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〔ブエルタ〕第2ステージ 魔法の絨毯で加速の優勝候補ニーバリ まさかの失格!

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観戦:JSPORTS 大会:ブエルタ・ア・エスパーニャ2015 開催:2015年8月23日/第2ステージ
豪華な5強争いで賑わったツール・ド・フランスから1か月。 コンタドールを除く実力者がそのまま灼熱のスペインに参戦してきた。
初日第1ステージは顔見せ的なチームタイムトライアル。 この第2ステージが実質的にレーススタートとなる。
◆残30キロ辺り グランツールには付き物の落車が、しかも大規模な落車が2日目にして発生した。 大落車に巻き込まれたメイン集団は足止めを食らう。 後方の落車に巻き込まれなかった逃げの選手たちはどんどん先に進んでいく。
この時、優勝候補ヴィンチェンツォ・ニーバリ〔アスタナ/イタリア〕の姿が映った。 自身の自転車が故障し、チームカーの到着を待ちながら、 血まみれのチームメイトの横を不機嫌そうに歩いていた。
バイク交換後は、ニーバリの巻き返しが始まった。 チームメイト3名と合流し、アシストの牽引で、前方集団を追走する体制を整えた。
◆残17キロ辺りから ニーバリはアシストの引きを要せずに、単独で前方の選手を次々と抜き始めた。 遅れを取り戻すために、己の力で状況を打破していく。 このごぼう抜きの姿勢には、ブエルタ2010、ジロ2012、ツール2014という3大グランツールを制したスーパースターの本気の怒りが放出されていた。
ところが、ここで不思議な事件が起きた。
◆残15キロ 20人程度の集団の先頭に出たニーバリにチームカーが追い付く。 助手席のスタッフと何やら話をしたかと思うと、 車の加速と同じスピードで並走したまま、一気に前方に消えてしまった。
解説の土井雪広選手曰く「魔法の絨毯ですね!」
ペダルの回転では不自然すぎる加速。明らかにチームカーに掴まっていたとしか思えない。 チームも意図して、ニーバリをワープ的に輸送したと考えられる。 あの数秒間の“電動自転車”の乗り心地は最高だろう。オートバイ並みの加速だった。
しかし、この荒業は、上空カメラにしっかり捉えられていた。
翌日第3ステージ中継の最初で、ニーバリ失格処分の情報を知った。 どこかでセーフだろうと思っていたロードレースの灰色部分。 プロレスの5カウント以内反則OK的な範囲では済まされなかった。 あまりにも度が過ぎる“魔法の絨毯”の行先は、ブエルタ失格という汚点だった。
偉大な実績を誇るニーバリは早くも第2ステージでブエルタを去ったが、来年は正々堂々としたニーバリの巻き返しを期待したいと思う。



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