応しいものなのだろうか?
次戦は1週間後のバーレーンGP。マレーシアに続き、またしても灼熱の地であり、タイヤマネジメントが大きく結果に左右するレースになりそうである。さて、どうなることやら?
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2013年03月26日
第2戦マレーシアGP。今回も採点形式でレースを振り返っていきます。採点基準は以下の通りでございます。
10点:最高!
9点:とても良い
8点:良い
7点:まずまず良い
6点:普通
5点:良くない
4点:悪い
3点:最悪…。
…とこんな感じのざっくりしたものです。なので、点数というより、コメントの方に注目して頂けたらなと。では早速始めていきましょう。
■採点と短評
#1 セバスチャン・ベッテル (予選:1位/決勝:優勝) 9点
チームオーダーを守るか、それとも自身の欲望を満たす道を進むか。根っからの「勝負師」であるベッテルは迷わず後者を選んだ。ただこの行動によって、大きな「代償」を払うことになったのも事実な訳で、この「代償」が彼の今後にどう影響を与えるのか…は注目する必要があるだろう。
#2 マーク・ウェーバー (予選:5位/決勝:2位) 9点
掴みかけていた勝利をチームメイトに奪われた格好のウェーバー。今回のベッテルの行動によって、2人の関係は完全に冷め切っただろうし、今後、ウェーバーがベッテルを助ける…なんてことは起こらないはず。さらに激しくなるチームメイト・バトルに注目していきたいところである。
#3 フェルナンド・アロンソ (予選:3位/決勝:リタイア) 6点
1周目の接触によって、リタイアに終わったアロンソ。フェラーリにしては珍しい判断ミスをしたな…という印象である。幸いにもシーズンは始まったばかりで、挽回のチャンスはいくらでも残されている。次戦から再起を図ってほしい。
#4 フェリペ・マッサ (予選:2位/決勝:5位) 7点
予選では開幕戦に引き続きアロンソに勝利したマッサ。しかし予選での好調さが嘘のように、決勝でのレースペースはイマイチで、レッドブルやメルセデス勢からは大きく後れを取ってしまった。その中でも5位フィニッシュは果たしており、一定の仕事はしたと言えるだろう。
#5 ジェンソン・バトン (予選:7位/決勝:リタイア) 8点
ピットでのトラブルまでは5位をキープしており、バトンらしい粘りのレースを展開していた。それだけにピットでのミスが悔やまれるところだろう。車自体はフラットな路面に助けられたこともあって、まずまずの出来を見せてきた。次戦の中国GPに大きなアップデートを持ち込むようだし、それによってさらなる上位進出も目指せるはず。シーズンはまだまだ始まったところだ。
#6 セルジオ・ペレス (予選:9位/決勝:9位) 7点
去年、素晴らしい走りを披露した思い出のマレーシア。今年もその再現を…という気持ちで臨んだはずだが、思うような結果は残せなかった。ただペレス自身の連続ノーポイントを止めることは出来た訳で、また新たな気持ちで次戦に臨んで行ってほしいかなと。
#7 キミ・ライコネン (予選:10位/決勝:7位) 7点
フリー走行までは本当に完璧だったライコネン。しかし、雨の予選がケチのつけ始めで、決勝でも序盤の接触によってマシンバランスが崩れ、思うような追い上げが出来なかった。ただ車のポテンシャルが高いのは疑いようのない事実な訳で、ここで失ったポイントは今後また取り戻せるだろう。
#8 ロマン・グロージャン (予選:11位/決勝:6位) 8点
予選では雨の影響でQ3進出を逃したが、決勝では堅実に順位を上げ、最終的にはチームメイトより前でフィニッシュ出来た。今年のグロージャンは一味違うな…という印象を与える走りだったし、こういうレースをしていれば、いずれ大きいチャンスも回ってくるかなと。
#9 ルイス・ハミルトン (予選:4位/決勝:3位) 8点
レース中盤まではレッドブル勢に肉迫したが、その後はペースを上げることが出来ず、厳しい展開となった。チームオーダーによって3位こそキープ出来たものの、本人の表情を見れば、納得出来ていないことは容易にわかる。今度はすっきりとした顔で表彰台に上るハミルトンの姿を見てみたいものだ。
#10 ニコ・ロズベルグ (予選:6位/決勝:4位) 9点
レース中は度々ファステストラップを更新する走りを見せ、終盤はハミルトンを完全に追い詰めた。チームの指示によって4位になったものの、ロズベルグの熱い走りは印象的だったかなと。彼に素晴らしいチャンスが回ってくることを祈るばかりである。
#11 ニコ・ヒュルケンベルグ (予選:12位/決勝:8位) 8点
荒れたレースでしっかりとポイントを持ち帰ったのは、流石であり、エースの仕事を成したと言えるだろう。こういう走りを続けることでチーム内の評価は高まるだろうし、意中の「あのチーム」のシートにも近づいてくるかもしれない。
#12 エステバン・グティエレス (予選:14位/決勝:12位) 4点
開幕戦に続き、存在感のないままレースを終えた。ただ開幕戦と違うのは、チームメイトがしっかりと結果を出したという点。チームメイトによって車の力は証明された訳で、次はグティエレス自身の力を証明する番である。まぁ今のままだと、それは出来そうにないけどね…。
#14 ポール・ディ・レスタ (予選:14位/決勝:リタイア) 6点
予選では雨に邪魔をされ、決勝ではホイールナットのトラブルでリタイア。チームメイトが好調を維持する中、何となく流れが悪い印象である。どこかでこの悪い流れを断ち切ってほしいし、それが出来ないとチーム内での立場も危うくなってくるだろう。ディレスタの逆襲に期待である。
#15 エイドリアン・スーティル (予選:8位/決勝:リタイア) 7点
予選までは印象的な走りを見せており、開幕戦の再現か…とも思わせてくれたが、決勝はディレスタ同様、ホイールナットのトラブルでリタイアを喫した。ただ走り自体は好調であり、次戦以降も「台風の目」になれるかもしれない。
#16 パストール・マルドナド (予選:16位/決勝:リタイア) 4点
開幕戦に続きリタイアに終わったマルドナド。レース中のコースアウトは頂けなかったし、どうもリズムに乗れていない印象。車が扱いにくいのはわかるが、それでも何かしらの結果を持ち帰るのが、エースの仕事。それが出来ないなら、F1界に長くとどまることは出来ないよ…。
