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〔アムステルゴールドレース〕クヴィアトコウスキー優勝でアルカンシエルを輝かせる!

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観戦:JSPORTS 大会:アムステルゴールドレース2015 開催:2015年4月19日
「北のクラシック3連戦」が終了し、続いて「アルデンヌクラシック3連戦」が始まりました。

『第50回アムステルゴールドレース』はオランダが舞台。 全長は258キロのワンデイレース。 特徴として、34回の上り坂が登場し、さらに細かいコーナーが連続することから「1000のカーブ」のレースと呼ばれている。
レースは残107キロ(151キロ通過)から中継開始となった。

興味深かったのは、この大会に4度の出場歴があるゲスト・土井雪広選手の解説だった。 「アシストのどういう動きに注目すべきか」という視聴者の質問に明快に答えてくれた。

今大会は1チーム8人体制であるため、エース1人+アシスト7人のチーム編成となる。

①大集団の先頭を、BMCとモヴィスターのアシスト選手が牽引してコントロールしている。 この2チームはそれぞれ、フィリップ・ジルベール〔BMC〕、アレハンドロ・バルベルデ〔モヴィスター〕という優勝候補のエースを擁している。 集団牽引の犠牲と引き換えに、大集団の雑踏の中で他チームは、BMCやモヴィスターの2チーム選手の邪魔をできないという“暗黙のルール”がある。つまり、エースを含めた2チームの選手は、大集団の前方の位置に進みやすくなる。

②逃げ集団に入っていないチームは、極力、大集団(第2集団)のコントロールに参加しなくてはならないという“暗黙のルール”がある。

ただし、ルール化されていない“暗黙のルール”は、状況によっては守られない場合もあるとしても、本場で揉まれた土井選手の解説でロードレースの奥深さを楽しむことができます。
レースは、残40キロを切ると細かいアタック合戦が続き活性化されてきた。 そして、まだまだ襲ってくる上り坂たちが、選手のスタミナを奪っていく。
◆残27キロ地点 先頭5人の中からヴィンツェンツォ・ニーバリ〔アスタナ〕がアタックを仕掛ける。 土井選手の解説:「ニーバリの狙いは、同じ先頭集団のトニー・マルティン〔エティクス・クイックステップ〕。トニーに攻撃を仕掛けることが、後続メイン集団のクヴィアトコウスキー〔エティクス・クイックステップ〕へのプレッシャーとなる」
◆残21キロ地点 31個目の坂「3回目登場 名物カウベルグ」(登坂距離1.2m、平均勾配5.8、最大勾配12%)。 土井選手の解説:「後続集団から誰かがアタックを仕掛けたとしても、クヴィアトコウスキーは集団を引く必要はない。なぜなら、エティクス・クイックステップのトニー・マルティンが先頭集団で頑張っているから。このトニーの頑張りもエースを助けるための大事なアシストの動きとなる」
ニーバリとトニー・マルティンの駆け引きが続くうちに後続メイン集団に吸収される。

◆残3ロ地点 大観衆で盛り上がるラスト34個目の坂「4回目登場 カウベルグ」。 ここで、昨年優勝の本命フィリップ・ジルベール〔BMC/ベルギー〕が強烈にアタック! マイケル・マシューズ〔オリカ・グリーンエッジ〕も負けじと強力な追いを見せる。
◆残1キロ地点 17人ほどの集団が最後の直線でゴールスプリントを目指す。   ↓ 残400mでは後方にいたクヴィアトコウスキーが、残200mから豪快な末脚で10人以上を抜き去る!   ↓ ゴールライン手前で勝利を確信したクヴィアトコウスキーが両手万歳。 その時、それまでは見えることが無かった身体正面のアルカンシエルの模様がはっきりと映った。まさに、世界選手権覇者の強さで、鮮やかな虹を輝かせた瞬間だった。
最終結果は、 優勝:ミカル・クヴィアトコウスキー〔エティクス・クイックステップ/ポーランド〕    6時間31分49秒 2位:アレハンドロ・バルベルデ〔モヴィスター/スペイン〕 3位: マイケル・マシューズ〔オリカ・グリーンエッジ/オーストラリア〕
表彰式では、シャンパンファイトの代わりにメインスポンサーのアムステルビールで乾杯。 クヴィアトコウスキーは生ビールを一気飲みして、スポンサーを喜ばせ、地元オランダのビール愛好者の気持ちをグッと惹きつけた。
クヴィアトコウスキーの最後に爆発した脚力温存には、トニー・マルティンの踏ん張りは見逃せない。

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