#17 バルテリ・ボッタス (予選:18位/決勝:11位) 6点
予選ではQ1敗退。決勝でも見せ場なく11位に終わった。「期待のルーキー」だけに印象的な走りを期待してしまうが、今の車でそれを求めるのは酷か…。次戦までは3週間あるので、チームとともに必死の開発を進めてほしいところである。
#18 ジャン・エリック・ベルニュ (予選:17位/決勝:10位) 8点
ピットでの混乱によって一時は最下位まで転落したが、そこからポイント圏内まで戻ってきたのは「見事」の一言。開幕戦でも印象に残る走りを見せていたし、順調なシーズンスタートを切れたと言っても良いだろう。
#19 ダニエル・リカルド (予選:13位/決勝:リタイア) 7点
最終的にはリタイアを喫したものの、まずまずのレースを展開していたかなと。今シーズンのチーム初ポイントはチームメイトに譲ったものの、出来自体は悪くないので、次はリカルドの番が回ってくるだろう。次戦に期待である。
#20 シャルル・ピック (予選:21位/決勝:14位) 7点
決勝ではベルニュとの接触で遅れを取ったが、何とかチームメイトとチルトンの前でフィニッシュできた。ビアンキへの挑戦は次の機会までお預け…といったところか。
#21 ギド・ヴァン・デル・ガルデ (予選:22位/決勝:15位) 6点
予選こそ最下位に終わったものの、決勝ではまずまずの走りを見せた。この走りを続けることが評価を高めることに繋がるだろう。
#22 ジュール・ビアンキ (予選:19位/決勝:13位) 8点
予選では18位のボッタスまでコンマ2秒、Q2進出ラインまでコンマ5秒まで迫る。決勝でも下位2チームでの最上位をキープし、コンストラクターズランキングにも貢献した。すぐにでも上位チームからの引き抜きがあってもおかしくない走りを披露しており、今後がますます楽しみな存在である。
#23 マックス・チルトン (予選:23位/決勝:16位) 4点
予選ではチームメイトに1秒以上の差をつけられ、決勝でも最下位に終わった。これが実力だとすると、いくら資金力があっても、F1の世界に残るのは厳しいかもしれない…。
■独り言
色んなことが起こったレースだったが、レッドブルの一件は今後も物議を醸すだろうね。ちなみに管理人は「チームを第一に行動するのは基本」というスタンスなので、ベッテルの行為には賛成しかねるかなと。レーサーだから仕方ない…と思う部分もあるけど、それを言い出したら、何でも許されるようになっちゃうもんね。
そんなこんなで次戦は3週間空いて、中国GP。大きなアップデートを持ち込むチームも多いだろうし、戦力分布が変わることも十分想像できる。また面白いレースになることは間違いないかなと。注目である。
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2013年03月22日
熊本対ガンバ。ここまでのガンバは1勝2分けで勝ち点5。京都や横浜FCなどの難敵との対戦が続いたとはいえ、予想より厳しい戦いが続いているなぁ…という印象である。熊本を相手に、浮上のきっかけを掴むことが出来るか?
一方の熊本は、前節、松本山雅に勝利し、今シーズン初勝利を挙げた上り調子なチーム。各世代の日本代表を率いた経験のある吉田監督のもと、攻撃的なサッカーを標榜している様子である。そのサッカーがガンバ相手にどこまで通用するか?
■リスクを恐れぬ戦い
ガンバを相手にする上で、多くのチームは守備的に振る舞い、隙をついて、カウンターを狙う…という戦術を採用するのがスタンダードだろう。ボールを保持することで強みを発揮するガンバに対して、同じ方法で立ち向かうのはリスクが伴うからね。
しかし熊本は、驚くべきことに、そんなスタンダードには乗らなかった。自らボールを保持し、積極的に攻撃を仕掛けていくことを選択していった。よほど自分たちの攻撃に自信を持っているのか。それとも守備に不安を抱えていて、守りに行くという選択肢が無かったのか。その辺りの事情はよくわからないけどね。
ガンバからすると、熊本がボールを保持しようとしたのは予想外だったはず。だって「J2では多くのチームが引いてくる」という考えを持って、試合に臨んでいる訳だから。なので、少し面食らったような立ち上がりになり、押し込まれる戦いを強いられる。
熊本からすると、おいしい展開である。そしてガンバが面食らってくれているうちに、得点を重ねたいところだよねと。
■熊本の攻撃とガンバの強かさ
熊本の攻撃はビルドアップからフィニッシュまで、とにかくパスを繋ぎまくるサッカー。メンバー的には小粒でも、パスサッカーを成功させているスウォンジーのような形を目指しているように見えたり、見えなかったり…。
ビルドアップは基本的にCBとボランチの4人で行われていた。ガンバが前プレを仕掛けてきても、しっかりいなすことが出来ていたし、この部分の安定感は中々なもの。ただしガンバの前プレがメチャクチャだったことは知っておく必要はあるけどね。
CBやボランチからのボールは、2列目の藤本や2トップのどちらかが下がりながら受けることで、さらなる攻撃に繋げていく構え。ただしこれも、メチャクチャなガンバの守備に助けられていたことは補足しておきたい。ガンバのマークの受け渡しはすごく曖昧だし、中盤でのプレスもまったく機能してなかったからね。
まぁ、とにもかくにも、中盤まではしっかりとボールを運んで行った熊本。あとは俗に言われる「アタッキングサードでの崩し」になるんだけど、残念ながら、ここの部分の質が低かった。
熊本が繰り出してくる手は、「単純な裏への抜け出し」か「アーリークロス」ばかり。前者は慣れてくれば、簡単にCBに対応されてしまうし、後者に関しては長身FWを起用していない熊本には元々厳しい手な訳で。
という訳で、繋いでいるものの、決定的な場面は中々作り出せない熊本。そんなことをしていたら、「眠れぬ獅子」が起きちゃうよ…ということで、先制点を挙げたのはガンバの方になる。
家長が右サイドでボールキープし、中央の倉田へ楔のパス。倉田の対応に対し、熊本の守備がごちゃつき、混戦の中、レアンドロに蹴りこまれてしまった。前半21分の出来事である。
失点後もめげずに今まで通りの攻撃を繰り返す熊本。しかし残億にも前半39分にまた失点を喫する。右サイドからの何でもないクロスをベテラン藤本がまさかのクリアミス。このクリアボールを武井に豪快に叩き込まれた。
■救世主登場
ガンバ相手に前半だけで2点のビハインド。普通に考えれば苦しい状況だが、この苦境をはねのけるきっかけを与える救世主が登場する。それが北嶋である。
CFに北嶋が入ったことで、高い位置に起点が生まれた熊本。これによって、前半はボロボロだったアタッキングサードの崩しに、様々なアイデアが生まれ始めていく。
これで困ったのはガンバ。熊本の攻撃に一気に迫力が出てきたもんだから、いつものようにラインはズルズルと下がり、前線との距離が自然と開いていった。そうなると前半に見せたようなカウンターは機能しなくなり、奪っても奪い返されるような展開になるのは必然な訳で。
そんな流れで熊本が得点を決める。CKからヘデイングシュート。これは藤ヶ谷が弾いたものの、こぼれ球に矢野が飛び込んで、体ごとゴールに押し込んだ。気迫のこもったプレーである。
得点が入り、勢いづく熊本は後半21分に待望の同点弾を決める。楔のボールを受けた北嶋が気合のポストプレー。この落としを仲間がシュートすると、これがディフェンダーに当たり、そのままゴールへと吸い込まれた。
押せ押せの熊本を止めきれなかったガンバは、倉田&武井を下げ、二川&川西を投入。これによって前線や右サイドでフラフラしていた家長がボランチに入ることに。
今まで出来ていなかった「中盤の組み立て」を家長に任せることで、自分たちの本来の形に持ち込もうとする作戦。また長身の川西をCFに置くことで、攻撃のバリエーションを多くしようという作戦も同時に実行。まぁ理に適った作戦だねと。
ただガンバにとって誤算だったのが、この後、両チームとも切り替えが鈍り、殴り合いの展開になったこと。これによって「試合の流れ」を引き戻す役割を担った家長は「空気」と化してしまった。
殴り合いの末、得点は入らず、2-2で終了。笑顔で試合後のランニングを行う熊本とうつむき加減でサポーターに挨拶に行くガンバ。試合後の選手の様子を見るだけで、この試合の後に残ったものがわかるかなと。
■独り言
熊本は面白いサッカーをしているので、是非見てみてくださいなと。ビルドアップは上々だし、アタッキングサードでの質が上がってくれば、思わぬ伏兵になってくるような気がする。「日本版スウォンジー」になれば面白いよねと。
一方のガンバは、またまた苦しい試合となった。前節同様、攻守に課題が満載である。地に足をつけて1つずつ課題に取り組むことが大切だし、それを怠るといつまで経っても、こういう試合しか出来ないんじゃないかなと。
もちろん課題に取り組みながら、勝ち点を積み上げるのは簡単ではないんだけどね。ただそれをしないとガンバの未来は開けてこないような気がする。
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2013年03月19日
ガンバ大阪対横浜FC。開幕戦は京都との打ち合いに勝ちきれず、3-3のドロー。第2節の長崎戦は勝利したものの、後半は長崎のロングボール攻撃に押し込められたガンバ大阪。まだまだチームの完成度は高いとは言えず、苦しい船出となっている。
そんな中、ホームに迎えたのは、横浜FC。昨シーズン途中から就任した山口監督のもと、組織的な攻撃を標榜するサッカーをしており、昇格候補にも名前が挙がるチームである。そんな実力を持ったチームに対し、ガンバはどのようなサッカーを展開するか?
■起点となる存在
ボールを保持して戦うか、守備から入ってカウンターで仕留めるか。横浜FCの本来の戦い方は、間違いなく前者である。しかし対戦相手は、同じくボールを保持することに長けており、その経験も豊富なガンバ大阪。
そんなチームに対し、同じ戦い方で挑むのは、リスクが伴うし、アウェイであることを考えると、そんなリスクを犯す必要もない。という訳で、横浜FCは守備的に振る舞いながら、カウンターを狙う形でガンバに挑むことを選択する。
ガンバ大阪のボールの配給源は、何と言っても遠藤である。彼をフリーにさせてしまうと、質の高いパスがどんどん出てくる訳で、まずそこを抑える必要がある。そこで、横浜FCは、ガンバのビルドアップの時に、中央の2人を遠藤・今野にぶつけることで、ガンバの攻撃の精度を落とそうと試みる。
この守備のよって、ビルドアップの時に、遠藤と今野をうまく使えないガンバ。しかしガンバは、これくらいのことは想定してますよ…という感じで、CBの岩下、そしてリーグ戦初出場の西野を中心に攻撃を組み立てようとする。
ただCBから前線までボールを供給するのは、物理的な距離があるので中々難しい。どんなボールも収められるポストプレイヤーがいれば、手っ取り速いけど、そんな選手はガンバにはいないしね。
じゃあCBからボールを引き出す工夫がいるよね…ということで、動き出したのが、倉田とレアンドロ。この2人が、1ボランチとしてプレーしている松下の周辺まで下がってボールを受けたり、サイドに流れてボールを受けるようになる。
この動きに対し、横浜FCはCBがどこまでもついていくのではなく、マークを受け渡しながら、守ろうとした。ただここで混乱したのが、1ボランチの松下。倉田やレアンドロは下りてくるし、阿部や二川も中央でプレーしようとする。一体誰を守ればいいの?という感じになる訳で。
これじゃ不味いだろ…ということで、前線にいた寺田と高地がプレスバックし、1ボランチの松下を助けることで対策を試みる。しかしそれをすると、遠藤や今野はフリーになってしまう訳で、彼らが自由を手にする展開になっていった。
■修正と逆襲
ガンバからすると、ラッキーな展開である。倉田とレアンドロの動きによって、前線にボールを収めることは出来るし、その流れで遠藤と今野も自由を手に入れることが出来た。
という訳で、あとは得点を入れるだけ…というところまでいったガンバ。倉田やレアンドロがボールを収めた後は、いつものようにパスやドリブルをまじえながら、相手を崩しにかかった。
ただ中々得点を奪えない。何が問題だったか?と言われると、エリア内の枚数にあるように感じる。倉田やレアンドロは、起点になるプレーに終始し、エリア内での仕事が出来ていなかった。また彼らの代わりにエリア内で仕事をしようとする選手も現れなかった。これによって最後の場面での迫力が足りなくなったのかなと。
そうこうしている内に、横浜FCが修正を図る。後半開始直後から佐藤を投入し、2ボランチにシステムを変更。これによって懸案になっていたバイタルの守備は改善され、プレスバックを余儀なくされていた前目の二人も高い位置で仕事が出来るようになった。
横浜FCが守備を修正してきたことで、思うように攻撃を仕掛けられなくなったのがガンバ。中盤でのボールロストが目立ち、相手のカウンターを食らう場面が増え始める。
またガンバは守備ラインを低く設定しているため、ボールを奪っても前線まで届けられず、逆にまたカウンターを食らう場面がちらほら。これに関しては今に始まったことではないんだけどね…。
という訳で、試合は0-0で終了。カウンターで失点することこそ免れたものの、違う結果を得られたような気もするガンバ。一方の横浜FCはアウェイでドローは御の字かなと。後半はガンバを押せていたし、後味がいいのは間違いなくこっちだろうね。
■独り言
ガンバは「なんだなぁ…」という印象。攻撃は選手のイマジネーションに頼っているし、守備も相変わらず整備されているとは言えない。長谷川監督に突き付けられている課題は想像以上に大きいね。まぁ「個の力の差」で、ある程度の勝ち点を積んでいくことは出来るだろうけど。
一方の横浜FCもそこまで良くない印象。もちろん普段と違う戦い方をしているから仕方ない面もあるんだろうけどね。一度、ホームでの戦いも見てみたいな…と思った今日この頃でした。
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posted by あか |15:59 |
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2013年03月18日
久しぶりのF1ネタでございます。今までと趣向を変え、今年は「ドライバーを採点しながら、レースを振り返る形式」を採ろうかな…と考えています。まぁ採点と言っても管理人の独断と偏見が含まれるので、悪しからず。
まずは採点基準を明記しておきます。
10点:最高!
9点:とても良い
8点:良い
7点:まずまず良い
6点:普通
5点:良くない
4点:悪い
3点:最悪…。
…とこんな感じのざっくりしたものです。なので、点数というより、コメントの方に注目して頂けたらなと。では早速始めていきましょう。
■採点と短評
#1 セバスチャン・ベッテル (予選:3位/決勝:2位) 8点
2日に渡った荒れた予選を制したのは流石だったが、決勝ではタイヤマネジメントに苦しみ、3位という結果に。「一発の速さ」はあるものの、「レースペース」がイマイチという印象が残った。ただ開幕戦の舞台であるアルバートパークはコース特性が特殊なので、この傾向が今後も続くかどうかは未知数。ベッテル及びレッドブルの本当の力を知ることになるのは、次戦マレーシアGPになるのかもしれない。
#2 マーク・ウェーバー (予選:2位/決勝:6位) 5点
予選では2位に入ったものの、チームメイトにはコンマ4秒の差をつけられた。また決勝では定番となりつつあるスタートの失敗。ウェーバーの母国GPは、またしても厳しいものになってしまった。いつになれば、母国GPで期待に応えるウェーバーの姿が見られるのだろうか…。
#3 フェルナンド・アロンソ (予選:5位/決勝:2位) 9点
実にアロンソらしいレースで見事に表彰台をゲット。ただ、さらに後方からスタートしたライコネンに優勝をさらわれたことを考えると、悔しさも残るレースとなったのかもしれない。目先のポジションに拘ったことで優勝を逃した訳だが、あのアンダーカットが無ければ、マッサの後ろでフィニッシュしたかもしれず、作戦自体は成功と言えるだろう。
#4 フェリペ・マッサ (予選:4位/決勝:4位) 8点
予選ではアロンソを上回り、決勝でもしっかりと見せ場を作った。第2スティントを長めに引っ張ったことで、4位になってしまったものの、それがなければ、アロンソを上回ることも可能だった。去年後半から続く良い流れをキープしており、今年のマッサは期待出来るかもしれない。
#5 ジェンソン・バトン (予選:10位/決勝:9位) 7点
プレシーズンテストから苦戦が予想されていたが、その予想通りの結果になった。予選では辛くもQ3進出を果たせたものの、決勝ではほとんど見せ場を作れないまま中団に沈むことに…。この出遅れが続くようだと、タイトル争いは厳しくなっていく。どこで浮上のきっかけを掴むか、マクラーレンのエースとなったバトンの「逆襲」に注目したい。
#6 セルジオ・ペレス (予選:15位/決勝:11位) 5点
予選はタイヤ選択に失敗し、下位に沈むことになったペレス。決勝ではザウバー時代に得意としていたプライムタイヤでのスタートを選択。しかしタイヤマネジメントに苦しみ、ポイント圏内でのフィニッシュは果たせなかった。マクラーレンでのデビュー戦はホロ苦い結果に終わったものの、次戦は初表彰台を手にした思い出のマレーシア。キレた走りを期待したい。
#7 キミ・ライコネン (予選:7位/決勝:優勝) 10点
ライコネン勝利のカギは、第2スティント。第2スティントの序盤から飛ばしていくライバルたちを横目に見ながら、ライコネンは2ストップを敢行するため、抑え気味のペースで走行。これが功を奏し、3ストップを選択したライバルを出し抜くことに成功した。
安定したラップを刻み続けたライコネン、勝つための戦略を生み出したチーム、そしてタイヤに優しい上に、とても速いマシン。3つの要素が絡み合った見事な勝利だったと言えるだろう。この勝利で、同胞のミカ・ハッキネンの勝利数に並んだことを最後に補足しておきたい。
#8 ロマン・グロージャン (予選:8位/決勝:10位) 6点
去年のことがあり、安全に行かざるを得ないスタート。この安全を第一にしたスタートによって、順位を大きく下げてしまい、その後も、中団争いを抜け出すことが出来ないまま10位でフィニッシュを受けた。チームメイトが勝利を挙げたことで、物足りなさを感じる結果となったが、今のグロージャンにとって何より大切なのは、しっかりとスタートを決め、そして完走すること。これが達成できた今回のレースは、まずまずの出来と言えるのではないだろうか。
#9 ルイス・ハミルトン (予選:3位/決勝:5位) 8点
ライバルとは異なる2ストップを狙ったハミルトン。ただタイヤの性能低下に苦しみ、結局3ストップに変更することになってしまった。しかし作戦がうまく行かなかった中でも、見せ場はしっかりと作っており、「ハミルトン、ここにあり!」を示したレースだったのかなと。
#10 ニコ・ロズベルグ (予選:6位/決勝:リタイヤ) 7点
予選、決勝ともにハミルトンの影に隠れる形だったものの、堅実な走りは披露できていた。ポイント圏内でのフィニッシュは確実だっただろうし、それだけにトラブルが悔やまれるところ。
#11 ニコ・ヒュルケンベルグ (予選:11位/決勝:出走できず) 評価なし
#12 エステバン・グティエレス (予選:18位/決勝:13位) 5点
新人のグティエレスにとって厳しい開幕戦になってしまった。予選でのクラッシュに始まり、決勝も存在感のないまま13位でフィニッシュ。たかが1レースだけで、彼の実力を測ることは出来ないし、温かく見守る必要があるだろう。次に期待したいところである。
#14 ポール・ディ・レスタ (予選:9位/決勝:8位) 7点
予選ではチームメイトに勝利したものの、決勝では作戦の違いから負けてしまったディレスタ。ただ去年の終盤の不振からは脱したような走りを見せており、今年のディレスタには期待出来るかもしれない。
#15 エイドリアン・スーティル (予選:12位/決勝:7位) 9点
1年間のブランクを感じさせない見事な走りを披露したスーティル。プライムタイヤでのスタートをポイントに繋げた唯一のドライバーであり、しっかりと作戦を遂行できたことが、今回の結果に繋がった。オプション側のデグラデーションがあれほどではなければ、さらに上位も目指せたはず。次戦以降も注目のドライバーだろう。
#16 パストール・マルドナド (予選:17位/決勝:リタイヤ) 4点
予選では新人であるチームメイトに負け、決勝では単独スピンでリタイヤ…。いくらセッティングが決まっていないとは言え、この走りは言い訳が出来ない。チームのエースとしての存在感を示してもらいたい。
#17 バルテリ・ボッタス (予選:16位/決勝:14位) 7点
新人の中で、最も前評判の高かったボッタス。しかしウイリアムズのマシンが、こコースとまったく合わなかったこともあり、思うようなレースは展開できなかった。ただ予選ではマルドナドを凌駕し、決勝でもしっかり完走出来ているので、次につながる走りは見せれたのかなと。
#18 ジャン・エリック・ベルニュ (予選:13位/決勝:12位) 7点
雨の予選ではまずまずの速さを見せており、決勝でも終盤までポイント争いをしていた。今回はチームメイトにも勝利できた…と言えるだろうし、これを続けることが「未来」にも繋がってくるだろう。
#19 ダニエル・リカルド (予選:14位/決勝:リタイヤ) 6点
予選ではチームメイトの後塵を拝し、決勝ではリタイヤに終わった。どこよりもチームメイトに負けられないチームだし、今後もこれが続くようだと厳しくなってくる。次戦の奮起に期待したいところだ。
#20 シャルル・ピック (予選:22位/決勝:16位) 7点
雨の予選では107%ルールをクリア出来なかったが、出走は認められたピック。チームメイトとチルトンには勝利出来たものの、ビアンキには大きな差をつけられてしまった。今シーズンはビアンキとの対決がメインになってくるはずで、今後、面白い戦いが繰り広げられるかもしれない。地味な戦いだが、意外と面白い。
#21 ギド・ヴァン・デル・ガルデ (予選:21位/決勝:18位) 5点
雨の予選ではミスを連発。そして決勝では最下位に終わった。ルーキーと言えども、27歳と比較的高齢なので、早期に結果を残していく必要がある。まずはパドック内の評価が高いチームメイトのピックにどこまで迫れるか?を注目して、見てみたい。
#22 ジュール・ビアンキ (予選:19位/決勝:15位) 8点
開幕直前にシートが決まり、満足なテストも出来ないまま、開幕を迎えたビアンキ。ただそんなことを感じさせないような走りを披露し、「才能の片鱗」を見せつけるレースが出来たと言える。この走りを続けていれば、トップチームの目にも止まるだろうし、未来も拓けてくるかもしれない。
#23 マックス・チルトン (予選:20位/決勝:17位) 6点
テスト中から長い距離をドライブしてきたが、蓋を開けてみると、満足にテストをしていないビアンキに惨敗…。ただビアンキが実力者であるのは周知の事実な訳で、今後、彼との差を埋めていけば、チルトンの評価も高まるはず。これが出来るかどうかが、今後の注目点になるだろう。
■独り言
今回勝利したのはライコネンだったが、他のドライバーも良いところを見せていたように思うし、今年も序盤は大混戦のレースが続くのではないだろうか。
次戦は一週間後、マレーシアGP。皆さんご存知のように「灼熱地獄」と「スコール」が代名詞となっているGPである。この「最悪」とも言えるような環境をくぐり抜け、優勝を手にするのは、一体どのドライバーなのか?今から非常に楽しみである。
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2013年03月04日
ノースロンドンダービー。試合前の順位だと、トッテナムが3位、アーセナルが5位。CL圏内に入っていくためにはお互いに負けられない戦いな訳で、普段以上に緊張感のあるダービーになっている。ちなみに前回のダービーでは、アデバヨールが退場したこともあって、アーセナルが5-2でトッテナムを撃破している。
スタメンは上図の通り。ホームのトッテナムは、絶好調のベイルをトップ下に置く布陣。左サイドのイメージが強いベイルだが、いつの間にか中央でプレーするようになったようで。中央で起用されたベイルがどこまで持ち味を発揮できるか?によって、この試合の結果は大きく変わるのかなと。
一方、アウェイのアーセナルは、普段通りの布陣。CLでの見るも無残な惨敗が記憶に新しいところだが、最近のリーグ戦はここ5戦で4勝1分けと好調をキープしている。好調の波に乗り、ダービーに勝利すれば、CL圏内も見えてくる訳で、アーセナルにとっては是が非でも勝ちたい試合である。
■両者の立場は逆転したのか?
「CL圏内」を懸けたダービーということもあって、両チームともテンションの高い入り方を見せる。「前から取りに行く姿勢」と「素早い攻守の切り替え」を両チームが見せたことで、非常に展開の速い立ち上がりになった。
それが落ち着き始めたのは、前半10分を過ぎた頃。両チームとも「前から取りに行く姿勢」を少しずつ弱めたことで、お互いにボールを保持するチャンスが生まれるような展開に変化していく。
両チームともボールを保持すれば、強さを発揮するチームな訳で、「斬り合い」になる可能性は十分であった。ただ斬り合って負けた経験を持つトッテナムは、しっかりと守備組織を作って、アーセナルを迎え撃つことを選択する。そしてこれが吉と出る。
守備時のトッテナムは、ベイルを一列上げる4-4-2にシステムを変更し、中央をしっかりと固める4-4のブロックを作る。前線にいるアデバヨールとベイルの2人は、気まぐれで前プレを行っており、守備の役割はそこまで期待されていない印象。つまりはカウンター要因だろうと。
この守備に対して、困ったのはアーセナル。前プレにはほとんど来ないので、後ろでのボール保持は出来る。ただウィルシャーやカソルラなどの中央で起点になるべき選手たちは、中央を閉めるトッテナム守備網にかかっており、起点になれない。これはジルーに関しても同じこと。
じゃあどこに活路を見出すか?と言われれば、サイドだろう…という訳で、サイドから攻めようとするアーセナル。ただ頼みの綱のウォルコットは何故か行方不明。結局、SBの攻め上がりからクロスを入れていくしかないという有様に。しかもクロスの的は、ジルーしかいないことも多く、どうにもうまくいかないなと。
という訳で、守備に関しては作戦通りのトッテナム。また、アーセナルからボールを奪ってからも、シンプルな攻撃を心がけ、チャンスを生み出そうとする。ベイルの突進やアデバヨールのキープ、そしてこの日、キレキレだったレノンのドリブルをシンプルに使って、アーセナル守備陣を脅かす。
そんな中、先制点が生まれる。シグルドソンがボールを持った時に、裏に動き出したアデバヨール。アデバヨールが動いたことで空いたスペースをベイルは見逃がさず、そこに走り込んでボールを受け、ゴールに流し込んだ。オフサイドくさいゴールだったが、ベイルの動きだしはお見事である。こういう動きが出来るなら、トップ下としても、かなり評価されそうである。
ベイルが挙げた先制点から2分後、トッテナムは追加点を挙げることに成功する。今後はパーカーが持った時に、サイドから裏へと走りこんだレノン。そしてそれにまたも対応できないアーセナルの選手たち。ボールを受けたレノンは、これを落ち着いて決め、2-0とした。
同じような裏への抜け出しで失点を重ねたアーセナル。「流石にこれでは終われない」とばかりに、後半開始早々、セットプレーからメルテザッカーが決める。ニアに上手く入り込んだ時点で勝負ありのゴールだった。
さらに攻め込んでいきたいアーセナルだが、相変わらずトッテナム守備陣をうまく攻略できない。崩すためには、相手の裏をつくような動きをしなければならないんだが、どの選手もずっと相手の前でサッカーをし続けていた。これでは崩れないだろうねと。
跳ね返されながらも攻撃し続けるアーセナルには、少しずつ疲れの色が見え始める。この段階でビラスボアスが動く。アデバヨールを下げ、デフォーを投入し、前線のスピードを強化。これによってチームを「カウンターモード」にシフトしていく。
この采配が功を奏し、面白いようにカウンターを実行し始めるトッテナム。追加点を決めれたら、ビラスボアスもご満悦だったんだろうが、ことごとくシュートチャンスでミスを犯す選手たち。
この状況を見かねたベンゲルがいよいよ動き出す。運動量の落ちた中盤を活性化させるべくロシツキーを投入。そのロシツキーは、投入直後こそボールロストが目立ったが、徐々に彼らしいプレーを見せ、バイタル攻略の可能性を見せ始めていく。
これなら何とかなるかも…と思った矢先、アルテタを下げ、ポドルスキを入れるというベンゲル采配。活躍を見せつつあったロシツキーはボランチに下がり、見えつつあった可能性を自らの手で摘んでしまったベンゲルであった。指揮官の差が見えてしまった瞬間である。
結果的にトッテナムを攻略することは出来ず、最後はメルテザッカーを上げる「パワープレー」。ラストプレーとなるCKではシュチェスニーも上げたが、それでも得点は奪えず、タイムアップ。絶対に落とせない試合を落としたアーセナルとライバルを倒し、歓喜に沸くトッテナムでしたとさ…。
■独り言
アーセナルが心配である。攻撃は個人のイマジネーション頼みで形が見えてこない。相手がポジションを越えて動き出すと守備は大混乱。今シーズン序盤のアーセナルに感じた「兆し」のようなものが見事に消え去っていた。
何故こんなことになってしまったのかは知らないが、この責任は選手だけでなく、ベンゲルにあるのも事実だろう。そろそろアーセナルは次のステップに進むべきときが来ているような気はするけどね。バイエルン戦、トッテナム戦を続けてみた限りでは、もう「それ」は避けられないように感じる。
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posted by あか |23:58 |
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2013年03月02日
皆さん、ご無沙汰しております。「Jリーグを愛する全ての皆さん」が待ち焦がれた開幕がいよいよやってきました。今シーズンも「赤のプライド」は、浦和レッズを中心にJリーグを追いかけ、出来得る限りのマッチレポートを書いていくつもりであります。どうぞご贔屓に…。
まぁダラダラと挨拶を書いていても仕方ないので、さっそく本題となる広島戦の話題に入っていきましょう。
広島は高萩、ミキッチなどを怪我で欠く布陣。水曜にホームで戦ったACLでは敗戦を喫しており、何とかリーグ開幕戦は勝利を収めたいところだろう。それに加え、相手は何かと因縁のあるレッズな訳で…。
一方のレッズは、現時点で考えられるベストメンバー。そんなレッズの注目選手は、やはり興梠。去年は「CFの不在」に苦しんだだけあって、興梠がCFとして使えるかどうか…は間違いなく今シーズンの大きなポイントとなる。なのでここは要注目だろう。
■去年の開幕戦のおさらい
去年の開幕戦も同じカードだったというのは記憶に新しい話。あの試合のレッズは、後方でのボール保持こそ出来たものの、そこから楔のパスを入れられず、「ボールを持たされるだけ」の状態になっていた。また、無理に楔のパスを入れるとカットされ、そこから広島の鋭いカウンターを食らう。さらにカウンターを恐れて、さらに楔を入れられない…という悪循環にハマっていた。
一方の広島は、ビルドアップも非常にスムーズで、そこからの連動した崩しも見事。ミシャが作り上げてきた広島と今から作り上げようとしているレッズの「成熟度の差」が如実に現れた試合だったのかなと。
力の差を見せつけられた試合からちょうど一年。またしても開幕戦で戦うことになった両者だが、両者を取り巻く状況は、去年とは一変していた。
■力の差を見せつけたレッズ
この試合の序盤、ボールを支配したのはレッズ。広島が仕掛けてきた前プレに対してもまったく動じず、GKの加藤をうまく使うことで、見事に前プレを回避出来ていた。
そんなビルドアップの段階で気の利いたプレーを見せていたのが、啓太と原口。啓太は阿部や永田の所をフリーにするために、わざと前に動きだし、相手の守備を押し下げるような動きを見せる。またうまく相手の守備の間でボールを受け、しっかりと前線までボールを届ける役割も同時にこなしていた。
原口は、シャドーの位置からボランチラインまで下がり、ボールを引き取ることで、相手の守備を動かすことに成功していた。ボールを引き取ってからも、ドリブルだけでなく、シンプルなパス&ゴーが出来ており、原口の成長を感じた瞬間でもあった。
啓太&原口の働きもあり、前線までボールを運べたレッズ。そんなレッズの攻撃は左サイド中心。これだけだと去年と同じように感じるが、その内容は大きく変化していた。去年までのサイドアタックは、基本的にポジション固定だったが、今年はより流動的なものに変化していた。宇賀神がダイアゴナルに動いて、空いたスペースに槙野や原口が入ったり、興梠が左サイドに流れて、起点を作ったり…。
この攻撃自体はまだまだスムーズでなく、アドリブな感じが強い。ただここで組織的な崩しが出来るようになると、レッズにとって大きな武器になってくるような気がする。なので今シーズンは「左サイドの崩し」に注目かもね…。
ちょっと話が逸れたので、試合に話を戻す。左サイドを中心にうまく攻撃を仕掛けていったレッズ。そんな中、先制点が生まれる。
自陣の深い位置でボールを奪ったレッズは、興梠に楔をいれ、その落としを柏木が拾う。柏木が原口に縦パスを入れ、そこから原口が得意な角度でドリブル。その原口の外をまくった柏木にヒールパスをし、柏木が落ち着いて流し込んだ。
興梠のポストプレー、柏木のフリーランニング、原口のドリブルが融合した見事なゴールだった。前線の3人がきっちり絡んで奪った得点には価値があるし、彼らも自信になったんじゃないかな。
という訳で、攻撃が機能し、先制点も奪えたレッズ。じゃあ守備はどうだったんだ?となるところだが、実は守備も良かった。前線から最終ラインまでをコンパクトに保ち、連動した前プレによって相手のビルドアップは破壊することに成功していた。またエースの佐藤寿人も永田がしっかりマークし、まったく仕事をさせない。カウンターで危ない場面が1回あった程度だったし、攻守に完璧な前半だったかなと。
■層の厚さを見せつけた後半
そんな中、迎えた後半。後半開始直後には、素早いリスタートから原口がシュート。これを西川がファンブルし、思わぬ形で追加点を挙げることに成功する。
ただその直後、森崎浩にFKを直接決められ、1点差に詰め寄られる。これがきっかけとなり、レッズは少しずつ押し込まれるようになる。
押し込まれた一因としては、「最終ラインが下がってしまったこと」が挙げられるだろう。失点までは前線から最終ラインまでをコンパクトに保つことで連動していたプレスが、これによって中盤が間延びし、機能しなくなっていった。前線だけは前プレを敢行し、後ろがそれについてこない…ような状況が起こり、薄くなったプレスを広島にかいくぐられるようになった訳である。
ただ攻め込まれることが増えたものの、同点ゴールは許さなかった。押し込まれた始めた直後から、出来るだけボールキープすることで、相手の攻撃の時間を短くしようとしていた。
これは去年とは大きく異なる点だろう。去年までなら相手の攻撃を受けてしまい、失点…というパターンだったが、これが見事に修正されていた。これは今シーズン通して続けてほしいこと。
またミシャの交代も的確だった。運動量の落ちてきた原口と興梠に変え、フレッシュでボールの収まるマルシオと阪野を投入。この2人が期待通りにボールを引き出し、収めてくれたのも大きかった。層の厚さを実感した瞬間である。
加えて、終盤には「クローザ―」として那須を投入し、中盤の守備をタイトにしていた。難しい時間帯に出てきてもしっかり役割を理解し、働いてくれる那須のような存在は本当に貴重だなと。またまた層の厚さを実感した訳で…。
という訳で、試合はこのまま終了。ここ最近、良い結果を残せていなかった開幕戦で念願の勝ち点3を獲得したレッズでした。
■独り言
レッズの良さが目立った試合だったが、当然気になる点もあった。守備面だと中盤の隙間で受けられたときに誰が寄せるのか?、そこの判断が一瞬遅れている場面が散見されたこと。今日は失点に繋がらなかったけど、ヤバいな…と思う場面は何度かあった。
あと攻撃面で気になったのは、右サイドの攻撃。左サイドが厚みのある攻撃を見せている分、かなり物足りなさを感じる。左だけに偏ると、相手にも読まれやすくなるし、もう少し右サイドにも迫力がほしいかなと。
ただ合格点を与えられる出来だったし、1つずつ課題を解決していけば、今年こそ…と思わせてくれる出来だったのは間違いない。かといって、変に舞い上がるのは良くないから、地に足をつけて見守ろうと思うが…。
一方の広島。後半こそレッズを押し込める時間があったものの、広島らしい攻撃は見せれていなかったかなと。起点となれる高萩やミキッチがいなかったから仕方ない部分はあるかもしれないけどね…。
広島で最も気がかりなのは、ビルドアップの質が低下していること。前までなら少々のプレスはかいくぐれていたはずだが、今日の試合を見る限り、それが出来ていなかった。
もちろんコンディションが悪かったというのもあるかもしれないが、それが全てではないはず。ミシャ時代の「貯金」を失いつつあるから…と管理人は思っている。もしこれが当たっているのなら、今年は意外と苦しむことになるだろうが、果たして…。
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posted by あか |22:38 |
浦和レッズ |
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2013年01月02日
新年明けましておめでとうございます。2013年も「赤のプライド」は、マイペースに更新していく予定なので、どうぞよろしくお願いします。
新年の挨拶は程々にして、今回は去年から引き続き、「2012年、浦和レッズを振り返る」企画の第5回でございます。今回はCF編。下をクリックして頂ければ、去年のまとめが見られるので、参考までにどうぞ。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/3250/article/174
■選手短評
背番号11 田中達也(30歳) 118分出場(7試合)
今シーズンは開幕戦でスタメン起用されたものの、その後は出場機会に恵まれず、わずか118分の出場にとどまった。そしてシーズン終了後に待っていたのは、戦力外通告・・・。2011シーズンの終わりから危惧はしていたが、ついにこれが現実となってしまった・・・。
あの骨折からすべてが変わってしまった達也のサッカー人生。しかし、まだまだ彼のサッカー人生は続くはずだし、違うチームに行っても、是非活躍をしてほしい。そしていつかレッズと対戦するときが来たら、温かい拍手で達也を迎えたいと思う。また逢う日まで、さようなら達也。そしてありがとう。
背番号16 ポポ(34歳) 983分出場(21試合)/3得点
今季、神戸から加入したベテランフォワードのポポ。去シーズン、神戸で挙げた7得点には遠く及ばない3得点という結果で、本人としては不満が残るシーズンだったかもしれない。その一方で、柏戦で挙げたゴールは、今シーズンのハイライトと言われるようなゴールであり、レッズサポーターの「記憶」に深く刻まれた。来シーズンは契約を結ばず、神戸に復帰することが決まったが、これからもレッズで見せてくれたような「諦めない姿勢」でゴールを奪ってほしい。
背番号21 デスポトビッチ(29歳) 313分出場(11試合)/1得点
去シーズン、鳴り物入りで加入したデスポトビッチだったが、今年も目立った活躍は出来ないままシーズンを終えることに。シーズン序盤の柏戦でのゴールが、今シーズン唯一、存在感を発揮した試合だったと言えるだろう。控えの選手に外国人枠を使えるほど、レッズにゆとりはないし、放出を考えるのが自然な流れなのかなと。実際、ミシャサッカーにフィットしなかった達也やポポは戦力外になっている訳で、ランコだけ・・・というのは少し解せない。
背番号24 原口元気(21歳) 2052分出場(32試合)/6得点
シーズンの大半をCFのレギュラーとして過ごした原口。左サイドを主戦場としていた原口にとって、新たな挑戦になった訳だが、CFへの適応に苦しみ抜いたシーズンだったのかなと。起用直後は思い切った裏への飛び出しを見せていたものの、シーズンが進むにつれ、そういうプレーも消え、ゴールも遠のいてしまった。短期的に見れば、不本意なシーズンだったかもしれないが、この挑戦によって原口のプレーの幅は広がったかもしれない。今シーズンの苦しみを活かすも、殺すも、原口次第であり、来シーズンの原口からそれを確認してみたい。
■まとめ
2011シーズンは、6人のフォワード陣で8点しか挙げられなかった。今シーズンは、4人のフォワードで10点を挙げており、数字上は向上している。ただ二桁得点を挙げた選手は誰ひとりおらず、チーム得点王もシャドーとしてプレーしたマルシオに奪われる始末。CFがこの成績でよく3位まで来られたな・・・というのが、管理人の率直な感想である。
補強に関しては間違いなく必要だろう。噂になっている興梠は、素晴らしい補強だと思うが、計算できるCFが興梠と原口だけでは、ACLを含めた過密日程は乗り越えられない。ポポの放出を決めていることで、外国人枠もひとつ空く訳だし、それをCFの補強に是非とも使ってほしい。「ワシントンクラスを連れてこい!」とは言わないが、せめて安定して二桁は取ってくれる選手は欲しいところ。もちろんフロント主導ではなく、ミシャのお眼鏡に適った選手を連れてくるというのは、大前提だけども。
今のところ、外国人FWの補強についての報道は、耳に入ってこない。水面下で動いていることを期待したいし、今年以上の成績を残したいのなら、補強に動くべき。今後のフロントの動き及び報道の流れを注視したいところである。
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https://twitter.com/redswing3250
posted by あか |12:06 |
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